【松阪市】「不二屋」昭和4年創業の老舗の中華そば専門店!食べた感想・お店の歴史について紹介
こんにちわ、ケンチェラーラです。
三重県松阪市にある「不二屋」に行ってきました。
業界では「中華そばのレジェンド」と謳われるお店で、松阪市民のソウルフードとして古くから愛されています。
三重県各地のメディアで取り上げられれているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
松阪グルメでは絶対に外せない食の一つだと、ケンチェ飯も自信をもって太鼓判を押せます。
実際にお店に潜入してきたので、食べた感想や特徴について詳しく紹介させていただきます。
それでは、ペロペロしていきましょう!
営業(平日) | 11:00~14:30・16:00~19:00 |
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営業(土・日・祝) | 11:00~14:30・16:00~18:00 |
定休日 | 木曜日 |
電話 | 0598‐23-9605 |
予算 | 1000円~ |
場所 | 三重県松阪市中町1900 |
備考 | 予約不可・電子マネー不可 |
リンク | 不二屋 公式HP |
目次
松阪市民のソウルフード!「不二屋」の歴史とはじまり
松阪市民のソウルフードとして愛される中華そばの専門店「不二家」。
その歴史は非常に長く、時を遡ること1929年(昭和4年)、三重県松阪市愛宕町に「うどんの不二屋」として創業。
創業者の野口榮一さんは、松阪の歓楽街であった愛宕町に着目し、夜遅くまで楽しむお客様向けに饂飩を主として事業をスタート。
その後、昭和20年には現在の中町に移転し、これから先の時代を考え新しい商品開発を始め、店主自らが関西を中心に食べ歩きを繰り返し、当時松阪にはなかった中華そばを昭和30年頃に提供開始。
昭和32年には、中華料理の「かた焼きあんかけそば」・「長崎の皿うどん」のような麺の新しい食べ方を不二屋流に開発した「やきそば」が完成。
現在の不二屋では「中華そば」と並ぶ看板商品として「やきそば」にも熱い支持があります。
その後、昭和50年の店舗改装をきっかけに「中華そばの不二屋」としてリニューアルし、饂飩ではなく中華そばを主とした飲食店に変わりました。
現在は3代目店主である野口克己さんがお店の舵を切り、飲食店だけでなく、テイクアウトや通販にも力を入れています。
松阪グルメと聞くと、松阪牛・鶏焼肉などが思い浮かびますが、麺類で見れば間違いなく「不二家の中華そば」は不動の存在だと思います。一度食べると忘れられない、この味・・・たまりません。
お店へのアクセスと駐車場について
お店は松阪駅から徒歩5分ほどの場所にあります。
近くには和田金や松阪シティホテルがあるので、非常に分かり易いと思います。
予約はできないので、当日来店のみとなりますが、休日のお昼時は混雑していることが多いので、多少の待ち時間があると思います。
駐車場は和田金と道路を挟んで反対側に15台分ほど確保されています。
柳屋奉善という和菓子屋さん前の交差点を曲がって、駅方面へ少し進んだ場所にお店があります。
店内の様子は?
店内は平成22年に建て替えを一度行っており、非常に奇麗な空間が広がっています。
入り口付近には待合用の長椅子が完備されています。
お客さんはカウンターで1名で食べる方やテーブル席で6人で食事する人など様々。
店員さんは緑のエプロンを着ており、非常に丁寧に接客してくださりました。
残念ながら、厨房は隠れており中の様子が見えませんでした。
不二屋のメニューを紹介
- 中華そば
- 中華そば(800円)
- 大盛り(900円)
- 五目中華そば(900円)
- 大盛り(970円)
- のり載せ中華そば(900円)
- 大盛り(970円)
- 野菜中華そば(900円)
- 大盛り(970円)
- 辛口中華そば(900円)
- 大盛り(970円)
- みそ中華そば(900円)
- 大盛り(970円)
- カレー中華そば(900円)
- 大盛り(970円)
- 松阪牛入り中華そば(1120円)
- 大盛り(1170円)
- やきそば
- やきそば(800円)
- 五目やきそば(900円)
- チャンポン・その他
- チャンポン(900円)
- 大盛り(970円)
- デラックス・チャンポン(1120円)
- 大盛り(1170円)
- ちびっこそば(800円)
- ライス(180円)
- ドリンク
- ウーロン茶(180円)
- コーラ(180円)
- テイクアウト
- 中華そば(800円)
- やきそば(900円)
初回来店時は「中華そば」または「やきそば」のどちらかを注文することをオススメします。
分量は麺240g、野菜300gとかなり多いので女性の方は普通盛り、よく食べる男性に限って大盛りを注文しましょう。
テイクアウトも可能なので、ご家庭であの味を楽しむこともできます。
一人あたりの予算は800円~1500円程度でしょう。
長年、松阪市民の腹を満たしてきただけあり、ずっと分量は変更していないそうです。かなりサービス精神旺盛のボリュームなので、どなたでもお腹いっぱいになると思います!
