497記事目

【伊勢市】「味の来々軒」老舗の中華料理店!あの有名な巨匠のもとで修業した店主|メニュー・駐車場

公開日:2022年08月05日

こんにちわ、ケンチェラーラです。

三重県伊勢市川端町にある「味の来々軒」に行ってきました。

古くからこの地で営業を続ける老舗の中華料理屋さんで、業界ではかなり有名な料理人のもとで修業を積んだ方が店主を務めているお店です。

建物はかなり年季が入っており、いつもお店の横を素通りしてしまっていたので、なかなか訪れる機会がなかったですが、今回はご縁があってお邪魔してきました。

実際に食べた感想やお店の特徴について詳しくまとめたので参考にどうぞ。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 11:00~14:00・17:00~22:00
定休日 月曜日
電話 0596-22-2788
予算 1000円~
場所 三重県伊勢市川端町231-1
備考 予約可・カード可
リンク 味の来々軒 公式HP




伊勢市にある老舗の中華料理店「味の来々軒」とは?

三重県伊勢市で40年以上もの間営業を続ける「味の来々軒」

市内で安くてお腹いっぱい中華料理を食べたくなったら、間違いなくオススメできる中華料理店です。

料理の種類は非常に豊富で、中国の四大料理と謳われる四川、上海、広東、北京の主な料理は取り揃えており、辛さを追求したものだけでなく、日本人の口に合うようにマイルドな仕上がりに整えた料理を提供しています。

店主の中川元夫さんは若かりし頃、中華の鉄人と世間を騒がせた陳建民氏・陳健一氏のもとで修業を積み、中華に精通する料理人としての腕を磨かれました。

お店で提供する料理は全て素材の組み合わせを熟考し、中華料理ならではの高温の鍋と油を使って豪快に調理を行っているとか。

本場の中国料理店や高級ホテルで楽しむ本格的な中国料理を安心価格で堪能できるのがこのお店最大の特徴でしょう。

「本格中華の大衆食堂」として日夜料理の腕を磨く店主。リーズナブルな価格でこのクオリティの中華を楽しめることに感謝(謝謝)ですね。

味の来々軒のルーツにあたる陳建民と陳建一とは?

味の来々軒の料理長を務める中川元夫さんの生みの親である陳建民と陳建一とはいったい誰なのか?

ご存知の方も多いとは思いますが、一応説明をしておきます。

陳健民とは日本における四川料理の巨匠と言われた料理人。

中国で生まれ、日本に四川料理を伝播させた第一人者と言われ、1990年まで料理人としての技術や経験を多くの弟子たちに承継。

その息子である陳建一は、同じく中国料理の巨匠と言われ、テレビ番組の「料理の鉄人」への出演でその名を全国に知れ渡らせました。

建一氏は、日本中国料理協会会長を務めるなど、この業界では相当有名な方です。

その二大巨匠のもとで若かりし頃に料理修業を行った店主・・・その味は間違いないですね。

店名の由来

味の来々軒の近くには来来亭というお店があります。なぜ、中華料理店には「来来」や「軒」と付くお店が多いのか。「来来」は中国語で「来てね」という意味です。その歴史は辿ると非常に長いのですが・・・明治時代に創業した「来々軒」という伝説の中華料理店が東京都浅草にありました。元々「〇〇軒」は西洋料理店に使われた名前だったのですが、中華料理でも人気のある店を作りたいという思いから「来々軒」という名前が付けられるようになりました。この浅草の「来々軒」は現在の町中華の原型のような店にあたるのですが、この商標登録は第二次世界大戦中に期限切れとなり、「来々軒」という名前を付けた中華料理店は日本全国に拡大。その影響を色濃く受け、味の来々軒になったと推察できますね。

お店へのアクセスと駐車場について

お店は伊勢市川端町、県道37号線(旧23号線)沿いにあります。

松阪方面から伊勢市駅に続く度会橋のすぐ手前にあるので、比較的分かり易いと思います。

徒歩でアクセスすることも可能ですが、駅から少し距離がるので車での来店がベストでしょう。

駐車場はお店横の敷地および店舗1階に30台分確保されています。

休日のお昼は混雑していることもありますが、大人数で利用する場合を除いて予約は不要だと思います。

店内の様子は?

