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【伊勢市小俣】創業40年の老舗回転寿司『伊勢っ子』|冷凍ネタゼロ、市場直送の地魚握りを食べてきた

伊勢市 三重名物 昼:¥1,000〜¥1,999 / 夜:¥2,000〜¥2,999 11:00〜14:00 / 17:00〜20:30(L.O.20:00 / 食材がなくなり次第終了) 定休日火曜日・水曜日(臨時休業あり)
伊勢で人気の寿司屋さん

こんにちは、ケンチェラーラです。

伊勢市小俣町に、地元の人たちが40年間通い続けてきた回転寿司の名店があります。

「くるくる寿司 伊勢っ子」は、全国チェーンが市場に進出するはるか以前から、この地に根を張ってきた老舗です。

店内では昭和歌謡が流れ、赤提灯が灯り、レーンの上を寿司は流れない——
「回転寿司なのに回らない」という一見矛盾した光景が、この店の最大の個性になっています。

伊勢神宮から車でわずか20分。

行列も喧騒も関係ない、地元民だけが知る静かな食の聖域です。観光の喧騒を離れて本物の寿司を味わいたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 11:00〜14:00 / 17:00〜20:30(L.O.20:00 / 食材がなくなり次第終了)
定休日 火曜日・水曜日(臨時休業あり)
電話 0596-23-5600
予算 昼:¥1,000〜¥1,999 / 夜:¥2,000〜¥2,999
場所 三重県伊勢市小俣町湯田781-1
備考 予約可・電子マネー可・全席禁煙・駐車場あり・お子様メニューあり
リンク 公式HP




創業40年。大将が毎朝市場で目利きする、チェーンには真似できない一皿の理由

お店の外観

伊勢っ子がこれほど長く愛され続けてきた背景には、大将の揺るぎない仕入れへの姿勢と、40年かけて積み上げてきた地元との信頼があります。

全国チェーンが価格競争を繰り広げるなかで、なぜこの一軒だけが根強い支持を集めるのか。

その答えは、マニュアルや広告費では決して生み出せないものです。

職人としての矜持と、素材への誠実さが、この店の一皿一皿ににじみ出ています。

地元の人に「あの店どう?」と聞くと、みんな決まって「もう何年も通ってるよ」と笑顔で答えてくれます。
長く愛される店には、やっぱり理由があるんですよね。

冷凍ネタゼロ。地元卸売市場で仕入れる「その日一番の魚」だけを握る

注文してからその場で握られる新鮮な寿司

大将は毎日、地元の地方卸売市場へ自ら足を運び、その日一番の地魚を目利きして買い付けています。

冷凍流通で均一なネタを配給する大手チェーンとは、発想の根本から異なります。

だからこそ日によってメニューの顔ぶれが変わり、「本日のおすすめ」はその朝に選ばれた最も鮮度の高いものが並びます。

マグロの赤身は肉厚でシャリが透けることなく、つぶ貝は丁寧な下処理によるコリコリとした歯ごたえと自然な甘みが絶品です。

市場直送のネタは、口に入れた瞬間の鮮度感がチェーン店とはまるで別物です。
特につぶ貝のコリコリとした食感は、一度食べたら忘れられません!

「回らない回転寿司」が生まれた理由——レーンより大切にしてきたもの

動かないレーンの様子

店内にはレーンが設置されていますが、その上を寿司が流れることは基本的にありません。

注文を受けた大将がカウンター越しに直接握って手渡す、対面式のスタイルが伊勢っ子のスタンダードです。

効率化の象徴だったレーンをあえて止めることで生まれたのは、大将と客の間にある自然な会話です。

「今日のおすすめは?」というひと言から始まる、マニュアル接客では絶対に生み出せない人間味のあるやりとりが、この店の温度を作っています。

東海テレビ『スイッチ』でも紹介。地元客が40年間通い続ける本当のワケ

店内の装飾

2019年8月、東海テレビ『スイッチ』の「家族で行きたい!ご当地回転寿司」特集で紹介され、中京圏全体にその名が広まりました。

しかし地元の常連客にとっては、「やっぱりな」という静かな納得感があるだけでした。

40年間で積み重ねてきたのは広告費でも知名度でもなく、毎日の仕入れへの誠実さと、一人ひとりのお客さんと向き合う接客の積み重ねです。

それこそが、何十年も通い続けられる本当の理由です。




看板メニューと価格——220円から大トロまで、納得のプライシング

メニューは220円のいなりや野菜巻きから、1,100円の大トロ・ボタンエビまで7段階の価格帯で構成されています。

素材の価値をそのまま価格に反映させたこの設計は、「納得して払える一皿」を大切にする姿勢の表れです。

ランチは海鮮丼・穴子天丼・寿司10貫が赤だし付きで1,500〜1,600円台と、内容を考えれば驚くほどのコスパです。

あぶりベーコンやクリームチーズといった創作ネタ、地元三重が誇る伊賀牛のあぶりなど、伝統とアイデアが交差するラインナップも見逃せません。

※価格は訪問時のものです。仕入れ状況や時期により変更となる場合があるため、目安として参考にしてください。

赤提灯・和傘・昭和歌謡——一歩入れば時が止まる、唯一無二のレトロ空間

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店の入り口で灯る赤提灯をくぐった瞬間、そこはもう昭和の世界です。

