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【伊勢市】「銀次郎」明野駅から徒歩1分!出口シェフの創作フレンチを堪能|食レポ・店内の様子

公開日:2024年01月27日

こんにちわ、ケンチェラーラです。

三重県伊勢市小俣町にある「銀次郎」に行ってきました。

2023年にオープンした新店なのですが、津市にあった「ミュゼ・ボンヴィヴァン」の閉店に伴って、オーナーシェフであった出口さんが開業したお店です。

本格的なフレンチをはじめとして、県内の地物を使った創作料理は誰しもが唸る美味しさだとか。

完全予約制ですが、ランチ・ディナーともに営業しており、特別な空間で最高の食事を楽しみたい方には一押しのお店です。

この記事では、お店の特徴や店内の様子、食べた感想などを詳しく紹介させていただきます。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 11:30~13:30・18:00~19:30
定休日 月曜日
電話 0596‐63-6766
予算 4000円~
場所 三重県伊勢市小俣町明野1077
備考 完全予約制
リンク 公式HP




こだわりの創作フレンチ!伊勢市小俣町にある「銀次郎」とは?

2023年9月1日、三重県伊勢市小俣町にオープンした「銀次郎(GINJIRO)」

明野駅から徒歩1分の場所で、フレンチの技法をもとに、この地域の食を最大限取り入れた創作料理が楽しめるお店です。

松阪牛や明野高校の生徒が育てる「伊勢あかりぽーく」、ジビエ料理など地元の陸海が育んだ食材を存分に使用し、直球な味なのですが、このお店独自の料理を楽しめるのが特徴。

津市で約20年、超人気店であった「ミュゼ・ボンヴィヴァン」を経営していたオーナーシェフの出口直希さん。

座席数が40席あった以前の店舗とは、打って変わって、銀次郎では小規模な形態での営業にシフトチェンジ。

理由としては、気さくな出口シェフの人柄などもあり、お客さんとコミュニケーションを密にとりながら料理を提供したかったからだとか。

以前の店舗の際、自身の頭の中で長年温めていた考えを、ミュゼ20周年という区切りの際に実現されました。

また、シニアソムリエの資格を活かして、取扱ワインは驚異の500種類以上、お客さん一人一人に寄り添いながら、自身の想いと熱量が最大限籠った食の感動を提供しています。

原始的かつ創造的な料理の数々は、その味の虜になる根強いファンも多いとか。

出口シェフは、「料理は自分が食べてみたいものを作ってる。これまでの経験、ソムリエの資格など、自身の持っているものを活かし、直球で味を表現したい。」と仰っていました。

店名の由来

店名は出口シェフが飼っている愛犬の名前に由来しているそうです。明野に開業した理由としては、「たまたまこの地域に来た際に、ここでお店をするイメージが湧いたから」と何とも出口シェフらしい理由をいただきました。

飲食店の少ないこの地域で、ひっそり営業するお店「銀次郎」。知る人ぞ知る、隠れ家という感じですが、食の業界ではかなり耳にすることが多いです。ケンチェ飯は自信をもって太鼓判を押します!

お店へのアクセスと駐車場について

お店は三重県伊勢市小俣町明野にあり、最寄り駅である「明野駅」から徒歩1分程度で到着します。

道路沿いにあるのですが、その外見は飲食店と判断しにくいため、緑色の特徴ある建物と覚えておくとよいでしょう。

駐車場はお店の前に約3台分ほど確保されています。

事前の予約が必須となっており、訪問予定日よりも早めに予約しておくことを推奨します。

店内の様子は?

お店は緑色の外観を特徴とし、赤目四十八滝で有名な竹灯りが、入口に吊るされています。

入店すると、ジオラマの自然を感じられる壺が置いてあり、中にはウーパールーパーなどの水生生物が生息していました。

店内はテーブルとカウンター席の2種類があり、一度で3組程度の受け入れ体制となっています。

出口シェフともう一名の2名体制でのスタイルで、カウンター席ではお話を楽しむことができ、テーブル席では同行する方と寛ぐことができると思います。

銀次郎ならではの世界観が全開で、一度行くとなかなか記憶から離れない内装という印象でした。

限られた空間で、何とも特別感のある贅沢な時間を過ごすことができました。

 

銀次郎のメニューを紹介

  • 灯(3900円)
  • 実(6800円)
  • 大地(9800円)
  • 木目(8900円)
  • 竹灯(12000円)
  • 土喰(15000円)

メニューはランチ、ディナーそれぞれ3種類から構成され、ワインを中心としたお酒と一緒に楽しむスタイル。

もちろん、ノンアルコールでも十分に楽しむことができます。

基本的にお任せとなっているので、内容は本当に毎度のように変化します。

また、お客さんの嗜好によって変化することもあるので、同じコースでも別組と内容が異なることもあるとか。

食事は4000円~20000円程度の予算で、ワインは希少品など約500種類の品ぞろえとのことです。

出口シェフ自身もソムリエ、かつワイン好きということもあり、その日の食事に合ったワインを選んでいただくこともできます。お酒好きも最高のお店ですね…。

今回食べたものを紹介!

