【伊勢市】「藤屋窓月堂」明治初年創業の老舗和菓子店!市内に3店舗営業中|メニュー・食レポ
こんにちわ、ケンチェラーラです。
三重県伊勢市にある「藤屋窓月堂」に行ってきました。
この地域では誰しもが知る老舗の和菓子屋さんで、100年以上の伝統を継承している和菓子から、他のジャンルと併せることで生まれた新感覚の和菓子まで幅広く提供しています。
明治初期から変わらぬ「利休饅頭」、夏限定の藤屋窓月堂の夏の風物詩「かき氷」などに加えて、洋菓子店とのコラボなど斬新な取り組みも見られます。
伊勢に行った際は、おかげ横丁などでも店舗があるので、手土産や一服に是非お立ち寄りくださいね。
今回は、藤屋窓月堂の代表銘菓をはじめ、地元民である私から見た感想、お店の歴史などを詳しく紹介させていただきます。
それでは、ペロペロしていきましょう!
営業 | 9:00~17:30 |
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定休日 | 年中無休 |
電話 | 0596-28-3662 |
予算 | 500円~ |
場所 | 三重県伊勢市宮町1-4-16 |
備考 | カード不可 |
リンク | 藤屋窓月堂 公式HP |
目次
明治初年に伊勢市に創業!老舗和菓子店「藤屋窓月堂」とは?
1868年(明治初年)、伊勢神宮の内宮門前町である「おはらい町」に開業し、地元民に愛される和菓子屋さんとして、150年以上もの歴史を持つ超老舗の「藤屋窓月堂」。
現在は本店(おはらい町)、本館(国道23号線沿)、宮町支店の直営3店と卸売先数社で営業しており、伝統ある「利休饅頭」をはじめ、季節の上生菓子、羊羹、カステラ、焼菓子など様々な菓子類を販売。
日持ちする商品については、ネットでの販売や発送も行っており、伊勢を訪れる観光客や地元の根強いファンから愛されています。
その歴史の始まりは、伊勢神宮の神職をしていた藤波家という家系にあり、明治に入って社家の制度がなくなったことで菓子作り屋に転身。
藤波清市の長男・孝生氏は、早稲田大学商学部卒業後に実家に戻って家業を継いだが、衆議院議員選挙に立候補することになると、弟の俊也氏がその跡を継いだそうです。
俊也の代に、阿児や伊勢ショッピングセンターに出店するなど事業を拡大しましたが、平成19年、平成29年に完全撤退。
6代目の現社長の吉尾雄介さんは、藤波家の出ではなく、千葉県出身の和菓子職人で、地元の明野高校の生徒と共同して菓子を製作したり、県内に店を構えるフレンチレストランのシェフとコラボブランドを立ち上げるなど新しい取り組みも行っています。
ちなみに、実際に立ち上げたブランド「月と犬」は津市にあった「ミュゼボンヴィバン」のオーナーシェフである出口直希さんとのコラボとのこと。
出口シェフは、28歳でシニアソムリエを取得し、2006年に三重県立美術館併設の『ミュゼ・ボンヴィヴァン』のシェフに就任。2019年発行ミシュランガイド東海にて、ビブグルマン獲得した凄腕のシェフです。
その他にも「ぼくのおかし」というブランドを立ち上げており、伊勢の人気洋菓子店「flan2」とコラボをしています。
伊勢を代表する老舗のお店ですが果敢に新しい取り組みも行っており、本当に様々なお菓子を楽しむことができます。今後も新商品の発売が楽しみですね!
お店へのアクセスと駐車場について
現在は本店(おはらい町)、本館(国道23号線沿)、宮町支店の3店舗があり、今回は宮町駅から徒歩でアクセス可能な宮町支店。
専用の駐車場は確保されていないので、ハザードをたいて道路脇に一時停車しておくとよいでしょう。
基本的に予約なしで来店しても、問題ないと思います。
店内の様子は?