店内には赤い和傘が天井から吊るされ、ひょっとこやおかめを模した巨大な面が壁を飾り、昭和の歌謡曲が流れ続けます。

顧客は卓上の手書き注文用紙にペンを走らせ、女将さんに直接渡す。

このアナログな流れが、スタッフと客の間に自然な会話を生み出しています。

「昭和レトロ」という言葉が軽く消費されがちな昨今において、本物の経年変化が醸し出す伊勢っ子の空間は、再現不可能な雰囲気を持っています。




伊勢市小俣町湯田へのアクセスと駐車場——宮川駅から約1.7km

お店の駐車場の様子

最寄り駅はJR参宮線の宮川駅で、距離は約1.7kmあるため車での来店が基本です。

店舗には専用駐車場が完備されているので、週末でも安心して訪れることができます。

伊勢神宮の内宮・外宮がある観光エリアからは車で約20分。

おはらい街周辺が混雑する繁忙期でも、ここまで足を延ばせば別世界のように静かな食事体験が待っています。

実食レポート——伊勢で人気のお寿司を実際に注文してみた

幼い頃から存在を知っているこちらのお店に、久しぶりに足を運びました。

以前より座席数をいくらか減らしたようですが、大将は変わらぬ様子でカウンターに立っており、長年通い続けてきたあの安心感がすっと全身を包みます。

まず手を伸ばしたのは、訪れるたびに必ず注文するこの店オリジナルのチャーシュー。

丁寧に時間をかけて煮込まれたチャーシューは、箸でつまんだだけで繊維がほろりとほどける柔らかさで、醤油と砂糖が寄り添った甘みある香ばしさが口のなかにじんわりと広がります。

米との一体感も見事で、「また最初にこれを頼んでよかった」と確信させてくれる一品です。

続いて頼んだのは、漬けマグロ・びんちょうまぐろ・赤身の三種が盛り合わされたマグロの刺身です。

肉厚に切り出されたそれぞれのネタは、口に入れた瞬間からその個性を鮮明に主張します。醤油と酒に漬けられた漬けマグロは旨みが重層的に凝縮されており、びんちょうまぐろは上品な甘みが舌の上で静かにとろけるような繊細さ。そして赤身は、鉄分を含む引き締まった風味と心地よい弾力で、素材の鮮度の高さをストレートに証明する一切れでした。

にぎりは、アジ・イワシをはじめとする定番の品々に加え、海老の握り数種もいただきました。

どれも食べるたびにしっかりとした歯ごたえが感じられ、大将の惜しみないサービス精神が一皿一皿ににじみ出ています。アジは皮目に香ばしさを帯び、身は程よく締まって弾力十分。イワシは磯の清涼感と豊かな脂が共存し、シャリのほどよい酸と絶妙なバランスを保っていました。

毎度欠かさず注文するのが、トロたくの巻物です。たくあんのシャキシャキとした歯切れが、脂ののったトロの滑らかさを引き立て、ふたつの食感が一口のなかで軽快に交差します。

大満足のボリュームで登場するこの一本に、卓上の特製タレをたっぷりと絡めていただくと、甘辛いコクがさらにトロの旨みを押し上げ、思わず手が止まらなくなります。

カニクリームコロッケや海老天巻きなど揚げ物系の一品もいくつかいただき、気づけばお腹はすっかり満たされていました。

そしてこの日、最後に深い感動を覚えたのがあら汁です。魚の骨と頭からじっくりと引き出されたコラーゲンと旨みが渾然一体となったこの出汁は、一口すするだけで奥行きのある甘みが口いっぱいに広がります。後味には潮の清涼な香りがほのかに漂い、素材の力だけで完成させた本物の旨みとはこういうものかと、改めて感じ入りました。

これほど胸を打つあら汁に出会えたのは、人生を通じてもそう多くありません。何度いただいても、感動は色あせないのです。

なお、お持ち帰りにも対応しているとのことで、自宅で伊勢っ子の味を楽しみたいときにも頼りになる存在です。

次の再訪が、今から楽しみです。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:安定の美味しさ

くるくる寿司 伊勢っ子様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!




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