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【伊賀市】「FIVE TASTE ZEN」大人気のお寿司屋さん!店主の経歴や食べた感想を紹介|メニュー・駐車場

公開日:2022年04月06日

こんにちわ、ケンチェラーラです。

三重県伊賀市にあるお寿司屋さん「FIVE TASTE ZEN(ファイブ・テイスト・ゼン)」に行ってきました。

オープンしてまだ間もないお店ですが、グルメ界隈では頻繁にその噂を小耳に挟むので非常に気になっていたお店の一つです。

今回は善のフルコースである「鮨会席 善コース」を堪能してきたので、その詳細を詳しく紹介させていただきます。

お店の特徴、店主の経歴、食べた感想などを中心にまとめてみたので参考にしてみてくださいね。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業(月曜・火曜) 18:00~22:00
営業(水曜~土曜) 12:00~14:00
定休日 日曜
電話 0595-48-7715
予算 2000円~
場所 三重県伊賀市上野桑町1478ー6
備考 予約必須・カード可
リンク FIVE TASTE ZEN 公式HP




伊賀市にあるお寿司屋さん「FIVE TASTE ZEN」とは?

2020年11月2日、三重県伊賀市にオープンした「FIVE TASTE ZEN」

伊賀市にある少しお高いお寿司屋さんですが、年々人気が急上昇している人気店です。

お店のスローガンは「焼きたて、揚げたて、握りたて。そして少しの遊び心。」というもので、どれだけ忙しくても作り置きすることなく、お客様の目の前で調理し、すぐに提供するスタイルとなっています。

店名の由来は、料理の基本味である甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の5大要素と店主の名前に因んだもので、なかなかインパクトがあるものとなっていますね。

お店では握りはもちろんのこと、天麩羅、肉、小鉢など多種多様なジャンルの料理を提供。

一般的なお寿司屋さんでは、握りに特化しているお店が多いのですが、善ではその常識に囚われない料理の幅が確立されており、まさに「FIVE TASTE」の店名にふさわしいと言えますね。

一品一品の細部に至るまで、職人のこだわりがとことん見られるので、五感を使ってしっかり堪能するようにしましょう。

善の楽しみ方

昼間は2000円程度で食べることができる寿司コースがあるので、「高級寿司は敷居が高くて・・・」という方には、まずはランチがオススメ!夜は高級なコースとなりますが、予算に応じて様々なコースがあるので、目的や食べたい料理に合わせて選択するとよいでしょう。

職人さんが握るお寿司は、前提知識があった方がより深く楽しむことができると思うので、ここからはもう少し詳しく善の魅力を紹介していきます!

大将の経歴について

善の大将は1983年生まれ、24歳の時に寿司の世界に入られた伊賀市出身の「前田 善之」さん。

幼少期に出会った漫画に触発されて料理人を志し、そのこともあって辻調理師専門学校に進学。

卒業後は大阪で修業を積み、伊賀上野で念願のお寿司屋さんをオープン。

しかし、4年後に公邸料理人として1年ほどアフリカの日本大使館で料理人を務められ、帰国後の2018年には大阪の東心斎橋で「FIVE TASTE ZEN」を開業。

コロナを機に大阪から撤退し、地元である伊賀で再度お店をオープンするに至りました。

ジョークなども織り交ぜながら、お客様を楽しませる非常に気さくな大将という印象でした。

店主の家系は代々職人というわけでもなく、善之さんのみが寿司の道を進まれたそうです。日頃が多忙が故に、あまり寿司屋含め外食ができないそうです・・・。




熟成と新鮮の両立を図ったネタ

お店で提供するネタは、大阪府にある発祥300年の歴史を誇る「木津卸売市場」で仕入れを行っているそうです。

店主は毎日、大阪から車で通勤しているということもあり、朝は5時頃に目覚め、仕入れを行った後に伊賀まで車を走らせているとか。

ネタは熟成して旨味を増加させるもの、鮮度を重視して魚を締めてすぐに提供するのものの2種類の両立を図っています。

調理方法も多様で、炙り・焼き・生・揚げなど食材の良さを最大限引き出す工程を踏んでお客様に提供しています。

独学で習得した調理方法も多く、実際にお客様の感想をもとに少しずつ料理を改善していくスタイルだそうです。

ちなみに、常連客になると創作段階での料理を食べれる場合があるそうですよ・・・。

目の前で繰り広げられる、非常に丁寧な包丁仕事、繊細な盛り付けをしっかり目に焼き付けましょう!

