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【伊勢市】「おくの」地域密着の大衆食堂でランチ!戦後から営業を続ける老舗|メニュー・食レポ

公開日:2023年09月08日

こんにちわ、ケンチェラーラです。

三重県伊勢市常盤にある「おくの」に行ってきました。

戦後間もない頃に開業した老舗の大衆食堂で、浦の橋商店街の周辺に住む地元民から愛されるお店です。

営業時間は午前10時~16時ということもあり、早めのランチや遅めのご飯にもピッタリだと思うので、様々なシチュエーションで利用が可能。

また、小さい頃からこの味に慣れ親しんでいる人も多く、都心部から帰省した際に必ず立ち寄る人もいるという、まさに地域密着型の飲食店と言えます。

営業年数は地域屈指の長さなのですが、ネット上には情報が少なく謎に包まれているため、この目で確かめるために実際に潜入調査してきました。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 10:00〜16:00
定休日 木曜日
電話 0596-28-4072
予算 500円~
場所 三重県伊勢市常磐2丁目6−20
備考 予約不可・カード不可・電子マネー不可




地域密着の大衆食堂でランチ!戦後から営業を続ける老舗「おくの」とは?

1945年頃、三重県伊勢市にオープンした「おくの」

創業当初、この辺りの地域は数多くの飲食店や八百屋さんが軒を連ねており、伊勢市民の憩いの商店街として繁盛していたのですが、現在はその人足も減少傾向にあり、ひっそりと営業を続けるお店がほとんど。

そんな中でも一際、昭和のオーラを放つ飲食店が今も数店舗残っており、この地で営業を開始して75年以上の歴史を有する大衆食堂「おくの」。

初代店主の奥野さんは、既に他界されたのですが、今は奥様である奥野久子さんが一人で営業を継続しています。

元々は飲食の経験もほとんどなかった久子さんは、一人での営業するようになると、様々な苦悩があったそうですが、地域の人に支えられながら何とかここまで来たと仰っていました。

お昼はお腹を空かせたサラリーマンが一息つける食堂として、中休憩なしで夕方まで営業しており、ランチタイムを逃しても、ここならばお腹いっぱい食事をすることができます。

戦後にオープンして長年、浦の橋商店街で営業を続ける飲食店。古くからの常連客の方も多く、お母さんと雑談を楽しむためだけにやってくる人もいるそうです。メニュー数も豊富で、お値段も良心的なので毎日行っても問題なしです!

お店へのアクセスと駐車場について

お店は「浦の橋商店街」の中心部にあり、近鉄宮町駅から徒歩10分ほどで到着します。

すぐ横には「なかこう青果店」があるので、地元民の方であればすぐに分かると思います。

専用駐車場はないので、車でお越しの方は近くの道路沿い、またはコインパーキングを利用するようにしましょう。

事前の予約は不可となっています。

平日のランチ時でも満席である確率は低いので、時間がない方にもオススメできます。

店内の様子は?

お店の外観は昭和、平成、令和と大きく外装を変更することなく、老舗の貫禄がしっかり感じられるもの。

お店前にはレトロな食品サンプルが置かれており、ガラガラと扉を開くと、店内で優しく出迎えてくれるお母さんが登場。

静かな空間でお母さんと会話を楽しむ常連客さんが多い印象で、どうやらタバコも吸うことができる幻のお店らしい。

店内には出前用の盆などもあり、昭和の名残りがしっかり。

笑顔が素敵なお母さんで、接客から調理に至るまで、基本的に全て一人で行っているので、混雑時には多少の時間がかかるとのこと。

戦後から姿形を変えない自分のおばあちゃん家のような雰囲気を感じました。

時間を気にせず、まったりと食事ができるので、疲れた時などに一人でふらっと食べに行くのがオススメです。

 