味の来々軒では、市内限定で配達を行っており店先には配達車が停車しています。

お店は階段を上がって2階にあり、店内は外観とのギャップが大きく非常に奇麗な空間が広がっています。

入店してすぐ目の前に厨房が広がっており、数人のシェフが真剣な眼差しで調理に取り組んでいました。

座席は、掘りごたつ席、カウンター席、テーブル席の3種類で、1人でも複数人でも来店しやすい雰囲気。

ホールには女性のスタッフが2名ほど滞在しており、提供時間は中華というだけあって早かったです。

店内には常連客さんのボトルや珍しい中国酒が飾られていました。

また、中国らしい掛け軸なども店内の至る所に見られ、なかなか本格派の雰囲気。

何よりも年配の女性店員さんの腰が非常に低く、見ていて気持ちが良い接客で大変印象的でした。

 

味の来々軒のメニューを紹介

  • 創業の味シリーズ
  • 来々軒中華飯セット(900円)
  • 来々軒五目ラーメンセット(900円)
  • 海鮮あんかけ焼きそばセット(1100円)
  • 天津飯セット(900円)
  • 八宝菜セット(850円)
  • 青椒肉絲セット(1100円)
  • 五目チャーハンセット(850円)
  • 酢豚セット(950円)
  • 本格四川料理
  • 来々軒四川麻婆豆腐セット(1100円)
  • 来々軒四川担々麵セット(950円)
  • 来々軒エビチリセット(1100円)
  • 汁なし担々麵セット(950円)
  • 回鍋肉セット(850円)
  • おまかせセット(950円)
  • お子様セット(600円)
  • 炒飯・ご飯類
  • かにチャーハン(800円)
  • エビチャーハン(730円)
  • 五目チャーハン(680円)
  • 海鮮あんかけチャーハン(1100円)
  • 石焼フカヒレあんかけチャーハン(2000円)
  • 来々軒の中華飯(680円)
  • 天津飯(720円)
  • 鶏丼(780円)
  • 八宝菜丼(800円)
  • 回鍋肉丼(800円)
  • 麻婆飯(700円)
  • 四川麻婆丼(980円)
  • ライス(250円)
  • 麵類
  • 伊勢糀屋淡雪醤油のラーメン(680円)
  • 伊勢糀屋淡雪醤油のチャーシュー麺(800円)
  • フカヒレラーメン(2200円)
  • 五目ラーメン(780円)
  • 特製チャンポン麺(780円)
  • 四川担々麵(800円)
  • スープ
  • フカヒレスープ(1580円)
  • おこげ
  • 五目おこげ(880円)
  • 麺類・焼きそば
  • オイスターソースの焼きそば(780円)
  • 海鮮エビあんかけ焼きそば(850円)
  • 肉料理
  • 鶏のチリソース(600円)
  • 鶏の照り焼き(600円)
  • 回鍋肉(650円)
  • 酢豚(670円)
  • 鶏肉とカシューナッツの辛子炒め(630円)
  • 青椒肉絲(780円)
  • 海鮮料理
  • ホタテとレタスにフレッシュ炒め(780円)
  • 紋甲イカとブロッコリーのピリ辛炒め(600円)
  • 芝エビのマヨネーズ炒め(680円)
  • エビのチリソース(680円)
  • 気仙沼産フカヒレの姿煮(5000円)
  • 野菜料理・玉子料理
  • 八宝菜(650円)
  • 玉子とろとろのかに玉(750円)
  • 麻婆豆腐
  • 四川麻婆豆腐(850円)
  • 石焼四川麻婆豆腐(980円)
  • 辛くない麻婆豆腐(700円)
  • 前菜・サラダ
  • 生ハムの春巻きサラダ(660円)
  • 揚げタコのカリカリサラダ(660円)
  • 奥伊勢七保鶏の棒棒鶏(650円)
  • しゃきしゃきくらげのサラダ仕立て(600円)
  • 飲茶
  • 焼き餃子(400円)
  • 小籠包(420円)
  • エビ蒸し餃子(420円)
  • 水餃子(500円)
  • エビ焼売(420円)
  • 肉焼売(420円)
  • 揚げ物
  • 若鶏の唐揚げ(480円)
  • 油淋鶏(580円)
  • デザート
  • ゴマ団子(420円)
  • ハリネズミと桃の饅頭(360円)
  • マンゴープリン(350円)
  • クリーミー杏仁豆腐来々軒スペシャル(380円)
  • アイスクリーム(350円)
  • シャーベット(480円)

創業当初から不動の人気を誇るのは「中華飯」「五目ラーメン」「天津飯」とのことです。

メニュー数が非常に多いので、迷った時は創業の味シリーズから選んでおけば間違いないでしょう。

お手頃なら値段でお腹いっぱい食べたいなら「本格四川シリーズ」がオススメ。

テイクアウトも可能なので、詳細はお店の方に確認してみてください。

お酒は記載を割愛していますが、ラインナップが非常に充実しており、ビール、焼酎、サワーなどの定番はもちろん、各種中国酒が多数そろっていました。

食事は1000円~1500円程度の予算でしょう。

セットメニューを注文すると男性の方でも必ず満腹になると思います!また、単品メニューをつまみながらお酒で優勝するのもありですね。

今回食べたものを紹介!

