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【伊勢市】「倉野屋」コスパ抜群の創作料理!ランチの定食を食べてきた|メニュー・駐車場

公開日:2022年06月26日

こんにちわ、ケンチェラーラです。

三重県伊勢市小俣町にある「倉野屋」に行ってきました。

宮川駅近くにある”知る人ぞ知る名店”で、とにかくお客様に対する想いが詰まったお店です。

ランチは赤字覚悟のコスパで、男女問わずお腹いっぱいになれるので是非とも一度は皆様にも食べに行ってもらいたいです。

今回はご招待いただき、特別に取材させていただいたので、食べた感想やお店の特徴について詳しく紹介させていただきます。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 11:00~13:30・17:00~21:30
定休日 水曜日
電話 0596-22-1110
予算 1000円~
場所 三重県伊勢市小俣町156
備考 予約可・カード可・電子マネー可
リンク 倉野屋 公式HP




伊勢市小俣町にある割烹旅館「倉野屋」とは?

三重県伊勢市小俣町で古くから営業を続ける割烹旅館「倉野屋」

創業から100年は経過していないとのことであるが、その歴史は非常に長く、現在は3代目店主である倉野喜雄さんがお店を仕切っています。

出張のサラリーマンなどが利用する旅館を経営する傍ら、本格的な創作料理を提供し、昼間はお手頃な価格で彩り豊かな定食を楽しむことができます。

宿泊するお客様だけでなく、地元民や伊勢観光に訪れる人々でも気軽に立ち寄れる飲食店として、ケンチェ飯も自信を持ってオススメできます!

「一期二会」をスローガンに掲げ、好立地とは言えませんが、一度訪れたお客様にはまた来てもらいたいという店主の想いが詰まったお店ですね。

料理はどんな感じ?店主のこだわり

倉野屋の料理は、とにかく「お客様想い」であり、創作性が強い特徴があります。

季節や旬によって仕入れる素材を変化させ、お客様一人一人に合った料理を提供しているそうです。

というのも、一度訪れたお客様であれば、以前お出しした料理とは違った品を提供したり・・・団体のお客様には人によって異なる小鉢を提供するそうです。

店主のお話を聞くと、女性の方なら食べやすい料理、食べ盛りの男性なら大盛りにするなどの創意工夫があり、店主の見事な洞察力と記憶力には拍手喝采ですね。

食材は地元産のものが多いのですが、店主自らが実食し納得のいくものだけを採用し、丁寧に調理されているとか。

食材へのこだわりは一品一品詰まりに詰まっているので、是非いろいろと店主に尋ねてみてくださいね。

コスパ抜群の理由

倉野屋の定食は1500~2000円で食べれることが信じられないクオリティ。その理由は、料理全体で見てメインディッシュが何であるかを考え、メインに費用をかけ、通常の素材にはお金をかけすぎず、長年の経験で培われた知識と腕で一つの料理として完成させているからだとか。素材をどのように活かすかという料理人としての創意工夫が凄いですね・・・。

おもてなしの精神は京都の一流旅館の匹敵すると思います!激務の中でもお客さんを大切に思う気持ちには感服です。

倉野家の一族と店主の経歴について

倉野屋に入店するとすぐに気づくと思うのですが、実は店主のお兄さんは元プロ野球選手の「倉野信次」さんなのです。

店内の至る所に野球関係のグッズが並んでいるので、ファンの方は必見となっています。

店主の倉野喜雄さんは、神戸の京料理の飲食店での経験、東京や埼玉など関東での修業の中で料理人としての基礎を身に着け、岐阜県の飲食店で2年9カ月の修行。

伊勢に帰省後は、実家の手伝いをしながら食べ歩きと料理研究を重ね、現在の創作性溢れる料理に辿り着いたそうです。

23歳の時に実家に戻ったそうなので、20年以上厨房に立たれているそうです。

和食を主に提供しているお店ですが、店主はイタリア料理が大好きだそうです(笑)

大将は大の人見知りなので、初めて来店される方には寡黙に見えるかもしれません。こちらから積極的に話しかけると心を開いてくださるので、気軽に話しかけてみくださいね!

 

お店へのアクセスと駐車場について

お店は宮川駅から徒歩1分の場所にあり、県道37号線からのアクセスも良好。

伊勢神宮から車で10分ほどの場所にありますが、少し分かりにくいのでマップを参考にしてください。

駐車場は宮川駅前の大通り沿いにあり、お店と少し距離があるので注意して下さい。

駐車場の入り口に看板が見えるので、目印にしてくださいね。

夜はコース料理となるので、基本的に予約をしておきましょう。

店内の様子は?

店内は1階は飲食スペース、2階~3階は宿泊所となっています。

1階にはお座敷、テーブル席、カウンター席の3種類の座席が完備されています。

落ち着きのある店内で、複数人で来店するのも良し、一人でのんびり食事を楽しむのも良し。

ランチは人気のため1時間以内の食事となるので注意してください。

入り口には店主の想いが詰まった料理の写真がずらりと並んでいました。

倉野屋のメニューを紹介

  • ランチメニュー
  • くらのや特製定食(2100円)
  • おまかせ定食(1500円)
  • 煮つけ定食(1200円)
  • うなぎ定食(3300円)
  • 宇和島鯛めし定食(1500円)
  • 鯛茶漬け定食(1500円)
  • 牛スジ煮込み定食(1200円)
  • 伝説のさば寿司(800円)
  • 3秒炙り鯖寿司(1200円)※要予約
  • 夜の創作料理
  • コース料理(4400円~)※要予約
  • くらのや特製定食(2500円)
  • 夜のおまかせ定食(2000円)
  • 名物穴子寿司(700円)
  • 自慢のうなぎ料理
  • くらのや特製うなぎ定食(3300円)
  • うなぎ丼
  • 松(2300円)
  • 竹(1900円)
  • 梅(1700円)
  • テイクアウトメニュー
  • 倉野屋名物あなご寿司(700円)
  • 大人気絶品九品御膳(1400円)
  • 豪華な仕出し弁当(3000円~)
  • 牛スジ弁当(800円)
  • うなぎ弁当(1800円~)

