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【津市】「3274」1日1組限定の完全予約制!美杉町にあるジビエ料理のレストラン|コース内容・駐車場

感染症対策を講じた上で取材を行っております。
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こんにちわ、ケンチェラーラです。

三重県津市美杉町にある「3274」に行ってきました。

津市街から車で1時間ほどの山奥にあるレストランで、なんと1日1組限定の贅沢なお店です。

事前のグルメ情報では、地形を活かしたジビエ料理を楽しむことができるとのことでしたが、実際にお店に潜入するまでその真相・実態は不明。

お値段は都心部の高級店顔負けの2人で7万円越えということで、益々興味がそそられたので実際にお店に行ってきました。

お店の特徴やコース料理をいただいた感想を、どこよりも詳しくまとめたので参考にしてください。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 11:30~
定休日 無休
電話 090-9623-6725
予算 30000円~
場所 三重県津市美杉町下之川3274
備考 予約可・カード不可・電子マネー不可
リンク 3274 公式HP




津市美杉町にある1日1組限定のレストラン「3274」とは?

2020年3月1日、三重県津市美杉町にオープンした「3274」

人の数より鹿の数の方が多いと噂される美杉の山奥でひっそり営業するレストランで、1日1組限定で完全予約制となっています。

店名の由来は、店舗の住所をとったもので非常に斬新かつ明瞭なので聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

店主の東谷文明さんは、2019年10月まで鈴鹿市にあった人気カフェ「喫茶めがね」を経営されていましたが、ご夫婦そろって移住を決意し、この地でお店を開業されました。

開業当初は1万円のコース料理がスタートしましたが、今では3倍以上の予算が必要になっているのにも関わらず、1ヵ月先まで予約がいっぱいであることも多々あります・・・。

お店で提供する料理は俗に言う「イノベーティブ・フュージョン」というジャンルのもので、和食、洋食、中華といった既存のジャンルにとらわれない国籍を超えたクリエイティブな料理。

世界一予約がとれないと名を馳せたスペイン料理の名店エル・ブジが発祥と言われる系統のもので、日本でも都心部にあるミシュラン常連のお店が多数この種の料理を提供しています。

このお店のテーマは「フォレイジング(狩猟・採取)」で、自家農園の野菜を中心に、津市美杉町ならではのジビエ料理を店主の経験や技術を活かして調理するのが特徴。

一般的なお店では卸業者や市場から材料を仕入れて、調理という付加価値を付けて提供するというサプライチェーンが当たり前ですが、その常識を覆すのが3274のスタイル。

お店で提供する料理の材料の多くは、店主自らが罠を仕掛けて捕獲した鹿、鴨、アナグマ、猪などのもので、基本的には現地調達となっています。

まるで原始時代に戻ったかのような生活の中で生まれる料理を、お客様に提供するのがこのお店の流儀なのです。

3274のこだわり
お店を経営する東谷ご夫婦は、国立競技場に匹敵する面積に値する2000坪の畑を手入れしています。料理に使う野菜類はそこで採れたものや、この地域ならではの”ご近所さんのおそそわけ”によるものだとか。

美杉町には、津市のジビエ料理店に肉を提供する全国的に有名な猟師さんが沢山いますが、3274の店主は、わな猟免許を保有していることを活かして自分自身で狩猟を行っています。まさに、命に感謝する食という感じで日常では滅多に経験できない体験になると思います。

こだわりのペアリングドリンクと一緒に

3274では、料理と一緒に楽しむペアリングに定評があります。

店頭には大小様々なグラスが並び、基本的には料理一品につき一杯が付いています。

料理同様にこのドリンクにも強いこだわりがあり、普段は絶対に口にすることのない土、薬膳、フルーツなどを使った一杯で、料理との相性が抜群。

ノンアルコール、アルコールの2種類から選択可能で、毎回丁寧に説明しながらグラスに注いでくれます。

ドリンクの仕込みにも数日かけているとのことで、日々料理との組み合わせを研究しながら改良を重ねているそうです。

耳を疑う飲み物も多数あるので、是非お楽しみください!(笑)

