【志摩市】「川うめ」天保元年創業の老舗うなぎ料理屋!店主の経歴や食べた感想を詳しく紹介|メニュー・駐車場
こんにちわ、ケンチェラーラです。
三重県志摩市にある「川うめ」に行ってきました。
県内随一の歴史を誇る鰻屋さんで、絶品のう料理だけでなく、名産品である牡蠣料理も楽しむことができるお店です。
今回はお店の名物である川うめ丼をはじめ、冬季限定の牡蠣も存分に堪能してきたので、その魅力をお伝えできればと思います。
お店の特徴、食べた感想、歴史などを詳しくまとめたので参考にどうぞ。
それでは、ペロペロしていきましょう!
営業 | 11:00~21:00 |
---|---|
定休日 | 不定休 |
電話 | 0599-55-0007 |
予算 | 2000円~ |
場所 | 志摩市磯部町迫間3-3 |
備考 | 予約可・カード可 |
リンク | 川うめ 公式HP |
目次
天保元年創業の老舗うなぎ料理屋「川うめ」とは?
1830年1月(天保元年)、三重県志摩市磯部町にオープンした「川うめ」。
190年の歴史を誇る老舗のうなぎ料理店で、山路家が代々お店を切り盛りしています。
真珠養殖技術を確立した御木本幸吉が気に入っていたお店でもあり、1893年(明治26年)頃には、御木本幸吉が英虞湾の多徳島に養殖場を造るために鳥羽から向かう道中で昼食のために必ず立ち寄っていたとか。
『川うめ』はもともと、志摩半島から伊勢に向かう街道沿いの茶屋として開業し軽食や餅の販売を行っていたのですが、後に料理旅館に路線変更。
ここ数十年前までは旅館業も行っていたのですが、現在は飲食業のみでの営業となっていますが・・・。
志摩市には鰻の名店が何店舗が存在しており、有名どころですと「中六」、「東山物産」、そして「川うめ」が市内の3台巨頭だと思っています。
鰻に対するこだわり!オリジナル料理の「川うめ丼」
川うめの鰻は、九州産のものが中心で熊本県や宮崎県から仕入れを行っています。
お店にやってきた鰻は、全国名水百選に選ばれた岩清水を水源とする磯部川の地下水で泳がせ、余分な脂肪や臭みを除いた上で捌かれます。
冬季は地元の名産である的矢牡蠣を使った料理の提供も行い、熱々の牡蠣フライや生牡蠣を楽しむこともできます。
現在、お店の名物になりつつある「川うめ丼」は5代目店主の山路太一さんが1980年代~1990年代頃に創作した鰻丼で、常連や地域の客からの注文が多いオリジナルメニューとなっています。
調理は山路家の者、または専属の職人が担当しており、丁寧に注文後に焼きから行っているそうです。
2020年1月2日に放送のテレビ東京で放送された番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」では出川哲朗・稲垣吾郎が来店されています。
店主の経歴と山路家について
現在の店主は、磯部町出身の山路太一さん。
伊勢市の高校・大学を卒業後に料理の世界に入られた方で、趣味である剣道の世界では腕が立つことで有名です。
写真は娘様と旦那様で、次期後継者の予定だそうです。
5年ほど前に婿入りした旦那様の小村さんは愛知県出身で、以前は一般企業で働かられていたそうです。
非常に腰が低い方で、物腰の柔らかさが滲み出ていました・・・。
お店へのアクセスと駐車場について
お店は志摩市磯部町の神路川のすぐ横で住宅街の一角にあります。
近鉄志摩磯部駅より徒歩10分ほどで到着しますが、やや場所が分かりにくいので注意して下さい。
お店周辺に専用駐車場が20台分確保されています。
予約が可能なので、大人数で利用する場合は必ず事前に電話をしておくようにしましょう。
店内の様子は?
店内は旅館の面影が色濃く残る空間で、1階と2階から構成されています。
現在の建物になってからは50年以上経過しているそうです。
座席数は80席で、テーブルやお座敷など様々。
至る所に立派な骨董品が飾られており、旅館ならではの風情が感じられます。
2階は旅館のお部屋を改装した空間で、昭和の名残りが至る所に見られます。
宴会席は広々とした空間になっているので、忘年会や新年会でも利用可能だと思います。
基本的にご家族でお店を切り盛りしており、混雑時は提供時間が遅くなることもあるそうです。
川うめのメニューを紹介
- 本日の献立
- うな重
- 並(1600円)
- 上(2300円)
- 特(3000円)
- 川うめ丼 A(1850円)
- 川うめ丼 B(2500円)
- 川うめ丼お得セット(3300円)
- うなぎ定食 竹(3500円)
- うなぎ定食 松(4600円)
- ジャンボ海老フライ定食(1950円)
- お子様用うな重(900円)
- フルコース(要予約)
- 花(7600円)
- 月(6700円)
- 一品
- かば焼(1500円)
- う巻(450円)
- うざく(750円)
- 肝焼き(800円)
- 肝しぐれ(440円)
- とこ漬(360円)
- 期間限定(11月~3月中旬)
- かき料理
- まんぞくセット(3500円)
- 的矢かき御膳(3400円)
- 焼きセル(350円)
- 生セル(350円)
- カキフライ(450円)
- 酢カキ(600円)
- お土産
- とこ漬
- 中(1080円)
- 食べきり(540円)
- うなぎ弁当
- 小(1500円)
- 中(2200円)
- 大(2900円)
- 各種アルコール・ソフトドリンク(上記画像参照)
お店のオススメは「川うめ丼」となっており、初回来店時は注文必須でしょう。
予算関係なく、ガッツリ食べたい人は「お得セット」がオススメ。
冬季に来店した場合は、鰻と一緒に牡蠣料理も是非。
お土産も充実しており、ご家庭でうな丼を楽しむこともできますね。
食事は1500円~4000円程度の予算でしょう。
鰻屋さんですが、海老フライや牡蠣を提供しているのは、この土地ならではのものなのでしょう。鰻が少し苦手という方がいても安心して来店することができますね!
