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【伊勢市】「つきよみ食堂」完全手打ちの究極の伊勢うどん!1980年創業の老舗でランチ|食レポ・駐車場

公開日:2023年09月22日

こんにちわ、ケンチェラーラです。

三重県伊勢市中村町にある「つきよみ食堂」に行ってきました。

お伊勢参りの際は、絶対に食べておきたいご当地グルメの一つである伊勢うどん。

市内には伊勢うどんを提供するお店は数十店舗以上ありますが、お店によってその特徴や食べ方も異なります。

その中でも食べログの評価や口コミなど総合的に判断し、伊勢うどんのお店の中では屈指の実力を持つと太鼓判を押せるお店が、今回ご紹介する”つきよみ食堂”。

地元民である私は、名店という名店は回り切ったのですが、個人的にはコチラのお店が本当にお気に入りです・・。

何よりも、一般的には製麺所の麺を使用するお店が多い中、こちらのお店は完全手打ち麺を使用しており、今となっては市内でも絶滅危惧店。

今回は食レポやお店の特徴について、詳しくまとめたので参考にどうぞ。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 11:00〜15:00
定休日 月曜日・火曜日・日曜日
電話 0596-23-5154
予算 1000円~
場所 三重県伊勢市中村町831
備考 予約不可
リンク つきよみ食堂 公式HP




完全手打ちの究極の伊勢うどん!1980年創業の老舗「つきよみ食堂」とは?

1980年10月5日、三重県伊勢市中村町にオープンした「つきよみ食堂」

伊勢神宮・内宮に続く国道23号線沿いで40年以上営業を続ける老舗で、伊勢うどんや濃厚な溜まり醤油を使ったカツ丼のお店として知られています。

お店は、楠木康生さん、静香さんのご夫婦で経営されており、店主の康生さんは地元の伊勢工業高校を卒業後、電気関係の会社に就職。

25歳の時、叔父の誘いで月読宮前のテナントで、うどん屋を開業してみようと決意し、初めは従業員として飲食の道に。

店名である「つきよみ食堂」の由来も、”月読宮の前にあるから”というシンプルな理由で名付けたそうです。

そして、26歳の時にうどん・そばのお店として独立し、朝から晩まで休日もほとんど確保できずに働いていた時期もあるとのことですが、現在67歳に至るまでご夫婦仲良くお店を切り盛りしているそうです。

創業当初は製麵所から仕入れた麺を使用していたそうですが、平成20年4月より、市内でも珍しい”完全手打ち麺”に変更。

太陽が昇らない時間帯から仕込みを始め、お客さんがやってくる時間帯には最高の状態で提供できるように、独自の製法を考案。

数ある伊勢うどんの専門店の中でも、頭一つ飛び抜けた味・食感・香りを再現しており、一度食べるとこの味はもう忘れられません・・・。

開業当初はうどん・そばのお店として始まったそうですが、その後は丼物・定食のお店、そして現在では伊勢うどん・かつ丼のお店として名を馳せています。業態を少しずつ変化させながら、伊勢を訪れる観光客の胃袋を長年満たし続けている老舗です。

お店へのアクセスと駐車場について

お店は伊勢市中村町にあり、内宮から5分ほどの場所にある国道23号線沿いにあります。

車でアクセスする場合は伊勢ICより3分、電車の場合は近鉄五十鈴川駅から徒歩10分ほどで到着します。

駐車場はお店前に6台分確保されていますが、満車の場合は当店に向かって右の信号の角に3台の駐車スペースが有ります。

事前の予約は不可で、人気店のため休日は満席であることが多いので、時間に余裕をもって来店するようにしましょう。

店内の様子は?