食事全体を通して、かなりの水分を摂ることになるので事前にしっかりトイレを済ませておきましょう。




店主の経歴と美杉町での生活について

3274を経営する東谷文男さんは、大阪府出身の方で21歳の時に料理の道に入り、その後20年以上もの間、料理の第一線で活躍するプロの料理人。

これまで日本全国様々な地域でお店を経営した経験があり、人生で引っ越しをした回数は驚異の40回超え。

津市美杉町に移住した理由は、日常の喧騒から離れてゆっくりと過ごしたかったからだそうで、現在は奥様の麻由さんと店舗に併設する自宅で生活されています。

ちなみに、移住して最初の1年はテレビやインターネットもない戦国時代のような生活をされていたそうです。

ご夫婦の生活は朝の3時に始まり、日が昇らないうちから畑の手入れ、食材の調達に出られるそうです。

ジビエの調達に関しては、店舗周辺に仕掛けた5つの罠で鹿・猪などを調達し、店主自らが捌かれているそうです。

ジビエ料理に着眼した理由
東谷文男さんはこれまでに、カフェや定食など様々な系統の料理を手掛けてきました。ジビエ料理に着眼した理由は、美杉という地域に移住したのがきっかけとのことで、地産地消の食材を使って自給自足かつ自給他足を実現したのです。

非常に仲の良いご夫婦で、お店は2人で切り盛りされていました。奥様は3274に併設する「素朴舎」というカフェを経営されています。

お店へのアクセスと駐車場について

お店は津市美杉町の山奥にあり、車でのアクセスが必須。

お店に続く細い道を突き進んでいくと、右手に「素朴舎・3274」と書かれた専用駐車場があります。

お店まで車で行くことはできないので、必ずここに駐車して3分ほど歩いて店舗に向かいましょう。

店舗は少し丘を上がった先の右手にあり、ご主人がリノベーションしたという白い建物を目印にしてください。

お店は完全予約制で、11時30分に開場するので5分前には到着するようにしましょう。

服装等も最低限のマナーを守ったもので訪問するようにしましょう。

店内の様子は?

店内は店主が塗った白壁一色で、座席は4席のみの空間。

入り口で靴を脱いで、スリッパを履いて店内に入ります。

天井には無数のドライフラワーが吊るされており、窓から見える新緑など雰囲気は抜群に良かったです。

この建物は築80年を超える古民家だったそうで、ご夫婦で全面改装されたそうです。

座席からは厨房の様子が見え、食事をしながら店主とお話しながら食べる感じでした。

食事はシェフの挨拶からはじまり、約2時間30分とゆったりと時間を使います。

ご夫婦の所作や言葉使いが非常に丁寧で、流石のクオリティといったところでした。

帰りも外までお見送りしてくださり、私の姿が見えなくなるまで頭を下げ続けるご夫婦の姿に感銘を受けました。

 

3274のメニューを紹介

  • コース料理(25000円)
  • ペアリングドリンク(7000円)

メニューは極めてシンプルで、25000円のコース料理のみでペアリングがセットになっています。

サービス料として料金の10%が追加でかかるので、お会計は一人あたり35200円となります。

コース料理の内容は季節や食材の状況によって変化するとのことなので、通年同じ料理であることはまずありません。

ボリュームがかなり多いので、必ずお腹を空かせた状態で訪問するようにしましょう。

三重県内ではトップクラスに高価なランチということもあり、来店するお客さんは県外からやってくる食通が多いとのこと。特別な日に大切な人にご馳走してあげて下さい!

今回食べたものを紹介!

今回は姉と2人でお店にお邪魔し、ゆったりと食事を楽しんできました。

ペアリングはノンアルコールでお願いし、贅沢な料理と一緒に堪能してきました。

一品一品が普段は絶対に口にしないものばかりで、食べる度に新たな味覚の境地を見るような気分に陥りました・・・。

僭越ながら、食レポをさせていただきます。

早速、ペロペロしていきましょう!