- 松阪のソウルフード
- 中華そばの原点にして頂点
- テイクアウト・ネット通販で購入可能
今回食べたものを紹介!
大台町にある伝説の中華そば屋「一富士」には頻繁にお世話になっており、その総本家にも以前からお邪魔したいと思っており、今回ようやく食べに行くことができました。
端的に表すならば、”飾らない美味さ”という印象で、言葉にはできない感動と中毒性がありました。
今回は二大名物である「中華そば」と「やきそば」をいただいてきたので、食レポをさせていただきます。
早速、ペロペロしていきましょう!
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フォロー中華そば(800円)
創業者の血と汗の努力の末、完成したこちらの中華そば。
レシピはもちろんオリジナルで、煮干しや鰹節が効いたうどんの出汁をベースに、醤油や調味料を加えて味を整えた一杯。
うどんから始まったお店ということもあり、現在もその名残りが色濃く残っていますね。
ラーメンではんく和テイストを取り入れた、まさに和と中華の組み合わせ。
さて、実食。
スープは鰹節、鯖節、イワシ、サッパなどを秘伝の割合で絶妙にブレンドしたもので魚介系。
非常に出汁の旨味が効いているもので、一杯飲むと蓮華が止まりません。
一般的なラーメンとは打って変わって、後味が非常に良く、どれだけ飲んでも飽きることはなし。
この完成度は、初めて二郎系を食べた時くらいの感動でした・・・。
まさに、出汁のドリンクバー。
具材は野菜が中心でスープとの相性が抜群。
玉葱の甘味が強めで気になったので、調べてみると、淡路産のたまねぎを使用しているそうで、特有の甘さ、とろける様な柔らかさを兼ね備える代物だとか。
創業以来、淡路産に強いこだわりがあるそうです。
これだけ野菜が入っていると、野菜不足になる心配も不要ですね。
麺は加水高めの細縮れ麺で、生地から丁寧に作り上げられたもの。
しっかりとスープを吸っており、文句なしの美味さ。
やきそば(800円)
不二家では「焼きそば」ではなく「やきそば」と独特の名が付いています。
さらにソース焼きそば的な炒麺系統ではなく、長崎皿うどん的な炸麺系統。
イメージしていた焼きそばとはかけ離れていますが、早速実食していきましょう。
麺は200gの麺をラードで揚げ、独特の風味を纏う仕上がり。
硬めの揚げ加減で、一人前に揚げられるようになるまでに数年を要するそうです。
パリパリの麺を割り箸でつつき、崩れたところを餡を絡めていただきます。
サクサク感だけでなく、餡の水分を吸って多少やわらかくなった部分もあり、いろいろな食感を楽しむことができて良かったです。
某大手フランチャイズ店のチキンの風味がしたのはここだけの話ですが、おそらくラード油の風味が強く出ているからでしょう。
餡の具はキャベツ、モヤシ、玉ねぎ、長ネギ、竹の子、豚肉。
餡の粘度はとても硬めですが、おそらく中華そばと同じ出汁がベースとなっており、透明度が高く味付けもあっさり。
ラードが強めの効いているので、中華そばに比べてお腹がドシッとくるので、食べ過ぎには注意してください。
卓上のやきそばソースや塩コショウをかけて食べるのもオススメ。
個人的には、あっさりした中華そばの方がお気に入りですかね。
- 満足度:☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:松阪のソウルフード
不二屋様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!
不二屋に行った感想
三重県松阪市にある「不二家」。
昔ながらの中華そばは、現代の味の濃いラーメンとは一風変わって、日本人全員が好む味付けで、非常にあっさりと食べやすい一杯でした。
最近、家系や二郎系といったラーメンばかり食べることが多くなってきたので、たまにはこういった麺も食べる必要があると再認識しました。
松阪牛に次ぐくらいオススメなので、是非一度、お店に足を運んでみてください。
本日も最高のペロペロでした!