店内は小規模な空間が広がっており、歴史ある雰囲気が漂っていました。
お菓子の種類が本当に多く、ぎっしりと陳列してあるので、ゆっくりとみてみてください。
夏場にはアイスキャンディーも販売しており、近隣を散歩しながらペロペロするのが個人的にオススメ。
藤屋窓月堂のメニューを紹介
- 利休饅頭
- 1個(120円)
- 6個(770円)
- 10個(1300円)
- 15個(1950円)
- 20(2600円)
- 守武の松(180円)
- 常若(130円)
- 麦林(180円)
- 金箔上用(200円)
- 上生菓子(各230円)
- 羊羹
- 1本(1500円)
- 栗入り(1700円)
- ハーフ
- 1本(750円)
- 栗入り(850)
- 水ようかん
- こし・抹茶(240円)
- 柚子・梅(240円)
- 栗入り・栗かのこ(270円)
- 窓の月
- 1袋(150円)
- 3袋(550円)
- 6袋(1000円)
- 12袋(2000円)
- あゆ菓子(150円)
- くずまんじゅう(160円)
- カステラ
- ハニー(1300円)
- 抹茶(1500円)
お店のメニューは、季節によって変化しますが、代表的なものは上記のもの。
看板商品は「利休饅頭」で絶対に一つは食べておきたい一品。
ひとつひとつが非常に丁寧に作りこまれているので、まるで芸術品のような見た目を楽しむことができるのも特徴の一つ。
和菓子と聞くと「餡子」を想像する人も多いとは思いますが、カステラやチョコ系など様々な種類を販売しているので、万人が楽しむことができると思います。
- 伊勢を代表する老舗洋菓子店
- お菓子の種類が豊富
- 伊勢に3店舗展開
今回食べたものを紹介!
昔から何度もお邪魔している藤屋窓月堂、今回はお散歩のついでに数種の和菓子をいただいてきました。
本当に種類が多すぎて何を食べたらよいか分からなかったのですが、店頭の女性スタッフの方がご丁寧に説明してくださりました、ありがとうございます。
今回も簡単に食レポをさせていただきます。
早速、ペロペロしていきましょう!
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素朴なビジュアルの一品。
表面はカリッと焼き目が付いており、ミルク系の優しい甘さが特徴的でした。
和菓子は文化であり、生活にゆとりや潤いをもたらすという想いのもと、一つ一つのお菓子の色、形、味にこだわって、真心を込めて謹製しているそうです。
利休饅頭 1個(120円)
こちらは、お店の一番名物の「利休饅頭」。
昭和26年11月には昭和天皇に献上、平成2年11月には平成天皇にも献上したという和菓子。
酒饅頭のようなふわふわ系の食感で、白のこし餡が独自のもので、美味しかったです。
手亡豆だけでなく、うずら豆を使っているということで、独自の味を表現しているのでしょう。
ちなみに、商品名の由来は明治の初め、伊勢の茶人達が千家の宗匠を招き大神宮献茶会を催した折、弊店が宗匠好みの饅頭を謹製しお茶の伴に用いたところ、その床しき風味に感じ「利休饅頭」と名付けられたとか。
餡こそ和菓子の生命であると考え、北海道産のうずら豆、小豆を仕入れて、一貫して自家製餡という手間暇がかかったもの。
社長自ら、和菓子作りで一番難しいのは餡を炊くことと認識しており、季節や温度、天気に変化し、本当に同じ味を目指そうとすると毎日やりこんでいく必要があると考えているそうです。
上生菓子(230円)
季節によって変化する「上生菓子」。
和菓子は赤や緑、黄色などの色のバランスが大切で、手の上にのせるだけで何とも美しいビジュアル。
この色合いだけで季節感を表現することができ、和菓子の奥深さが感じられますね。
- 満足度:☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:上品な老舗の味
藤屋窓月堂様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!
藤屋窓月堂に行った感想
今回は三重県伊勢市にある「藤屋窓月堂」に行ってきました。
市内でも有数の老舗和菓子店ということで、私も生まれた時から、時折口にすることがあった銘菓。
一つ一つに繊細なこだわりや技巧の施しが見られ、見ているだけでも楽しめるものばかりでした。
皆様も伊勢にお越しの際は、是非一度ご賞味ください。
本日も最高のペロペロでした!