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【伊勢市】「ちとせ」大正6年創業の伊勢うどんの老舗!宇治山田駅近くにある人気店|食レポ・メニュー

公開日:2023年10月10日

こんにちわ、ケンチェラーラです。

三重県伊勢市岩渕にある「ちとせ」に行ってきました。

伊勢市のご当地グルメである”伊勢うどん”ですが、市内には数多くの名店があります。

特に有名なお店のひとつに、1928年創業の山口屋、1923年創業のまめやなどがありますが、今回ご紹介するお店は、間違いないく市内ナンバーワンの歴史があるお店。

100年以上もの間、地元民や観光客に愛され続け、一部の人からは「伊勢うどんの聖地」とも言われる老舗の中の老舗。

食べログの評価は3.58と市内の伊勢うどん店の中で3本の指に入る指折りの実力店となっています。

今回はお店の特徴や実際に食べた感想などを詳しく紹介させていただきます。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 10:00〜18:30
定休日 水曜日
電話 0596-28-3879
予算 500円~
場所 三重県伊勢市岩渕1丁目15−11
備考 予約不可・カード不可・電子マネー不可
リンク 伊勢うどん 協議会 公式HP




大正6年創業の伊勢うどんの老舗!宇治山田駅近くにある「ちとせ」とは?

1917年(大正6年)、三重県伊勢市岩渕にオープンした「ちとせ」

創業106年を誇る市内有数の老舗で、”伊勢うどん”という商品名が日本で初めて付いたお店と言われています。

日本を代表する放送作家である永六輔さんが、伊勢に公演に来ていた際にこのお店でうどんを食べ、あまりの美味しかったため、ラジオなどで「伊勢にはこんな美味しいうどんがある」と話したことがきっかけで「伊勢うどん」と名前が付いたといわれいます。

ちとせでは、5種類の海産節をベースに2時間かけてとった出汁を4~5時間ほど寝かせ、たまり醤油を合わせ煮詰めること1時間。

その後も、さらに3日間寝かせ味をなじませるたタレは、初めて見る人なら誰しもが目を疑う真っ黒なビジュアル。

伊勢うどん特有の甘みと豊かな香り、そして全くコシがないもちふわ食感の麺を是非ご賞味ください。

現在は4代目店主が創業当初から受け継がれる味を守り続けています。市内で100年超えのお店は私の知る限り、まめや、山口屋くらいしかないので、その歴史の長さが発祥の地である証拠にもなっていますね。

お店へのアクセスと駐車場について

お店は伊勢市岩渕にあり、近鉄宇治山田駅から徒歩1分の場所にあります。

すぐ近くには有名な「喫茶モリ」があるので、ご存じの方も多い通りだと思います。

駐車場はお店前の路地に縦列駐車、もしくは宇治山田駅横にある「駅前横丁専用駐車場」を利用するといいでしょう。

事前の予約は不可ですが、大人数で利用する場合などは電話で要相談。

平日でも満席が続く人気店なので、開店直後やご飯時をずらした時間帯ならば、比較的スムーズに入店できると思います。

店内の様子は?

お店の外観は、まさに昭和レトロ、いや大正レトロの雰囲気が色濃く残るもの。

市内でもこれほどの貫禄を持ち合わせたお店は数少ないので、まさに国宝級のようなお店ですね。

歴史ある暖簾をくぐって入店すると、平日のお昼でも参拝客や常連客で店内は満席。

座席はテーブル32席で、長年に渡って積み重ねられた歴史が感じられます。

店主は厨房で調理に集中、ホールは女性スタッフ数名が担当されており、帰り際にはアメをくれました。

壁にはこれまでの歴史が読み取れる写真や色紙が飾られており、何時間でもいたくなる雰囲気でした。

 