昼間は1500円~2000円で食べれるお手頃なランチ、夜は本格的なコース料理または定食となります。

定食はボリュームが結構あるので、男女問わずお腹いっぱいになれると思います。

ケンチェ飯のオススメは前日までの予約が必須ですが、「3秒炙り鯖寿司」です。

また、定食が中心のお店ですが鰻も食べれる点はポイントとなっていると思います。

定食は野菜もたっぷり入っているので、非常に健康的でバランスのとれた献立となっています。ダイエット中の女性でも安心して食べれると思います。

今回食べたものを紹介!

今回はご縁があって取材させていただくことに・・・。

以前から評判は耳にしていたので、いつかは行ってみたいと考えていたので有難い限りです。

全体の感想としては、定食とは思えないクオリティのお料理ばかりで、素材の良さを活かす店主の引き出しが非常に多い印象でした。

簡単にですが、食レポをさせていただきます。

早速、ペロペロしていきましょう!

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トウモロコシ

まず、一品目。

トウモロコシの天ぷらと枝豆。

地元で収穫されたもので、一口食べると強烈な甘みがジュワッと口の中に広がります。

瑞々しさもしっかり残っており、弾けるような食感がたまりません。

味付けはカレー塩、塩の2種類で、野菜の甘味をド直球で受け止めました。

店主曰く、まだまだ完成された甘味ではないとのことですが、個人的にこれだけ甘いものは滅多に口にしないので、かなり感動しました。

くらのや特製定食(2100円)

本日のメインディッシュである定食。

2100円と聞くと少し高いと感じる方も多いと思いますが、手間のことと、割烹料理に近い創作性を考えると格安かと。

原価率はかなり高いそうで、お客様想いのフルセット。

それでは、実食。

餡かけ天麩羅。

男性はジャガイモ、女性にはサツマイモだとか。

サツマイモ含め、野菜の甘味がしっかりと。

餡で全体にトロみを出すと同時に風味に奥行きをもたせ、少量のワサビでアクセント。

考えながら食べると分かる、こだわり尽くしの逸品。

お次はお造り。

胡麻と醤油という珍しい組み合わせ。

胡麻の主張が強すぎて、魚の良さが活きないのではと思いきや、しっかりと切身と調和。

お店で扱う醤油は4種類ほどあるらしく、お客さんによって出すものを変更するそうです。

「素材はそのままでも、提供の仕方次第で料理の顔色が変化する。」という大切な考え方。

一見すると何か分からないスープ。

その正体は玉葱スープで、非常に香り高い逸品。

牛乳ベースのものと鰹出汁ベースのスープの2層構造になっており、2種類の豆、生麩、クコの実、フライドオニオン、ピーナツなどで食感もしっかり感じられます。

とにかくこだわりが詰まったスープという印象て、「食感は味になる」という確固たる理論の化身。

ズッキーニの酢の物。

冷えた状態でトマトの酸味とズッキーニの香りが際立ちます。

野菜類はサイズが大きくなりすぎた等の型落ちの状態で仕入れを行うこともあるそうで、店主の技量によってハンディをカバーしているとか。

お次は茶碗蒸し。

まず驚いたのが、一般的なお店では考えられないほどの野菜の量。

おくら、キクラゲ、ズッキーニ、コーンなど夏野菜が盛沢山。

中華料理からヒントを得たという卵とトマトの組み合わせは斬新でした。

その他にも甘栗や豆なども入っており、茶碗蒸しの常識を覆されました。

鰻の2切れのったうな丼もセットになっています。

表面にはしっかり焼き目が入り、中はしっとり。

小俣町で養殖された個体ということで、おそらく西養鰻さんのものかな。

贅沢ですね。

3秒炙り鯖寿司

鯖寿司好きの私にとっては悶絶する美味しさだった「炙り鯖寿司」。

提供直前にバーナーで表面を炙り、香りをピークにした状態でいただきます。

火入れすることで、脂がジュワッと表面に染み出し、口の中はお花畑。

これは本当に美味しかった・・・。

ちなみに、京都にある「ケイゾー」というカフェの名物である10分モンブランからヒントを得たというメニューだとか。

トマト

トマト愛好家という店主のお気に入り “アメーラトマト”。

この日は、アメーラではなく嬉野アグリの独自品種。

シャキッとした食感は、通常のトマトでは再現できない張り。

咀嚼するまでの時間が長く、まるで違うトマトではない野菜を食べているかのような感覚。

甘さだけでなく、酸味もしっかり感じられ、驚くくらい美味しかったです。

デザート

食後のデザートは定食にセットとなっています。

この日はレモネードをかけていただきましたが、チョコやラフランスなどのフルーツビネガーなど季節によって味付けは様々。

後味がスッキリですね。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:定食とは思えない完成度

倉野屋様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!




倉野屋に行った感想

三重県伊勢市小俣町にある「倉野屋」。

料理そのものは、数万円程度する割烹料理屋さんにも匹敵するほどのクオリティとこだわりで、聞けば聞くほど興味深い逸品がそろっていました。

店主は極度のシャイとのことですが、話してみると非常に優しい人柄の方で、ついつい長話してしまいました。

伊勢市方面に遊びに行く際は、皆様も是非お立ち寄りください。

本日も最高のペロペロでした!