プロローグ(真鴨の生ハム・向日葵サブレ)

東谷シェフの丁寧な挨拶からはじまるコース。

まずは真鴨の生ハムで向日葵のサブレを巻いた一品。

芸術的なお皿、花びらをちらす華やかな演出で五感を刺激されるビジュアル。

最初から未知なる領域の食事なので、心が躍動しました。

鴨の塩気が適度に効いていて、向日葵のほんのりとした風味。

珍味、そして上質。

プロローグ(猪のホホ肉の最中)

ティラノサウルスの白骨が出てきたのかと思いきや、実は猪の頭蓋骨。

上部にのっているがホホ肉の最中。

内部にはミンチ状にした猪肉、細かく刻まれた野菜などが詰まっています。

臭みなどもなく、非常に丁寧な下仕事が垣間見えます。

サクッとした食感から、中から猪の風味を纏ったペースト物。

斬新、かつ新境地。

プロローグ(私たちの朝食)

どこかの美術館に来たかのような感覚になる逸品。

テーマは「私たちの朝食」。

東谷ご夫婦が毎朝食べている卵かけご飯をもとに創作された逸品で、可愛らしいマカロンと蛙。

この蛙もホウレン草の折り紙で作られており食べることができます。

シェフの技巧がすごいですね・・・。

食べる直前に自家製の醤油かけていただきます。

マカロンはかなり甘いもので、内部に入っている卵黄は水分を飛ばしたもの。

卵の口当たりとマカロンの甘さという滅多に見ない組み合わせ。




鯉・猪・フォアグラ

フォアグラと猪足(イノシシの足)を鯉すり身で作った皮で包んだ一品。

表面い皮はモチッと弾力がある感じで結構厚みがあり、やや魚の香。

猪足はトロトロの食感で、口に入れると溶けるようになくなります。

下味もしっかり付いており、結構寝かした後に調理しているのでしょうか。

フォアグラとの相性も思いのほか良く、油でカリッと揚げた表面生地の香ばしさが全体に統一感を与えてくれている印象。

非常に高温の状態でやってきた鰻の茶碗蒸し。

表面には、金木犀で香り付けした猪の骨でとった出汁がたっぷり。

卵は流石のクオリティで、しっとりとした口当たり。

鰻は表面を軽く炭で炙ったもので、茶碗蒸しとの相性が悪いと思いきやドンピシャ。

出汁の塩気を高めることで、炭の香を打ち消してあり、何とも統一感のある一品。

結構塩気が強いので喉が渇きますが、ペアリングのドリンクがしっかり潤してくれるのと、後味もしっかり整えてくれました。

鰻には、「雑草のぺアリング」でしたが、しっかり熟考した上でドリンクを選別しているのでしょう。

ちなみに、鰻も近くの川で獲れるそうです・・・。

おしらせ

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苦手な人は苦手かもしれない蛙。

私もあまり食べたことがないので、少し緊張しながらご対面。

奇麗に皮剥ぎ、水切りがされた肉質で、思いのほか食べやすかったです。

洋風の天ぷら仕立てになっており、柑橘を少量絞っていただきます。

コースの前半は揚げ物が多い印象で、結構インパクトが強い料理がそろっていますね。

食に感謝、命に感謝。

真鴨・大根

真鴨をミンチにして大根で作った餅で包んだ一品。

鴨は近隣の猟師さんが銃で捕獲したそうで、血抜きなども丁寧に施されており、臭みや雑味は極めてゼロ。

辛さの控えめのカラシソースと一緒に表面をこんがりと焼いた肉塊に食らいつきます。

鴨肉は結構弾力がある感じで、合挽きハンバーグのような素朴な味でした。

ジビエも調理の仕方次第では、これだけ食べやすくなるものなのかと頭を叩かれたような気分に陥りました。

高温の油で揚げた春巻き。

非常に熱いので火傷に注意・・・。

内部には95度で6時間加熱した鮎がゴロリと一匹。

長時間加熱により骨まで柔らかくなっているので、丸々食べることができます。

桑の葉っぱも少量入っており、風味も豊かな感じでした。




あなぐま

圧巻の迫力のあなぐま・・・。

こちらの穴熊も美杉町で獲れたもので、一般的な流通経路で買うとシャレにならない値がつくという高級ジビエ。

この界隈では幻のジビエと呼ばれているそうです。

マリーゴールド、野菜を適度にちりばめながらも、シーチキン仕立てにした穴熊の肉。

トマトのコクがしっかり感じられ、紹興酒による臭み消しがあって何とも食べやすい逸品。

味付けは濃い目でしたが、人生初の穴熊ということで、今後もこの味は忘れることはありません。

