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【伊勢市】「伊勢ラーメン88」10種類以上のスープ!2008年創業の地元に根付いたラーメン屋|食べた感想・メニュー

公開日:2022年10月31日

こんにちわ、ケンチェラーラです。

三重県伊勢市勢田町にある「伊勢らーめん88」に行ってきました。

今年で創業15年を迎えるラーメン屋さんで、地元の学生や神宮を訪れる観光客で賑わっているお店です。

ラーメンの種類が豊富な点が特徴で、通い詰めると自分好みの一杯が必ず見つかると思います。

店主の素敵な人柄やサービス精神旺盛な点も、長年この地で営業を続けられている理由の一つだと考えます。

私もケンチェ飯の活動を始める前から何度かお邪魔したことがあったお店ということもあり、気合いを入れて執筆したので、是非最後まで一読ください。

今回は食べた感想やお店の特徴について詳しく掲載させていただきます。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 11:30~14:00・18:00~21:00(L.O:20:30)
定休日 月曜日の夜・火曜日の夜・水曜日の夜
電話 090-7025-8703
予算 500円~
場所 三重県伊勢市勢田町103-101
備考 カード不可




伊勢市にあるラーメン屋「伊勢らーめん88」とは?

2008年11月11日、三重県伊勢市勢田町にオープンした「伊勢らーめん88」

創業当初は、2002年1月31日に放映されたTVチャンピオン(テレビ東京系列)「激ウマ!!新・行列店ラーメン職人選手権」の優勝者である森住康二さんが監修した「麵屋黒船」というお店として開業。

その後、改名を行い独立したラーメン屋として再出発。

現在は、常時10種類以上のラーメンやつけ麺を提供するお店として、地元の学生をはじめ観光客を惹きつけています。

とにかくラーメンの種類が多いのが特徴で、濃いもの、薄いもの、辛口など、人それぞれ千差万別の嗜好の中から自分好みの一杯が見つかることでしょう。

一店舗でこれだけ多くのラーメンの種類を提供できいる理由は、スープや麺を「OEM(Original Equipment Manufacturing)」で作られたものを使用しているからとのこと。

一般的なラーメン屋さんでは、職人さんが作る一杯を想像する方も多いかと思いますが、こちらのお店では様々なラーメンを食べ歩いた店主の経験と味感覚を活かして、全てのラーメンを外注製造。

全国様々な場所でラーメンを食べ歩き、ラーメンを愛した店主が本当に美味しいと思うラーメンのみを製造依頼し、仕入れを行っているとか。

ちなみに、外注先としては1970年創業の京都にある宝産業という会社で、中華系のOEM業界ではかなり名の知れた重鎮のような法人となっています。

創業当初は醤油葱麺などの黒船グループの影響を色濃く受けたラーメンを提供していましたが、現在では鶏豚骨などの万人の口に合う一杯を提供しています。

伊勢市には数多くのラーメン屋さんが軒を連ねますが、伊勢らーめん88のように多種多様なラーメンを提供しているお店は限られています。年中無休というのも特徴で、系統に左右されず気軽に様々なラーメンが食べられるお店として重宝することでしょう。

店主の経歴とラーメン愛

左:谷社長 / 右:妹の伊津紀さん

伊勢らーめん88を経営するのは、伊勢市出身の谷雅善さんと妹の谷伊津紀さん。

実は、ラーメン屋さんと並行して、(有)中央真珠として昭和54年から父がこの地で真珠の卸業を開業し、今でも事業を続けられています。

社長の谷雅善さんは、京都産業大学を卒業後は渡米し、ゴルフのプロを目指したこともあったそうで、帰国後は家業の真珠業を継がれたそうです。

その後は、大阪の知人が「黒船」を開店した際に、移住先の大阪で修業を積み、実家の横に念願のラーメン店をオープンされたそうです。

学生時代はラーメンの激戦区である京都で様々なラーメンを食べ歩いていたこともあって、今でも毎日のように様々なラーメンを口にされているそうです。

アントニオ猪木と沖縄が好きとのことで、店内にはその影響が色濃く反映されたグッズが飾られています。

店頭では、社長の谷雅善さん、または妹の伊津紀さんが調理を行い、昼間は年中無休の体制で営業されています。

非常に素敵な人柄の御二方なので、皆様も店頭で是非話しかけてみてくださいね。

伊勢らーめん88の秘密

店名は、社長の誕生日が8月8日であることに由来しているそうです。また、真珠業界の神様とも言われる御木本家との血縁もあるとの情報も・・・。

お店へのアクセスと駐車場について

お店は伊勢市勢田町にあり、伊勢自動車道伊勢西ICの南部にあります。

五十鈴川駅から1,421mの距離ですが、基本的には車でのアクセスが推奨されます。

伊勢神宮(内宮)からは、伊勢市駅方面に車で5分ほど進んだ場所にあります。

駐車場はお店前に確保されていますが、出入りがやや不便なので、運転には注意してください。

店内の様子は?

