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【伊勢市】「山口屋」ミシュランに掲載された伊勢うどん!1928年創業の老舗でランチ|駐車場・食レポ

公開日:2023年09月06日

こんにちわ、ケンチェラーラです。

三重県伊勢市にある「名代伊勢うどん 山口屋」に行ってきました。

伊勢観光には絶対に外せないグルメの一つである伊勢うどんを専門に提供するお店で、その人気ぶりも市内では随一のもので、名実ともに確かなお店です。

そして、実はこちらのお店は昭和初期から営業を開始し、2019年にはミシュラン掲載店となり、一躍その知名度が上がりました。

県内で”うどん分野”でミシュランを獲得したお店は5店舗ほどしかなく、もちろん、伊勢市内では山口屋の1店舗のみ。

まさに「伊勢うどんの聖地」とも言えるお店なので、伊勢観光の際は是非一度足を運んでみてくださいね。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 10:00〜18:00
定休日 木曜日
電話 0596-28-3856
予算 1000円~
場所 三重県伊勢市宮後1-4-23
備考 カード不可・電子マネー不可
リンク 名代 伊勢うどん 山口屋




ミシュランに掲載された伊勢うどん!1928年創業の老舗「名代伊勢うどん 山口屋」とは?

1928年(昭和3年)、三重県伊勢市にオープンした「名代伊勢うどん 山口屋」

昭和初期から一貫して伊勢の郷土料理である「伊勢うどん」を提供するお店として営業を続けており、この地を訪れる観光客や地元民の胃袋を満たしてきたお店です。

一般的なうどんと異なり、極太のうどんに濃厚な黒いタレを絡めて食べる伊勢うどんは、伊勢観光の際には絶対に外せない名物グルメの一つ・・・。

こちらのお店は、90年以上この地でうどん一筋で勝負しており、2019年には愛知・岐阜・三重版の「ミシュランガイド」に伊勢うどん専門店として世界で初めて掲載されました。

現在は3代目である山口敦史さんが店主を務め、創業当初から受け継がれる秘伝の製法をもとに、毎朝欠かさず仕込みを行っているそうです。

そんな山口屋ですが、2023年7月23日に再開発の関係で店舗を移転しており、現在は伊勢市駅から徒歩5分ほどの場所でお店を構えています。

伊勢神宮に参拝に行く際のランチやディナーに激押しできるお店なので、是非候補の一つに入れてみてください。

伊勢うどんとは?

真っ黒なタレに見たことないくらい太い麺が入った伊勢うどん。昔は素うどんと呼ばれており、江戸時代以前よりこの地の農民が、うどんに地みそから出来た「たまり」を少しかけ食べていたのがルーツで、かつお節などの出汁を加えて食べやすくした饂飩が前身にあたると言われています。約360年前に浦田町橋本屋七代目、小倉小兵さんがうどん屋を開業したのが始まりだとか。

伊勢うどんの老舗は市内に数多くありますが、トップクラスの歴史を誇る山口屋。有名人も数多く来店しており、伊勢のうどん文化を語る上では絶対に外せないグルメの一つだと思います。

お店へのアクセスと駐車場について

お店は伊勢市宮後にあり、伊勢市駅JR側改札口から徒歩5分ほどで到着します。

前店舗からは80mほど移転しただけなので、一度行ったことがある人ならすぐに分かると思います。

駅から外宮へ続くメイン通りからは、少し外れるので、観光客の方はやや戸惑うかもしれないのでご注意。

駐車場はお店前に数台分確保されているのと、小原産婦人科専用駐車場のNO.39・40・41・43に駐車可能。

貸切予約などは不可で、休日は混雑する傾向があるので、多少時間をずらして訪問するのオススメ。

店内の様子は?

新店舗や明和町にあるヨネダ設計舎や伊勢の若手クリエーターの協力のもと完成した建物で、旧店舗の名残りが所々に感じられる内装。

看板は再利用で、木目を基調とした優しい雰囲気の店内でまったり寛げます。

旧店舗は40席で営業し、コロナ禍では30席に減らしたそうですが、新店舗ではさらに25席に減少。

カウンター席とテーブル席があり、一人でも複数人でも気軽に利用できる工夫が凝らしてあります。

旧店舗では店内の至る所にサイン色紙が飾られていたのですが、現在はそのほとんどが取り払われ、心機一転された様子でした。

 

