【伊勢市】「割烹 大喜」の会席料理を食べてきた!宇治山田駅から徒歩1分の老舗(メニュー・店内様子)
こんにちわ、ケンチェラーラです。
三重県伊勢市にある割烹料理屋「大喜(だいき)」に行ってきました。
幼少期の頃、両親から「あそこの割烹料理は高いのよ!」と何度も言い聞かされ、今に至るまでなかなか足を運べずにいました。
23歳になってようやくお店にお邪魔する機会があったので、贅沢に昼間から会席料理を満喫してきました。
お店の様子、特徴、食べた感想などを詳しく紹介していきます。
敷居が高いお店だと思うので、この記事でしっかり下調べしてから食べに行ってみて下さい。
それでは、ペロペロしていきましょう!
営業 | 11:00~21:30 |
---|---|
定休日 | 無休 |
電話 | 0596-28-0281 |
予算 | 3000円~ |
場所 | 三重県伊勢市岩渕2丁目1-48 |
備考 | 予約可・全席禁煙・カード可 |
リンク | 公式HP |
天皇陛下が愛するお店!?「大喜」とは?
1945年11月1日、宇治山田駅前にオープンした「大喜」。
アメリカ軍による空襲でこの辺り地域一帯は焼野原になっていた頃に開業した歴史あるお店です。
当時の伊勢は「神都」と呼ばれており、国家重要都市に指定されていました。
昭和、平成、令和と創業76年の老舗である「大喜」は、今では宮内庁・神宮司庁御用達のお店として天皇陛下も足を運ぶお店となっています。
料理は会席料理、一品料理など伊勢志摩産の新鮮な海の食材をはじめとした和食が中心となっています。
また、2017年にTBSで放送された「バナナマンのせっかくグルメ」で目にした人も多いのではないでしょうか。
割烹料理、会席料理と聞くと数万円の予算を想像しがちですが、大喜では比較的リーズナブルに食事を楽しめるのが魅力の一つだと思います。
定食、弁当、お寿司も1000円程度で堪能することができます。
記念日などにぴったりなお高い会席料理もあるので、幅広いお客さんに親しまれる理由が分かりますね。
お店へのアクセスと駐車場について
大喜は近鉄宇治山田駅から徒歩1分の場所にあります。
伊勢市駅方面へ少し進むと二階建ての木造建築が見えてくると思います。
駅前の超一等地にあるので駐車場がないと思いきや、流石は老舗ということもありお店横40台分確保されています。
当日来店することもできますが、大人数またはお座敷を希望する場合は事前に予約をしておくようにしましょう。
コース料理の場合は予約をして、お座敷で食べた方が雰囲気を楽しむことができると思います!
店内の様子は?
2012年に一度リニューアルオープンされたそうです。
お店は一階と二階からなり総座席数は112席で、割烹着の女性が接客してくれます。
一階はテーブル席、カウンター席、奥に個室があります。
会話の声などが適度にある一般的なお店に近い感じなので、リラックスして食事できると思います。
昭和27年の建築当時より使っているという分厚い桧の一枚板があるそうなので、是非確認してみてください。
掃除が行き届いており、清潔感も一流のお店でした。
階段またはエレベーターで二階上がると、個室がたくさんあります。
それそれのお部屋には名前が付いており、お座敷で食事を楽しむことができます。
高級割烹料理を食べに来たという感じがあって、なかなか良い雰囲気でした。
お部屋は和を象徴するような落ち着いた雰囲気。
スタッフがお料理を丁度良いタイミングで運んできてくれます。
会席料理の食事時間は1時間30分くらいでした。
一番左の「白滝」という部屋からは宇治山田駅が一望できました。
部屋の指定はできないので、どこになるかは行ってからのお楽しみとなります。
大喜のメニューを紹介



- 会席料理
- 伊勢海老コース(11000円)
- 季節の会席料理(5500円)
- 宴会プラン(4000円)
- 鮨・丼
- てこね寿司(900円)
- にぎり盛り合わせ(1000円)
- 特上にぎり(3000円)
- 上にぎり(2000円)
- ちらし寿司(1000円)
- 上ちらし(2000円)
- お子様にぎり(800円)
- 鉄火巻き(1800円)
- 天巻き(800円)
- 太巻き(800円)
- 上太巻き(1500円)
- さば松前寿司(1500円)
- 天丼(900円)
- うな丼(2200円)
- 上うな丼(2800円)
- 特上うな丼(4000円)
- 鉄火丼(1500円)
- 鯛茶漬け(1200円)
- まぐろ茶漬け(1500円)
- 天ぷら茶漬け(700円)
- のり茶漬け(500円)
- 弁当・定食
- 松花堂弁当(3000円)
- 江戸弁当(1000円)
- 三段弁当(2000円)
- お子様弁当(1000円)
- 海老フライ定食(1500円)
- 牡蠣フライ定食(1500円)
- 刺身定食(2000円)
- てこね定食(1700円)
- 天ぷら定食(1500円)
- 伊勢海老定食(5000円)
- 一品料理
- 海老フライ(1000円)
- 野菜炊合せ(500円)
- 茶碗蒸し(500円)
- たこぶつ(800円)
- たこ酢(800円)
- 生雲丹(時価)
- イクラ(時価)
- もずく(500円)
- 南蛮漬け(400円)
- 漬け物盛り合わせ(300円)
- 天麩羅盛り合わせ(1000円)
- 刺身盛り合わせ(1300円)
- しめさば(800円)
- 野菜天ぷら(500円)
- 穴子天ぷら(900円)
- 鯛あら煮(800円)
- さめのたれ(500円)
- ドリンク
- キリン一番搾り(650円)
- アサヒスーパードライ(650円)
- 神都ビール(650円)
- エビスビール(750円)
- プレミアムモルツ(750円)
- キリンフリー(450円)
- 清酒(550円)
- 焼酎(550円)
- ウイスキー(550円)
- ワインボトル(4500円)
- あらごしみかん酒(550円)
- ソフトドリンク(300円)
会席のコース料理、または一品料理で食事をする感じですね。
季節によって料理の内容は変化し、旬のものが盛り沢山となっています。
贅沢にいろいろ楽しみたい方には「会席料理」がオススメ。
お手頃な価格でランチを済ませたい方には「弁当・定食」がオススメ。
三重県の地酒をはじめアルコールも揃っているので、一品料理を皆で摘まみながら豪遊するものありですね。
海鮮に力を入れいるお店なので、お刺身や伊勢海老が人気とのことです。どの料理も板前さんが丁寧に調理してくださっているので、美味しいことは間違いないと思います!