ちとせのメニューを紹介

  • 伊勢うどん(600円)
  • 月見伊勢うどん(650円)
  • 玉子入り伊勢うどん(650円)
  • きつね伊勢うどん(650円)
  • おろし伊勢うどん(710円)
  • かやく伊勢うどん(710円)
  • 鳥なんば伊勢うどん(760円))
  • 山かけ伊勢うどん(760円)
  • 肉伊勢うどん(930円)
  • 天ぷら伊勢うどん(930円)
  • 肉月見伊勢うどん(980円)
  • 冷やし伊勢うどん(650円)
  • 伊勢うどん定食(870円)
  • 冷やし麺
  • ざるうどん(710円)
  • 温麺
  • きつねうどん(650円)
  • 玉子とじうど(710円)
  • かやくうどん(710円)
  • 鳥なんばうどん(760円)
  • カレーうどん(760円)
  • 肉うどん(930円)
  • 天ぷらうどん(930円)
  • 鍋焼きうどん(930円)
  • 味噌煮込みうどん(930円)
  • 玉子丼(650円)
  • 他人丼(820円)
  • カツ丼(930円)
  • 肉丼(930円)
  • 親子丼(820円)
  • カレーライス(760円)
  • チャーハン(710円)
  • チキンライス(710円)
  • オムライス(870円)
  • カツカレー(980円)
  • 大(300円)
  • 中(250円)
  • 小(190円)
  • とんかつ定食(980円)
  • 焼肉定食(1040円)
  • 豚汁定食(760円)
  • ビール(650円)
  • 缶ビール(350円)
  • おさけ(350円)
  • コーラ(250円)

所見では、とりあえず「伊勢うどん」は必須の注文。

ベースなる伊勢うどんにトッピングをかけて楽しむスタイルで、月見や肉、天ぷらなどラインナップが豊富。

麺類の他にもカレーや丼物なども充実しており、街のお食事処としても十分機能すると思います。

また、持ち帰りも可能で、近隣の方であればご家庭でも楽しむことができます。

何度か通い詰めて、”自分好みの伊勢うどん”に出会えるといいですね!

食事は一人500円~1000円程度の予算で、市内にあるうどん店の平均的な価格帯となっています。

提供時間も早く、サクッと食べることができるので時間がない人にもオススメ!常に混雑している印象ですが、お客さんの回転率が高いので、少し待てば入店できると思います。

今回食べたものを紹介!

伊勢市内にある老舗を巡り始めて、気が付くと1か月以上が経過。

伊勢うどんを提供するお店は既に大部分制覇したのですが、この日は”大御所”と呼ぶにふさわしい、コチラのお店へ。

店内は他県からやってきたお客さんで溢れており、皆さんそろって「本場を食べておこう」という想いがあるのでしょう。

個人的には市内には、”なんちゃってうどん店”も少なからず存在していると思うのですが、ここのうどんは間違いなく本物。

今回は「肉伊勢うどん」の一本勝負。

ちなみに、孤独のグルメ2021大晦日スペシャルで井之頭五郎(松重豊)さんも訪問されていたお店となります。

早速、ペロペロしていきましょう!

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肉伊勢うどん(930円)

真っ黒なタレと艶が美しい麺が見える「肉伊勢うどん」。

タレは甘めのもので、たまり醤油のコク、そして数種の節の風味が口の中に広がります。

最初は「口の中に”濃いもの”が入ってきた」という印象でしたが、すぐにその素晴らしい風味で脳天が貫かれました。

タレのみで飲んでみたのですが、見た目ほど重たい感じではなく、非常にキレの良い味わい。

代々引き継がれた秘伝のタレは、市内の伊勢うどん店の中でも特に黒い感じで、たまり醤油の配分が多めなのか。

麺は2度茹でのもので、至高のツルっと、かつプリっと食感。

極限まで水分を含んだ麺で、柔らかのですが、適度なしなやかさ、そしてリフトアップしても切れない強度を持ち合わせ、まさに職人技の境地。

最近食べた「つきよみ食堂」のものにやや似たものを感じましたが、本当に美味しかったです。

お肉は味付けが薄めで、おそらくタレの存在感をしっかり引き立たせるため。

大正、昭和、平成、そして令和の時代に伊勢神宮へ旅をしてきた参拝客の胃腸を支え続け、これから先も”元祖ファーストフード”として愛されていく味。

今日も、素晴らしいお店に出会ってしまった…。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:元祖伊勢うどんの老舗

ちとせ様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!




ちとせに行った感想

今回は伊勢市にある「ちとせ」に行ってきました。

昔ながらの店内でいただく、至高の伊勢うどんは、地元民である私でも唸るほどの美味しさでした。

店主も素敵な方で、4代目としてこの味を守り続けていきたいという想いが、一杯を食べ進める中で、ひしひしと伝わってきたように思えます。

まさに伊勢うどんのルーツとも言えるお店で、宇治山田駅から近いということもあり、駅近くでお食事をお探しの方にはオススメ。

伊勢に来た際は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

本日も最高のペロペロでした!