山口屋のメニューを紹介

  • 名物ごちゃいせうどん(1350円)
  • 松阪牛すじいせうどん
  • 卵入り(980円)
  • 卵なし(900円)
  • いせうどん(600円)
  • 月見いせうどん(680円)
  • きつねいせうどん(730円)
  • かやくいせうどん(800円)
  • にしんいせうどん(930円)
  • 肉いせうどん(850円)
  • 天ぷらいせうどん(950円)
  • いせじまん(730円)
  • ごちゃいせうどん(1350円)
  • 松阪牛すじいせうどん(900円)
  • 松阪牛すじいせうどん(980円)
  • きしめん(650円)
  • きつねきしめん(760円)
  • 玉子とじきしめん(760円)
  • かやくきしめん(830円)
  • ニシンきしめん(960円)
  • 肉きしめん(880円)
  • とりきしめん(880円)
  • 親子きしめん(930円)
  • 天ぷらきしめん(980円)
  • うすうどん(600円)
  • 玉子とじうどん(730円)
  • きつねうどん(730円)
  • かやくうどん(800円)
  • にしんうどん(930円)
  • 肉うどん(850円)
  • とりうどん(850円)
  • 親子うどん(900円)
  • 天ぷらうどん(950円)
  • いせそば(650円)
  • うすそば(650円)
  • 月見そば(730円)
  • きつねそば(760円)
  • 玉子とじそば(760円)
  • かやくそば(830円)
  • ニシンそば(960円)
  • 肉そば(880円)
  • とりそば(880円)
  • 親子そば(930円)
  • 天ぷらそば(980円)
  • 肉カレーうどん(900円)
  • 肉カレーそば(900円)
  • 肉カレーきしめん(930円)
  • とりカレーうどん(900円)
  • とりカレーそば(930円)
  • とりカレーきしめん(930円)
  • ご飯
  • 並(230円)
  • 小(180円)
  • おにぎり(180円)
  • 三色むすび(400円)
  • 手こねずし(800円)
  • 郷土食膳(1550円)
  • おかかご飯(450円)
  • ご飯セット(300円)
  • 板さし(580円)
  • サメのたれ(680円)
  • にしん皿(450円)
  • 麺大盛り(120円)

メニューは伊勢うどんだけでなく、きしめん、蕎麦なども取り揃え、様々なお客さんに楽しんでもらえるように工夫が。

名物は「いせうどん」で、山口屋と言えば第一声には必ずコチラが挙がってきます。

ちなみに、地元民には薄口で食べやすい「きしめん」が人気との情報もありました。

紙エプロンは10円で購入可能で、汚れが気になる方は必須だと思います。

三重の名産品とうどんのコラボ商品もあるので、観光客の方は是非ご賞味ください。

食事は一人500円~1500円程度の予算で、近隣のうどん専門店と同程度でしょう。

麺大盛りは120円の追加料金がかかりますが、よく食べる男性の方は必須だと思います。本当に美味しすぎて、気が付くとペロリと完食してました・・・。

今回食べたものを紹介!

私が生まれた25年前には、既に地元では誰しもが知る名店として君臨していた山口屋。

その味のクオリティは、市内にある伊勢うどん専門店の中でも頭一つ飛び出た存在感。

今回の移転は駅前の再開発の関係で行われたものですが、店主の山口さんは還暦を過ぎているということもあり、一度お店を畳むことも視野に入れられたそうです。

後継者もいないので、お店としての今後の存続に課題がありますが、個人的にはこの味は100年、いや200年と承継していってもらいたいです・・・。

今回も最高のうどんをいただいてきたので、簡単に食レポをさせていただきます。

早速、ペロペロしていきましょう!

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うすうどん(600円)

まずは、600円で食べることができる「うすうどん」。

出汁とうどん、そして刻み葱が少量添えられたシンプルな見た目ですが、美しい艶が感じられる最高のビジュアル。

出汁についても創業以来、長年守り続けている味とのことで、親子3代に渡って一子相伝の秘伝の仕込みがあるとか。

ベースは煮干し、さば節、2種類の鰹節などからとった出汁で、何とも落ち着きのある味わい。

風味がとくに豊かで、口の中いっぱいに広がる節系の香りがとにかく最高でした・・・。

そして、一般的なうどんよりも太い、手打ち麺を使用し、この地域ならではの食文化を感じながら楽しむ出汁の余韻。

万能な出汁と特徴的なうどんという印象で、何とも完成度の高い一杯。

肉いせうどん(850円)

お次は名物の伊勢うどんに牛肉を加えた「肉いせうどん」。

真っ黒な伊勢うどんのタレをしっかり絡めていただくのですが、山口屋のタレは特に黒さの度合いが強い気がします。

使用している溜まり醤油が特殊なのか、その詳細のレシピは不明ですが、これが何とも癖になる味。

タレそのものに辛さや雑味は全くなく、ベースとなる出汁のエッジもしっかり効いている感じ。

醤油とざらめを加えて調整している様子で、余裕でスープも完飲できてしまいます・・・。

麺は毎日仕込みを行っているという伊勢うどんで、一本一本がとにかく長く、食べ応えがあります。

県内産小麦「あやひかり」を使った自家製麺で、茹で時間を約1時間確保したもので、極上の柔らかい太麺という印象。

安価ですが、それ以上の価値が確実にある、手間暇かかった一杯で、これぞ本場の伊勢うどんですね。

ちなみに、市内では三本の指に入る、伊勢うどんのお気に入り店です。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:伊勢屈指のうどんの名店

山口屋様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!




山口屋に行った感想

今回は伊勢市にある老舗「山口屋」にうどんを食べに行ってきました。

一時はお店の存続が危ぶまれましたが、このように新店舗での営業再開が本当に嬉しい限りです。

お店では、伊勢うどんだけでなく、その他の麺類の提供も行っており、本当に何を食べても一流の味がします。

出汁と麺、2つの素材において辿り着く場所まで辿り着いた圧巻の味で、何度食べても感動させされます・・・。

皆さんも、伊勢に遊びに行く際は気軽にお立ち寄りくださいね。

ちなみに、旧店舗前に設置されていたパネルは、現在もお店前にあるので、記念撮影も是非。

本日も最高のペロペロでした!