- 宇治山田駅前にある老舗
- 天皇陛下御用達のお店
- 意外に安く食べれる
今回食べたものを紹介!
今回は調子に乗って「季節の会席料理(5500円)」でお願いしました。
ケンチェ飯のケは「ケチのケ」なので、昼間からこの値段の食事をすることは滅多にありませんが・・・。
ということで、二階の個室お座敷で数時間かけて食事を楽しんできました。
ちなみに今回食べたコースは「秋」をテーマにしたものだそうです。
早速、ペロペロしていきましょう!
先出し
華やかな金色の敷物で老舗割烹の存在感を放つ料理。
先出は「スモモの食前酒」と「二段小鉢」。
この時期はどこのお店でも季節物は桃を使用していることが多いですが、敢えて少しずらしてくる感じがいいですね。
小鉢には可愛らしいお寿司と栗きんとん。
甘酢がほんのり香る柔らかめのシャリが大変美味しく、普通に握りを注文したくなる美味さ。
こちらは鮑子、打たせ海老の揚げ物、いちじく白和え。
カリッと揚げられた海老から感じる甘味が極上で、鮮度の良さが濁すことなく表現してありました。
白和えは胡麻が効いた豆腐にいちじくを混ぜるという、稀に見ぬ組み合わせでしたが大変上品な味わいで美味しかったです。
向付
向付は鰹と鯛のお造り二種盛り。
丁寧に盛り付けられたお刺身や飾り物には板前さんの仕事を感じますね。
あまりに鮮度が良かったので「産地はどこですか?」と尋ねると、鰹が志摩産、鯛が南伊勢産とのことでした。
血の気や臭みは一切ありませんでした。
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フォロー八寸
人生初の味わいであった「海老芋もんじゅうの鶏そぼろいこみ」。
表面はカリッとした食感があり、中はふわっと立体感。
非常に細かく刻まれたレンコンのシャキシャキ食感が際立ち、中には饅頭の餡子のように鶏そぼろがたっぷり詰まっています。
甘めの餡で全体の味に統一感を持たせつつ、少量のワサビでアクセントを加えたものでした。
非常に上品な味付けで、平安貴族のお膳に並びそうな料理でした。
こちらはモズクを酢で〆た一品。
キュウリの包丁仕事が光る逸品で、視覚でも十分楽しむことができました。
焼き物
熱々の鉄板にのってやってきた美味しそうなステーキ。
彩り豊かな焼き野菜と松阪牛のサイコロステーキが贅沢に盛り付けられた一皿です。
茄子には二種の味噌が添えられており、非常に甘味が強かったです。
個人的に今日のメインディッシュのである松阪牛。
小さくカットされたオニオンと甘めのソースで味付けされ、お肉には細かい切れ目が入っていました。
お肉そのものが、おそらくA5ランクのもので、超級の肉汁が染み出してきました。
やはりお肉は美味いですね。
炊き合わせ
炊き合わせは「冷やしのっぺい」でした。
「のっぺい」とは新潟県の郷土料理で、野菜などをすまし汁で煮込み、くず粉をといて加えた料理のことです。
具材はは冬瓜、南瓜、いんげん、ニンジン、コンニャクと季節物が中心。
非常に低温の状態で提供されますが、一度煮込んだものを冷やすことで煮汁を食材にたっぷり染み込ませているのでしょう。
具材の深部まで染み込んだ煮汁、そしてそれを包み込むように胡麻ダレが周りにかかっていました。
コンニャク一つとっても細かい包丁が入っており、細部にこだわる職人魂が垣間見えました。
ご飯物
さて最後の〆には、白米と小鯛の赤出汁。
お漬物三種と白米を一緒に食べ進めながら、時折赤出汁をすすっていきます。
流石は魚にこだわりのある大喜、赤出汁には小鯛の頭が丸々入っていました。
細かい骨などは処理済みで、鯛の贅沢な旨味がギュッとお汁に溶け込んでいました。
鯛は成魚に比べ、稚魚の方が臭みが少ないのかな。
水菓子
最後のデザートは、カスタードクリームで仕立てた葡萄ゼリー。
さっぱりした味わいで、食後のお口直しにぴったりでした。
食事の時間が長いので、大食い男子である私でも十分お腹いっぱいになることができました。
- 満足度:☆☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:やはり割烹料理は美味すぎる。
大喜様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!
大喜に行った感想
伊勢市宇治山田駅前にある割烹料理「大喜」。
天皇陛下御用達のお店と聞いており、実際に行くまでは敷居が高いお店であると勝手に決めつけていました。
しかし、メニューを見ると我々一般市民でも気軽に行ける料理ラインナップとなっており、もっと早くに行っておけば良かったと感じました。
料理は流石のクオリティのものが多く、一流の食に触れることができ大変勉強になりました。
今後も己の舌を肥やすべく、美味しいものをいっぱい食べて行こうと思います。
本日も最高のペロペロでした!