テナントの一角にあるお店で、入店すると左手に製麺室があります。

暖簾をくぐって中に入ると、優しいご夫婦がお出迎えしてくださります。

店内はテーブル8席とお座敷12席の2種類で、何とも落ち着いた雰囲気が広がっています。

地元の常連客の方も多い印象で、厨房から顔を出して店主と話す方もちらほら。

一人で来店する人も複数人でランチを楽しむ人など、様々な客層で賑わっていました。

店内には雑誌や漫画などがるので、混雑を回避するために、遅めの昼に来店して、まったり寛ぐのもお勧めです。

 

つきよみ食堂のメニューを紹介

  • 伊勢うどん定食(800円)
  • 伊勢うどん
  • 並盛り(550円)
  • 半盛り(400円)
  • 大盛り(700円)
  • 特盛り(900円)
  • 肉入り(900円)
  • かつ入り(900円)
  • 海老フライ(900円)
  • 牡蠣フライ(900円)
  • 月見(650円)
  • 玉子とじ(650円)
  • 山かけ(650円)
  • 月見山かけ(750円)
  • おろし(650円)
  • 梅おろし(750円)
  • チーズ入り(650円)
  • カレーうどん(750円)
  • カツカレーうどん(950円)
  • 海老カレーうどん(950円)
  • 牡蠣カレーうどん(950円)
  • カツ丼(900円)
  • カツ丼カレー味(900円)
  • ソースカツ丼(900円)
  • みそかつ丼(900円)
  • 潮香都丼(900円)
  • 伊勢かつ丼(900円)
  • 豚ショウガ焼き丼(900円)
  • えび丼(900円)
  • 潮恵比丼(900円)
  • 牡蠣フライ丼(900円)
  • 磯の香り丼(900円)
  • 親子丼(800円)
  • 玉子丼(600円)
  • ライス(150円)
  • とんかつ定食(1200円)
  • みそかつ定食(1200円)
  • 海老フライ(1200円)
  • 豚ミンチかつ定食(1200円)
  • 豚ショウガ焼き定食(1200円)
  • 牡蠣フライ定食(1200円)
  • 一人旅定食(900円)
  • 二人旅定食(900円)
  • カツ丼と伊勢うどんの半盛りのセット(1200円)
  • えび丼と半盛りのセット(1200円)
  • ミニカツ丼と半盛りのセット(1150円)
  • ミニえび丼と半盛りのセット(1150円)
  • ミニカツ丼と伊勢うどんのセット(1300円)
  • ミニえび丼と伊勢うどんのセット(1300円)
  • みそかつ定食と半盛りのセット(1500円)
  • 海老フライ定食と半盛りのセット(1500円)
  • ミニ定食と伊勢うどん半盛りのセット(1200円)
  • ミニ海老フライ定食(1200円)
  • サイダー(150円)
  • ノンアルコール(400円)

メニュー数は伊勢うどんを中心に約60種類程度あり、店主曰く「伊勢うどん定食」やお得なセットメニューがオススメとのこと。

男性の方であれば、お店の名物を堪能できる「丼物+伊勢うどんの半盛りセット」などが推奨されます。

とにかく、地元民であってもこのお店の伊勢うどんは、人生で一度は食べておくべき商品だと思います。

口コミでは一風変わった「潮香都丼」や「潮恵比丼」なども常連客から人気との情報も。

予算は一人あたり1000円~1500円程度の予算でしょう。

メニューをよく見ていると、あまり目にしない名前の商品も多数見受けられます。店主が技術畑出身の方ということもあり、お店のブログやメニューなども手作りとのこと。

今回食べたものを紹介!

最近、休日になると専ら、伊勢うどんの名店を巡業する日々。

今回も新店開拓ということで、コチラのお店にお邪魔してきました。

お目当ての伊勢うどんはもちろんなのですが、少し前から気になっていた「伊勢かつ丼」も食べることができ、結論「最高のお店」でした。

今回も激長となりますが、知識も踏まえて食レポをさせていただきます。

早速、ペロペロしていきましょう!