茸・米

ご近所さんから頂いたという椎茸の原木から採った茸と米のリゾット。

季節の香り付けとして大葉をちらし、食感は何と蟻・・・。

グラム単価ではフェラーリよりも高いという食用の蟻ですが、こちらも人生初の実食。

椎茸のギュッと詰まった旨味、カリカリとした食感の蟻。

濃厚な味付けなので、これくらいの分量が丁度良かったです。

南瓜をちらした美しい見た目のソーセージ。

肉にはもちろん猪肉を使用しています。

猪肉をしっかり練り込んで作られた逸品で、下味の塩胡椒がしっかり効いています。

口あたりがジビエとは思えないほど良く、スッと喉を通ってきます。

表面はただ焼き目を付けているだけでなく、実は椎茸がひっついた状態で火入れしてあります。

蛙、穴熊、蟻ときたので少し落ち着いた感じですね。

お口直し

ということで、お口直し。

私が訪れたのは8月だったので、季節物のスイカを使ったもの。

凍らしたスイカを冷凍し、シャーベット状にしたもの。

無駄なものは一切入れず、純スイカの味という感じ。

様々な系統の料理に携わってきたシェフですが、やはり一周すると、シンプルかつ創作、そして研ぎ澄まされた料理に行きつくのでしょうか。

夏鹿

最後のジビエ料理。

醤油麹のソース、スモモのソースの2種類でいただきます。

山椒の香りをしっかり纏った肉で、レアの状態でいただきます。

これだけレアなので、流石に動物臭はありますが、肉質は極めた柔らかく食べやすい印象。

2歳半の雌鹿で、利き足ではない足を使うことで筋発達が遅れ、柔らかい肉質になっているのだとか。

ペアリングのドリンクは「土と七味唐辛子」で、土らしいカビ臭さを残しながらも、ピリッとした唐辛子の刺激で鹿肉の臭みをスッキリ解消。

後味が良いですが、お腹のキャパはそろそろ限界です。

パン

パンも焼きたてのものをふるまってくれます。

まさに素朴。




檸檬

提供する直前にシェフが味見しながら、丁寧に作ってくれるワラビ餅。

新鮮なレモンと適度な糖が入っており、高温の状態でいただきます。

時間が経過するとともに、馴染んでくるので箸でもしっかり掬うことができます。

無花果

豪華絢爛な皿にて登場した無花果。

アールグレイのシャーベットが添えられており、キンキンい冷えた状態で食後の一服。

茶葉のフレーバーがしっかりとアクセントとなって、まるでイギリスにいるかのような気分になる上品な味。

お菓子

さて、コース全体を振り返りながら菓子類で締めていきます。

鳥の巣にのってやってきたのは、レアチーズケーキ。

凛とした口あたりで、チーズがしっかり。

我が家のハムスターがいつも食べている向日葵の種。

まさか自分も食べる日が来るとは思いませんでした。

圧力の調整を利用して、内部にはしっかりココナッツの味が付いています。

ボリボリと齧りました。

珈琲

美杉の水で淹れた珈琲。

心も体も温まりました。

ペアリングドリンク(7000円)

料理にはこだわりのペアリングが付いてきます。

それぞれの料理の特徴を反映して考案されたものばかりで、普段は絶対に飲むことのないもの。

お冷はお店から15分ほどの場所にある畑の湧水に木苺を入れたもの。

食前の椎茸のスープは、まさに椎茸汁という印象。

美杉の良さを活かしたグリーンティーは、爽快な口当たり。

土に関しては200度で20分程度火入れしたもので、まさに未知の境地。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:食のフュージョンと感謝。

3274様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!




3274に行った感想

三重県津市美杉町にあるレストラン「3274」。

東谷シェフの織りなす未知の料理、地場の食材にこだわった食に触れ、改めて自然と食に感謝する食義を身に付ける機会となりました。

ジビエ料理に対して苦手意識がある方も多いとは思いますが、騙されたと思って一度は食べてみる価値があると思います。

自身の食の経験、知見、考え方などを見直す良い機会となり感謝です。

また、お邪魔します。

本日も最高のペロペロでした!

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