お店へのアクセスと駐車場について

お店は伊賀上野の大通り沿いにあり、茅町駅から424mほどの場所にあります。

少し距離はありますが、上野市駅からも徒歩でアクセス可能なので、お酒を嗜むこともできると思います。

大きな看板などは一切出ておらず、非常に分かりにくいで頑張って探してください。

駐車場はお店前に1台分、道路を挟んで反対側に数台分確保されています。

お店は非常にシンプルな外観で、初見では「本当にお店?」と思うかもしれませんが、よく見るとしっかり店名が書かれています。

ランチは数週間前に予約しておいた方がよいと思います。

ディナーはランチと比較すると座席に空きがありますが、必ず事前に公式サイトから予約をしておくようにしましょう。

店内の様子は?

お店の外観は極めて研ぎ澄まさており、一見では入りずらい雰囲気となっています。

店内はカウンター7席のみの空間で、外にトイレが併設しています。

ジャズがBGMとして流れる落ち着いた雰囲気で、黙食というよりは同席者や大将とお話しながら食を楽しむ感じとなっていました。

それが故に、あまり気を張ることなく、リラックスした状態でお寿司を楽しむことができると思います。

カウンター席には直接照明が採用されており、料理が美しく見えるように工夫が凝らしてありました。

厨房に並べられた仕事道具も非常に手入れが行き届いており、非常に好印象でした。

また、店員さんは大阪時代から一緒に働いている女性と店主の2名で、非常に息の合った接客で見ていて気持ちが良かったです。

 

FIVE TASTE ZENのメニューを紹介

  • 本日の献立
  • 鮨 凌コース(4500円)
  • 鮨会席 想コース(6000円)
  • 鮨会席 凜コース(8000円)
  • 鮨会席 善コース(12000円)
  • ランチ
  • マグロ丼(1500円)
  • 海鮮丼(1500円)
  • 上握り(2200円)
  • お持ち帰り
  • 上巻(1500円)
  • 穴子押し(2500円)
  • うなぎ棒寿司(3500円)
  • サバ棒寿司(2000円)
  • お飲み物
  • ビール
  • キリン一番搾り
  • アサヒ
  • エビス
  • ノンアルコール
  • 焼酎
  • 二階堂
  • 麦凌山
  • 天草
  • 黒霧島
  • 千鶴
  • 青耐
  • 梅酒
  • 花札梅酒
  • 果実酒
  • あらごし 桃
  • あらごし みかん
  • 日本酒
  • 満寿泉
  • 大那
  • 立山
  • 白龍
  • 恵那山
  • グラスワイン
  • 岩の原葡萄園 善
  • 善 スパークリングワイン
  • ウイスキー
  • サントリー角
  • 白州
  • 山崎 十二年
  • ソフトドリンク
  • ウーロン茶
  • オレンジジュース
  • コカ・コーラ
  • ジンジャーエール
  • 能勢ソーダ

昼間に来店される方の多くはコスパ最強の「上握り」を注文されるそうです。

Instagramでも最近よく目にするので、とりあえず注文するメニューとしては間違いないでしょう。

夜はコースによって肉料理、天麩羅、握りの種類が変わってくるので、予算に応じて予約するようにしましょう。

食事の予算は、ランチで1500~2000円、ディナーは4000~15000円程度でしょう。

夜は18時に営業を開始して、一回転したら営業が終了します。昼間に比べてゆったりと食を楽しむことができるので、デートや記念日に是非!

今回食べたものを紹介!

寿司に始まり、寿司に終わる。

今回は最高級コースの「鮨会席 善コース(12000円)」でお願いしました。

コース全体を通して、肉だけでなく様々な食材を使ったものとなっており、非常に記憶に残る料理の数々。

詳しく食レポをさせていただきます。

早速、ペロペロしていきましょう!