伊勢かつ丼(900円)

こちらが、このお店独自の「伊勢かつ丼」。

いつも見るものとは異なりますが、その見た目から直感で「美味いやつ」と分かります。

伊勢うどんを主力商品として営業していたこともあり、ある時にお客さんから「福井には”ソースかつ丼”というものがあるが、伊勢うどんのタレで作ってみたら?」と言われたヒントをもとに独自で開発。

伊勢うどんにも使用している、このお店独自の溜まり醤油を白米にたっぷりかけて、スライスした玉葱をトッピング、その上に揚げたてのトンカツを乗せて、さらに溜まり醤油をたっぷりかけた一品。

トンカツは山形県産と中心に背ロースを使用し、白米は三重県産のコシヒカリ。

サクサク食感と玉葱の辛み、そして対局となるこの絶妙な甘さのタレ。

まさに”激震”の言葉がふさわしい完成度で、今まで食べていたカツ丼とは、また違う路線のものですが、ハマる人にはハマると思います。

これはリピート確定・・・。

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伊勢うどん 半盛(400円)

あまりにも感動した、こちらの「伊勢うどん」。

見てください、この艶を纏ったうどんを。

お世辞抜きで、これまで食べた伊勢うどんの中では断トツ一番だったので、調子に乗って文章が長くなるかもしれませんが、悪しからず。

一言で表すなら、「生き物のような口当たり、伊勢うどん特有の柔らかさと弾力を共存させてもの」。

とにかく食べれば分かると思いますが、風味、旨味、塩味など何をとっても非の打ち所がありません。

いろいろと調査していると、最初から子の完成度に辿り着いていたわけではなく、平成20年4月までは地元の山口製麵などの麺を使用していたそうです。

しかし、ある時に「手打ちで茹でたての麺の方が、コシがあって美味しい」ということに気付き、何と独学でこの味に辿り着いたそうです。

市販の麺はASWと呼ばれる外麦を使ったものが多いですが、つきよみ食堂では三重県産のあやひかりを使用。

配分はあやひかり1.4㎏、塩60g、水600㏄とのことで、水回し、こね、足踏み、切りまで手作業で行っているという、手間暇かかった麺。

麺の手打ちは、驚異の午前4時半頃から開始し、コシとなるグルテンが形成されるまで、とにかく手作業でこねを行っていくそうです。

そして、麺の手打ち作業と同時に、昨日の朝に打った麺を茹で始め、約1時間かけて水分を浸透させていくそうです。

伊勢うどんは、茹で上げから3~5時間経過時が最も美味しくなるということで、前日に冷凍しておいたものを使用することで、最高の状態で、お客様に提供できるように工夫しているとか。

もっちり食感と、ふわっと弾力、これぞ「伊勢うどん」。

ちなみに、タレはの作り方は、市内の「美杉食堂」というお店で学んだそうで、何度食べても飽きないように、他店と比較すると甘さが控えめなのが、このお店の特徴。

本鰹と鯖とうるめの節を等分配合して、昆布と一緒にしたものがベースとなり、たまり醤油だけでなく、塩味を出すために濃口醤油も少し入れているとか。

店主自らが、幼い頃に食べた伊勢うどんに近づくべく何度か味の変更をしてきたそうで、このお店ならではの配合で、たまり醤油の旨味が効いた味わいとなっていました。

すいません、美味しすぎて、長くなりました・・・。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:究極の伊勢うどんを発掘

つきよみ食堂様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!




つきよみ食堂に行った感想

今回は伊勢市にある「つきよみ食堂」に行ってきました。

懐かしい時計がボーンと鳴り響く店内で寛ぐ最高の時間にふさわしい、一線を画する味わいの伊勢うどん。

これは普段、伊勢うどんを食べない地元民でも太鼓判を押すだけのことはあり、「スーパーで伊勢うどんを買って食べればいい」という地元民の考えを覆します。

このお店ならではの、完全手打ち麺は、本当に感動するもので、香川の讃岐うどんくらい全国に知れ渡ってほしいですね。

また、一緒にいただいたカツ丼もオリジナル性が強く、至高の美味さでした。

本日も最高のペロペロでした!