- 志摩市にある老舗うなぎ屋さん
- う料理以外の提供もある
- 唯一無二の「川うめ丼」
今回食べたものを紹介!
うなぎ料理に絶賛ドはまり中のケンチェ。
今回はご縁があって、川うめ様でご馳走になってきました。
いつものように簡単に食レポをさせていただきます。
早速、ペロペロしていきましょう!
ケンチェ飯では三重県グルメ全店舗制覇を目指して、どこよりも詳しいグルメ情報をお届け!
Instagramでは、随時DMでフォロワー様からの提案・ご意見を受付中!
また、フォロワー限定のイベントなども・・・!?
フォローしてお得な情報をゲットしてね!
フォローまんぞくセット(3500円)
11月~3月中旬限定の「まんぞくセット」。
焼き牡蠣、カキフライ、川うめ丼がセットになったボリューム満点のフルコース。
鰻料理だけでなく、牡蠣料理も思う存分堪能できるのは嬉しい限りですね。
名物の川うめ丼は、鰻にネギと刻み海苔を添え、ワサビを溶いたタレをかけてご飯とともに一緒に食べる丼。
現在はシソの葉も追加されており、香り・風味・旨味の三要素の役者がそろっています。
創作の過程で偶然誕生したいものだそうで、他店では目にしない代物ですね。
この特製ダレに擦りワサビを溶かして、たっぷりかけていただくのがこのお店の流儀。
あっさりしたタレなので、食後の胃もたれなどもなし。
鰻は九州産で、脂身は控えめの淡白なもの。
変に誇張しない上品な味で鰻本来の旨味がしっかり感じられました。
切りやすいサイズにカットされているのも好印象。
ご飯はふっくら炊き加減で、タレとの相性はこの上ないもの。
脂たっぷりの鰻を好まれる方には物足りないかもしれませんが、上質な鰻をしっかり堪能したい私には最高の一杯でした。
海のミルクと言われる「的矢牡蠣」。
重ブランドに指定されているもので、志摩市磯部町の佐藤養殖場の牡蠣 をはじめ漁協で獲れた新鮮なものを使用しているそうです。
この時期の牡蠣は一番大ぶりで、しっかりミルクが詰まっていてたまりませんね。
牡蠣フライはやや小ぶりですが、一口食べると口の中がミルクジャングル。
鰻だけでなく、牡蠣も文句なしの美味さ。
川うめ丼お得セット(3300円)
通年メニューである「川うめ丼お得セット」。
名物の川うめ丼、う巻、海老フライ、もずく、吸い物、漬け物がセットになった豪華なセット。
これだけの量なので、大食いの男性でもそれなりに満足度が得られることでしょう。
川うめ丼の下に敷き詰められた、細切りの大葉が何ともいい仕事ぶり。
わさびの辛さはあまり感じられず、ほどよいアクセント程度。
細切りされた鰻は、厚みがありフワッとした食感が強くパリッと感は抑えられた印象。
カリッと香ばしい鰻とタレにワサビの清涼感。
それを包む刻み海苔と大葉の香り、素晴らしい完成体でした。
海老フライも丁寧に揚げられていて、プリプリ食感で美味しかったです。
うな重 並(1600円)
大食いなので、一緒に食べたうな重。
シンプルな重箱に迫力のある鰻が2切れ。
川うめ丼よりもカットが大きく、しっかり香りが立つ一杯でした。
う巻(450円)
丁寧に焼き上げられた玉の中に詰まった鰻。
酒が欲しくなりますね。
- 満足度:☆☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:川うめ丼を食べるべし
川うめ様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!
川うめに行った感想
三重県志摩市にある「川うめ」。
実は10年以上もの間、剣道を嗜んでいたケンチェ。
そのご縁が周りに回って取材させていただくことになり、本当に感謝あるのみです。
川うめ丼はオリジナル性が高く、一般的なうな丼では少し物足りない・・・という方に打ってつけの一杯だと思います。
志摩方面に遊びに行く際は是非お立ち寄りください。
本日も最高のペロペロでした!