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黒毛和牛のヘレ

黒毛和牛のヘレ、福岡の筍、新ジャガ、あわびの先出し。

しっかりと下処理された黒毛和牛のヘレは、脂身が少なく肉本来の香り。

牛一頭から3%程度しかとれない希少部位ということもあり、滅多に口にできない代物。

適度に塩気のある出汁と一緒に美味しくいただきました。

寿司屋さんですが、牛肉から始まる斬新さと春らしさを兼ね備えた逸品。

オコゼの造り

活きた状態で目の前に現れたオコゼ。

「今からこれを捌きます」との一声から、ダイナミックに包丁を入れる大将。

擦りワサビと合わせて提供されたのは、お造りと肝。

非常に新鮮が良いのは言うまでもないが、抜群のコリコリ感と海の香が至高。

穴子の稚魚

はじめて口にする穴子の稚魚。

透明感のある仄かな苦みからの穏やかな旨味。

新鮮なあおさの餡と一緒に麺を食べるように一気にいただきました。

各種逸品

ピンクグレープフルーツの白和え:強めの酸味と濃厚な白和え。少量ですがインパンクとのある小鉢。

ホワイトアスパラ:温度が非常に低く香りが立つ逸品で、アクセントのトマトも良き。

自家製シーチキン:熟成したキハダマグロの表面を利用した自家製シーチキン。しっかりと塩気の効いたもので、松の木のソースとの相性はこの上ないもの。

人参のカステラ:紫人参を使用したカステラ。しっとりした質感で、野菜の甘味が前面に。

貝の子:甘めの味付けで、すっと引く旨味。

タコの柔らか煮:しっかり仕事が施されたタコで、噛むほど甘味が染み出す当て。程よい歯ごたえが尚良き。

なすの揚げ出し:直前に強火で火入れした茄子。胡麻ダレで味付けされ鰹の風味がアクセントに。

クリームチーズ たくわん:クリームチーズを甘酒に漬け込んでものを使用。酒のつまみに最高。



ガリ

適度に酸味があるガリ、鮨を引き立てるように味の主張は控えめ。

最初に少しツンとくるものがあるが、すぐに引いていく職人技。

すずき

しっかりと表面に包丁仕事がみられるすずき。

シャリは尾道のリンゴ酢を使用したもので、適度な塩加減。

シャリに使用する塩はかなり研究されたそうで、現在のものが大将の中では完成形に近いそうです。

お米は伊賀米でやや柔らかめに感じました。

ネタも十分肉厚で、旨味を存分に楽しむことができる握り。

甘鯛

美しい光沢を放つ鯛。

昆布で締めたもので、バックヤードでの手間暇が垣間見える握り。

ねっとりとした旨味で、舌に纏わりつくネタがたまりませんね。

のどぐろ

脂がたっぷりのった部位を使用し、表面を軽めに備長炭で炙った握り。

炭の香りが漂い、酸味のスダチ、淡路島の塩がしっかり効いたもの。

脂身が大好きな私にとっては文句なしのネタで、無限に食べれる勢いでした。

あなごの天ぷら

10年以上もの間、店主が自信をもって提供しているという穴子の天ぷら。

目の前で豪快に開かれる穴子、身には細かく切れ目を入れ、柔らかさを再現。

天ぷら粉も揚げる直前に合成するこだわりぶりで、お店全体に何とも美しい揚げの音色が響き渡ります。

ちなみに、脂はこし油だそうです。

遊び心を感じる差しで、芽葱の上からたっぷりの醤油をかけて。

非常に立体感のある天ぷらで、ふわっとした食感は素人にも分かる職人技。

これが天ぷらかと感動しながら咀嚼すると、中からプリっとした白身が登場。

抜群の美味さ、そして完成度で大将の腕に脱帽です。

オコゼの唐揚げ

序盤に登場したオコゼの残りの部分を再度利用した唐揚げ。

食材の命に感謝し、隅々までいただくのがこのお店の流儀なのでしょう。

相当高温で揚げてあり、表面はカリカリというか硬め。

少量の塩と一緒にいただきます。