今回はいつもお世話になっている方とランチにお邪魔してきました。

コース全体を通して、出口シェフの想いとこの場では見えない裏の苦労など、様々な点で感銘を受けることが多かったのですが、総じて、素晴らしい内容でした。

肉料理、魚料理、デザートなど、どれをとっても素晴らしく、何度でも通いたくなるもの。

地元の生産者との繋がりだけでなく、シェフ自らが畑で野菜を収穫したり、海で魚を釣ったりすることもあるそうで、こだわり尽くしでした。

今回も簡単に食レポをさせていただきます。

早速、ペロペロしていきましょう!

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スープ

松阪肉の脛肉や鹿肉を使ったコンソメをベースにしたジュレ。

焼きナスや海老、雲丹と一緒にいただきます。

黄色のスープはトウモロコシのスープで、何とも品のある香りが鼻を駆け抜けました。

1品目から、初めて感じる味わいと余韻で、これから始まる食事に心が躍りました。

ちなみに、料理は自家製パンと一緒にいただきます。

前菜

前菜は松阪肉のローストビーフ。

希少部位であるトウガラシを使用し、細かい繊維の多い赤身。

これまでは焼肉で食べることが多かったのですが、ローストビーフという新しい食べ方でも、歯切れがよく、肉本来のジューシーさをしっかり堪能。

ピータンを使ったタルタルソースと一緒に食べたり、美しく包丁の入った野菜が彩りをもたらします。

魚料理

この日の魚料理は、クエ。

蟹系のソースを使った逸品で、表面の食感、白身と親和性のあるタレが素晴らしく美味しかったです。

牛肉料理

お楽しみの肉料理。

この日は松阪肉の牛テールの赤ワイン煮込み。

骨付きなのですが、身はホロホロに割け、何とも上品なワインのコクと風味。

口当たりは、お店が掲げる「溶けないお肉」そのものを再現したもの。

美味しすぎて、毎日でも食べたくなる料理でした。

一品

少し箸休めということで、ジャガイモ。

何気ない一品ですが、直球の美味さを感じるもの。

デザート①

特徴的なグラスで登場したシャーベット。

容器は美空ひばりのメモリアルグラスと、とにかく癖が強い…笑

愛知県産のゴールデンピーチとフランス産の桃の2種類を組み合わせたもので、異なる甘みと風味を堪能することができました。

細部にまでこだわりを感じるもので、本当に美味しかったです。

デザート②

トウモロコシのクレームブリュレ。

一般的なブリュレの常識とは打って変わった一品なのですが、絶妙な口当たり。

マスカルポーネとココアが入ったティラミス風味のソースと一緒にいただきました。

これだけの食のレパートリー、そして自身の脳内で考えていることを如実に表現できる料理人の方は、県内でも数少ないのでは…。

最後まで感動でした。

珈琲

食後は珈琲、紅茶、エスプレッソの3種類から選択。

出口シェフとお話を楽しみながら、まったりと特別な時間を過ごさせていただきました。

素敵な時間をありがとうございました。

ドリンク

今回はノンアルコールで。

シェフが監修された、伊勢茶スパークリング。

他のお店でもよくいただくのですが、本当に軽快な口当たりとキレがお気に入り。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆☆
  • 一言:変化球に見えて、実はまっすぐな料理。

銀次郎様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!




銀次郎に行った感想

今回は三重県伊勢市小俣町にある「銀次郎」に行ってきました。

食事を通して、以前のお店では伺うことができなかった、シェフの考えや食に対する想いを聞くことができ、素晴らしい時間でした。

また、お客さんに見えないところでの苦労も何となく垣間見え、食事をしながら、料理人の仕事についていろいろと考える機会となりました。

20歳からワインの世界に入り、24歳でソムリエ取得後も、大好きなワインを研究し続ける姿勢と、他には真似ができない、圧倒的なこだわり。

何となく、私の考えと似ている点もあり、記憶に残る食事となりました。

これぞ、哲学。

本日も最高のペロペロでした!