町中華というよりは、チェーン展開する中華料理店というイメージが強かったお店。

お店の特徴や歴史について知るほど、興味が湧いてきますね。

店頭の厨房では、強火でド迫力の鉄鍋調理を行っており、なかなかの迫力に圧倒されました。

今回も簡単に食レポをさせていただきます

早速、ペロペロしていきましょう!

おしらせ

ケンチェ飯では三重県グルメ全店舗制覇を目指して、どこよりも詳しいグルメ情報をお届け!

Instagramでは、随時DMでフォロワー様からの提案・ご意見を受付中!
また、フォロワー限定のイベントなども・・・!?

フォローしてお得な情報をゲットしてね!

フォロー

来々軒四川担々麵セット(950円)

お昼時にお邪魔したので、今回は四川担々麵セットでお願いしました。

担々麵、白米、サラダ、小鉢がセットになって1000円切りという、インフレや円安を無視した驚異の価格。

このボリュームはランチにしては十分すぎますね。

まずはメインの四川担々麵。

スープは練り胡麻がベースとなっており、豆板醬と辣油がたっぷり。

一般的なお店では日本人向けに豆乳を加えてマイルドな口当たりに仕上げることも多いのですが、このお店では商品名に”四川”と入るだけあって、結構辛い仕上がりとなっていました。

スープをすすと胡麻の甘味が口の中一杯に広がり、後から豆板醬と辣油の刺激がジワジワとやってくる感じ。

辛さの余韻も長く、なかなか本格派の四川料理といった率直な感想。

辛いものが苦手な私ですが、洪水警報直前の鼻汗を垂らしながら完食。

スープ上部にはたっぷりの挽肉。

粉山椒と一緒に炒めてあり、これもまたアクセントになって良し。

もやしの食感とチンゲン菜も定番のトッピング。

麺は結構カドがある感じで、中細麺を採用。

ドロッとした胡麻スープをよく絡めてくれます。

流石に、食後の甘いデザートは必須ですね。

若鶏の唐揚げ

唐揚げは、やや衣が薄め。

若鶏なので柔らかく、非常に食べやすかったです。

来々軒五目ラーメンセット(900円)

お店で不動の人気を誇る五目ラーメン。

油淋鶏とセットでお願いしました。

五目ラーメンは、野菜がたっぷり入っており、筍、人参、ネギといった鉄板の野菜をはじめ、ゴロゴロとした豚肉が入っています。

鶏ガラベースのスープで、適度な旨味とふわっと広がる出汁の香り。

一般的なラーメンとは異なる、どちらかというと老舗の中華そばというイメージに近い一杯でした。

このたっぷりの具材を白米の上にダイブさせて、猛烈な勢いで食べるのが最高なのです・・・。

麺は担々麵同様のものですが、やや茹で時間を変化させている印象。

あっさりとした一杯ですが、具材が盛り沢山なこともあり、なかなか満足度の高いラーメンでした。

油淋鶏

かなり甘味のあるタレで付けた油淋鶏。

可もなく不可もなく。

小籠包(420円)

無性に食べたくなったので、小籠包も追加で注文。

中華街で食べるあの小籠包のような肉汁ブシャーではありませんでしたが、臭みもなく丁寧に作り込んでいる印象。

どれを食べても、それなりのクオリティで提供され、流石は陳一族のもとで修業しただけのことはあると感じました。

クリーミー杏仁豆腐

杏仁豆腐もなかなかの量で提供されます。

手作り感満載のスイーツで、ミルク感も程よく感じ取れます。

食後の〆には最高でした。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆
  • 一言:低価格でコスパ最強の中華料理

味の来々軒様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!




味の来々軒に行った感想

三重県伊勢市にある中華料理店「味の来々軒」。

満足度の高いボリュームなのですが、非常に低価格で大衆想いなお店という印象で、外観とは結構ギャップのあるお店だと感じました。

メニューの種類も多いので、何度行っても飽きることなく楽しむことができると思います。

皆様も伊勢に遊びに行く際は是非お立ち寄りください。

本日も最高のペロペロでした!