やや火が入り過ぎているように感じましたが、しっかりとした衣の香りと身の旨味。

脂身もほどほどにあって、丁度良い感じでした。

あん肝と雲丹・いくら

何ともオリジナル性の強い逸品。

シャリにたっぷりのあん肝を混ぜて、店主の手で小おにぎりを拵え、そこにイクラ、雲丹、最後に備長炭で軽く炙った海苔。

スプーンでしっかりと混ぜたいただきます。

香りが高い肝とイクラの相性が良き。

個人的には殿堂入りを果たした料理ですね。

ホタルイカの溶岩プレート焼き

富山のホタルイカと酒盗。

塩気が強烈な2種類で、鰹の内臓のコリコリ食感が癖になります。

そのままでも食べれるのですが、溶岩プレートで火入れして食べると一層美味しくなるとのこと。

大将の思い付きで提供を始めたという岩塩プレート。

超絶高温のため、数秒で火入れが完了し何とも美味しそうな焼き目が付きます。

塩蔵熟成しただけあって、非常に塩気が強く酒のあてにはぴったりの逸品。

やや日本酒の香りもして、なかなか口にできない珍味という印象でした。

トロ毛ガニ

中身が見えなくてすいません・・・。

8日ほど熟成した大トロと毛ガニのほぐし身がたっぷり詰まっています。

均等に脂の入ったトロで、強烈な甘み。

そこに毛ガニの上品な香りが加わり、極めて完成度の高い仕込み。

マグロ単体での握りも欲しいところでしたが、この日は巻物での提供のみでした。

黒毛和牛のステーキ

余熱調理含めると約30分以上もの時間をかけて焼き上げられた牛肉。

何度も弱火で火入れを行い、余熱で中まで火を通したもの。

お肉はシンプルに塩コショウでの下味、ソースはやや甘味のあるもので、寿司屋とは思えないクオリティに驚きました。

ヤングコーンは岩塩で表面をなぞったもので、丁寧にほぐされていました。

赤貝

提供直前にまな板に本気で叩きつけて赤貝を締める大将。

あまりの迫力と花が咲き誇る美しい貝に感動。

上品な食感と香りで、しっかりとした貝の旨味。

新鮮そのものですね。

豆腐の赤出汁

自家製豆腐を使った赤出汁。

濃厚で密度のしっかり詰まった豆腐で、なかなか存在感のあるものでした。

離席しても、しっかり温めを待ってくれる気遣いもあり、非常に顧客ファーストな大将の人柄。

うなぎ

表面はパリッとオーブンで火入れ、中は脂身がギッシリ詰まった鰻。

かなり脂がのった個体で、ネタの存在感が強烈でした。

非常に美味しかったでのですが、個人的にはもう少し淡白で鰻らしい味のものが好きです。

ちなみに、各種SNSではかなり絶賛されている声が多かったです。

オリジナル太巻き

数の子とトロ、そして烏賊の三拍子がそろった太巻き。

周りはとろろ昆布で巻かれており、数の子のコリコリ感とマグロの脂との融合体が別格の美味さ。

オリジナル性が高く素晴らしいですね。

チーズケーキ

濃厚なチーズケーキと苺のデザート。

実は24歳の誕生日でした・・・ありがとう!

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:握りだけでなく、創作料理も沢山。

ファイブ・テイスト・ゼン様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!




FIVE TASTE ZENに行った感想

三重県伊賀市にあるお寿司屋さん「FIVE TASTE ZEN」。

飯友である「もぐもぐ三重」のお二人が激押ししていたこともあり、実際にお店に潜入してきました。

個人的な感想としては、握りだけでなく和全般・洋と幅広い料理を楽しむことができるお店で、この辺りでは非常に珍しいお寿司屋さんだと思います。

料理のクオリティも高いので、万人にオススメできるお店なので伊賀に遊びに行く際は是非お立ち寄りくださいね。

本日も最高のペロペロでした!