おくののメニューを紹介

  • 小うどん(350円)
  • 伊勢うどん(500円)
  • 伊勢うどん大盛(600円)
  • そば(550円)
  • きしめん(550円)
  • かやくうどん(550円)
  • 玉子うどん(550円)
  • 月見うどん(550円)
  • 玉子とじうどん(550円)
  • 肉うどん(700円)
  • カレーうどん(700円)
  • チキンカレーうどん(700円)
  • 鳥南蛮(700円)
  • スタミナうどん(850円)
  • お子様ラーメン(350円)
  • Bラーメン(500円)
  • ラーメン(580円)
  • ラーメン大盛(680円)
  • バターラーメン(580円)
  • 五目そば(630円)
  • チャーシュー麺(750円)
  • 味噌ラーメン(580円)
  • ざるそば(650円)
  • かやくそば(600円)
  • 月見そば(600円)
  • 玉子とじそば(600円)
  • 肉そば(750円)
  • 鍋焼きうどん(850円)
  • 玉子丼(530円)
  • 親子丼(580円)
  • カレー風味丼(630円)
  • 他人丼(650円)
  • カツ丼(700円)
  • えび玉丼(630円)
  • ライス
  • 小(130円)
  • 中(160円)
  • 赤だし(120円)
  • カレーライス(630円)
  • チキンライス(630円)
  • ハヤシライス(630円)
  • チャーハン(630円)
  • ドライカレー(630円)
  • オムライス(750円)
  • カツカレー(800円)

店主のオススメを尋ねると「人による」との一言・・・。

観光客の方向けには「伊勢うどん」が人気とのことですが、地元の人はラーメンや丼物を注文する人が多い印象。

壁にかけられたメニュー表にはカロリー表記もあるので、女性の方やダイエット中の方でも安心して食事が可能。

和食やうどんなどの麺類、本当に何でもそろっている印象で、毎日のように通っても飽きることはないと思います。

食事は500円~1000円程度の予算で、近隣の飲食店と比較すると、かなりリーズナブルだと思います。

口コミを見ていると「うどん」に定評がある様子だったので、男性の方などは単品一品と「小うどん」のセットでの注文がオススメです。食べすぎて午後の仕事に支障をきたさないように注意してください・・・。

今回食べたものを紹介!

以前の職場がすぐ近くだったのですが、何と一度も行ったことがなかったので、今回は念願の初訪問。

戦後にオープンし、現在の店主は同市内から嫁いできたそうですが、ご主人が亡くなられた後は「しっぽりでもいいので、続けたい」という想いをもとに営業を継続されているそうです。

忙しく過ぎていく時間を気にすることなく、お母さんとしばし会話を楽しみ、早速食事タイム。

注文後に、真心込めてひとつひとつ作ってくださりました。

早速、ペロペロしていきましょう!

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カツ丼(700円)

まずは、個人的に大好きな「カツ丼」。

トロトロに溶かれた卵と揚げたてのトンカツが白米の上にたっぷり乗っており、豚肉に関しては、揚げる前にしっかり叩きを入れて肉繊維を破壊するひと手間。

昔ながらの優しい味のカツ丼という印象で、味付けは結構薄めで、健康的な丼物という印象。

やや火を入れすぎたのか、焦げ目の味がしましたが、これはこれで手作り感があって良き。

しっとりした衣を纏ったトンカツとたっぷりの出汁が染み込んだ白米の相性は、言わずもがな最高でした。

古き良き、味付けをそのまま現代に引き継ぎ、お母さんとの貴重な会話という付加価値をつけることで、この上なく至高の食事となりました。

小うどん(350円)

私のような暴飲暴食を繰り返す男児にはピッタリの「小うどん」。

小といっても、一般的なお店の並み程度の分量があるので、女性の方は注意してください。

出汁は節系のコクと風味がしっかりしており、何とも懐かしい味。

日本人の心をくすぐる、ノスタルジックな味わいで、飾らない素朴さが無性に記憶に残っています。

やや長めに茹でられた麺は、加水率が高めで、モチっとした食感。

最後の一滴まで心を体に染みる味で、気が付くとあっという間に完食。

こういった大衆食堂は、今や絶滅危惧されていますが、個人的にはこういったお店にはこれから先も末永く存続してもらいたい限りですね。

伊勢の大衆食堂群、これからも応援させていただきます。

  • 満足度:☆☆☆
  • 味:☆☆☆
  • 一言:お母さんの人柄が素敵

おくの様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!




おくのに行った感想

今回は三重県伊勢市にある「おくの」に行ってきました。

昔ながらの雰囲気を残しながら食べる丼物と麺類は、日本人の心の拠り所とも言える、あのノスタルジックな心情が蘇ってきました。

伊勢市内には、まだまだ老舗の食堂があるので、早く全店舗制覇できるように、日々巡業を進めていきます。

仕事にのまれて、ランチを食べそびれた際には是非ともお勧めしたいお店です。

また、あのお母さんと話に行こうと思います。

本日も最高のペロペロでした!