店内は清潔感の漂う感じで、8人掛けのテーブルが1卓、カウンター6席。

皇學館大學の野球部の学生がバイトで多いとのことで、元気を売りに接客されているそうです。

学校帰りの学生、仕事終わりの一人飯など様々なシチュエーションで利用が可能。

社長は大の沖縄好きとのことで、オリオンビールを提供していたり、三線が壁に飾られていたりしました。

非常にアットホームな雰囲気なので、気軽に来店できると思います。

 

伊勢ラーメン88のメニューを紹介

  • ラーメン
  • しょうゆ麺(850円)
  • みそ麺(850円)
  • 辛みそ麺(950円)
  • 伊勢塩麺(950円)
  • 塩麺(850円)
  • 黒潮ラーメン(950円)
  • こってり鶏とんこつ麺(900円)
  • カレーラーメン(950円)
  • お子様麺(500円)
  • まぜそば・つけ麺
  • 台湾まぜそば(950円)
  • 魚濃厚つけ麺(950円)
  • えびつけ麺(950円)
  • トッピング
  • 温泉玉子(150円)
  • 各種麺大盛り(120円)
  • メンマ(150円)
  • チャーシュー増し(400円)
  • 辛みそ(150円)
  • ご飯もの・一品料理
  • チャーシュー小丼(400円)
  • ご飯(150円)
  • 餃子(390円)
  • ちょい吞みセット(990円)

お店の一番人気は「こってり鶏とんこつ麺」とのこと。

常連客の方は「辛みそ」や「しょうゆ麺」を注文される方も多いそうですが、何度か通って自分好みの一杯を見つけるのがオススメ。

男性であれば麺大盛りは必須で、追加で白米の注文も外すことができないでしょう。

8月8日などラーメンの値段が大きく割引される日もあるので要チェック。

食事は500円~1000円程度の予算で、お酒の提供もあります。

学生は、いつでも麺大盛り無料(学生証不要で申告制)となっています。お腹一杯食べてもらいたいという店主の想いが詰まったサービスですね。

今回食べたものを紹介!

ケンチェ飯の活動を始める前から、何度かお邪魔したことがあるコチラのお店。

今回はひょんなご縁から、取材させていただくことになり、4種類のラーメンをいただいてきました。

どのラーメンも全く味が異なり、1店舗で様々なラーメン屋さんを巡っているような感覚に浸りながら実食。

今回も簡単に食レポをさせていただきます。

早速、ペロペロしていきましょう!

伊勢塩麺(950円)

まずは、あっさりとした味が特徴の「伊勢塩麺」。

伊勢志摩産のあおさが入った地域ならではの一杯で、非常にあっさりとした塩系のスープ。

オリーブオイルがアクセントに入っており、スープから何とも食欲そそられる香りが漂っています。

後味もよく、スープを喉に通すと、オリーブの風味と一緒に味がスーッと消えていく感じ。

女性や子供でも食べやすい一杯だと思います。

味変として、付け合わせの辛味噌を入れると辛みのアクセントが入って、全く顔色が変わります。

魚粉系のパウンダーのようなものも入った辛味噌なので、スープの味を引き立てながら、上品に舌上を刺激する感じ・・・中毒性がありました。

麺は細麺で加水率は中程度。

塩ラーメンと言えば、やはりこれくらいの細麺が一番相性が良いですね。

魚濃厚つけ麺(950円)

つけ麺ファンには、持ってこいの「魚濃厚つけ麺」。

刻み葱が浮かぶ魚粉がしっかり効いたスープに、モチモチの太麺。

こちらの麺は、ラーメンとは異なる太さや材料配分のものを使用。

タピオカが入ったもので、ツルッとした口あたりと、弾力のあるモチッと食感が特徴的でした。

スープとの絡みも申し分なく良く、非常に満足感のある一杯でした。

温泉玉子をスープに入れると、また味の主張が少し変わるので、是非試してみてください。

先ほど同様に、一杯のラーメンで様々な食べた方ができるのがこのお店ならではの創意工夫だと思います。

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こってり鶏とんこつ麺(900円)

お店のナンバーワンメニューである「こってり鶏とんこつ麺」。

濃厚な鶏豚骨のスープが特徴で、この日食べたラーメンの中では一番味の主張が強いもの。

鶏油と豚骨の按配が絶妙で、癖もなく非常に食べやすかったです。

豚骨独特の癖が好きなラーメン愛好家には、物足りないかもしれませんが、私のような王道で食べやすい豚骨が好きな人にはオススメ。

上部にトッピングされているのは、辛子ニンニクで、スープに溶かすと刺激が入り食欲がさらにそそられます。

まさに、安定の味と言える一杯という印象でした。

辛みそ麺(950円)

最後はインパクトのある見た目の「辛みそ麺」。

名前の通り、辛味噌がたっぷり入った一杯で、黒い液状の物質の正体は焦がしネギ油。

玉葱と生姜、ラードで炒めて作ったもので、豊かな香りをスープ全体にもたらしてくれる役者。

一蘭を彷彿させる味付けで、なかなか二郎系のような中毒性のある一杯。

常連さんの中には、こればかり食べる人もいるとのことですが、何となく理由が分かるような気がしました。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:伊勢のラーメン博物館

伊勢ラーメン88様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!




伊勢ラーメン88に行った感想

三重県伊勢市にある「伊勢らーめん88」。

とにかくラーメンの種類が豊富で、1店舗でこれだけ多くの系統のものを提供しているお店は、滅多にないので感銘を受けました。

誰しもが好む、真ん中を突く味の一杯が多く、何度行っても飽きることなく食べれると思います。

皆様も伊勢方面に遊びに行く際は、是非「ラーメン博物館」たる伊勢ラーメン88に行ってみてください。

谷様、貴重なお時間をありがとうございました。

本日も最高ペロペロでした!