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天秤 担担麺を実食レポ!ごま味 vs 醤油味、どっちが旨いか食べ比べ【四日市の人気店】

公開日:2025年05月26日

天秤のサムネイル

こんにちは、ケンチェラーラです。

三重県四日市市にある「担担麺や 天秤」は、担担麺に魅せられた店主が本場四川で学び、日本の地元食材と技術を融合させて生み出した唯一無二の専門店です。

本記事では、そんな「天秤」の成り立ちから店主のこだわり、各メニューの詳細レビュー、店内の雰囲気やアクセス情報まで、実際に訪れた筆者が丁寧にご紹介します。

四日市で担担麺を探している方にはもちろん、「本格」と「地元愛」のどちらも譲れないグルメ好きの方にこそ届けたい内容です。

それでは、ペロペロしていきましょう!

担担麺や 天秤|店舗情報
営業 11:00~14:00/17:30~21:00
定休日 水曜・第1・第3木曜
電話 059-322-0686
予算 昼:~¥999 / 夜:~¥999
場所 三重県四日市市笹川1丁目114-2
備考 駐車場あり(15台)/現金のみ/カウンター12席
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四日市で本格四川の味を堪能できる担担麺専門店「天秤」

天秤の看板

三重県四日市市にある「担担麺や 天秤」は、担担麺を極めたい人なら一度は訪れてほしい名店です。

四川の伝統を受け継いだ本格派の味わいを提供しながら、地元・四日市の素材や文化とも見事に融合しています。

ここでは、そんな「天秤」の担担麺がなぜこれほど注目されるのか、その魅力を深掘りしていきます。

本場四川の伝統を受け継ぐ担担麺の魅力

天秤のこだわりについて書かれた写真

担担麺の起源は、もともと天秤棒を担いで売り歩いた屋台文化にあります。

名前の由来にもなったこの天秤棒は、手軽に食べられる辛味の効いた麺料理を人々に届ける手段でもありました。

本場四川・成都では、少量のスープで和える形式が主流で、日本で一般的な芝麻醤入りの汁あり担担麺とは異なります。

「天秤」では、この伝統的なスタイルである“老担担麺”を継承し、芝麻醤を使わず、ごま油とすりごまで奥行きのある味わいを再現しています。

地元食材を活かしたスープと自家製辣油のこだわり

自家製辣油の担々麺

使用されている鶏ガラは伊勢赤鶏、豚骨は三重県産の桜ポーク。

地元の素材に徹底的にこだわり、萬古焼の釜で炊いたご飯との相性も抜群です。

香辛料は毎日店内で調合され、辣油は手間ひまかけて自家製で仕上げています。

この地道な工程が、他店にはない深みとキレのある担担麺を生み出しています。

店の歴史と店主の経歴に見る「天秤」ブランドの背景

「担担麺や 天秤」は2015年9月に創業し、四日市本店を拠点に成長を続けてきました。

店主は四川料理の本場に何度も足を運び、現地の厨房で腕を磨いた経験を持ちます。

四川特級厨師の技法を日本の食材に応用し、本格ながらも日本人に寄り添う一杯を作り上げました。

桑名や名古屋にも進出しており、三重県を代表する担担麺ブランドとしての地位を確立しています。




「天秤」のメニューを徹底解剖:担担麺からごま和えそばまで

天秤のメニュー

「担担麺や 天秤」では、基本の担担麺だけでなく、ごま和えそばや冬限定の酸辣湯麺など、メニュー展開にも工夫が凝らされています。

看板メニューの担担麺(醤油味)は900円で、追い飯と杏仁豆腐が付くコストパフォーマンスの良さも魅力。

新担担麺(ごま味)も同価格で、香り高い胡麻の風味を楽しみたい方に最適です。

ごま和えそばは900円とリーズナブルで、ランチタイムの満足感も十分。追加料金で辛さの調整もできるため、自分好みの一杯に出会えます。

「担担麺はごま味じゃないと」という方や、辛さが苦手な方にも配慮したメニューがこのごま和えそばです。担担麺と同じ中太麺に、香り高いごまダレがよく絡み、辛さの代わりに豊かなコクとまろやかさが際立ちます。お子様連れや辛い料理が苦手な方にも支持されており、ごまの香ばしさと麺のもっちり感が絶妙な一杯です。

辛さ調整可能な担担麺とその特徴

中国山椒を自家製辣油

天秤」の担担麺は、辛さの段階を自由に選ぶことができます。辛さ控えめで初心者向けの「小辣(しょうらー)」、程よい辛味と痺れが共存する「中辣(ちゅうらー)」、本場四川のような刺激と香辛料の重厚感を感じる「多辣」に分類され蒙古タンメンに匹敵する辛さまで。

唐辛子と中国山椒を自家製辣油にバランスよく配合し、単なる激辛ではなく“麻(マー)と辣(ラー)”の調和を重視した構成です。

辛味が苦手な方や小さなお子さま連れにはごま和えそばがおすすめです。

店主いわく「辛さは味の一部であり、素材の良さを引き出すための手段」。その思想が一杯ごとに表現されています。

「天秤」はGoogleレビューで4.4点、食べログでも高評価を獲得しています。多くのラーメン店が多品目を取り扱う中、「天秤」は担担麺一本に絞り、味の深さを追求しています。シンプルな構成だからこそ、ひとつひとつの完成度が高く、食べるたびに違いを感じることができます。




「天秤」四日市本店へのアクセスと店舗情報

天秤の駐車場

「担担麺や 天秤」は四日市市笹川に店舗を構え、駐車場も完備。

地元の人だけでなく、他県からも多くのファンが訪れます。

人気店のため週末や昼時は行列ができることもありますが、回転が早いため比較的待ち時間は短めです。

開店直後や14時前など、ピークをずらすと快適に楽しむことができます。

店内の様子と雰囲気について

店内はカウンター12席のみのコンパクトな空間で、清潔感があり落ち着いた雰囲気です。

厨房の様子が見えるカウンター席では、店主が一杯ずつ丁寧に麺を仕上げる姿が見られ、ライブ感ある食事体験が楽しめます。

木目調のインテリアと明るい照明で、女性客一人でも入りやすい印象を受けました。

実食レポート:「担々麺 醤油味」と「新担々麺 ごま味」

担々麺 醤油味

まず注文したのは、天秤の看板メニューでもある「担々麺 醤油味」。

着丼と同時に立ち上るのは、香ばしくも繊細な自家製辣油の香り。

胡麻ペーストを使わず、ごま油とすりごまで整えられた風味は驚くほどまろやかで、舌触りも軽やか。

担々麺 醤油味のスープ

スープは伊勢赤鶏のガラと桜ポークの豚骨を炊き上げたもので、重厚感がありながらも後味は非常にクリア。

コク深く、じんわりと旨みが広がっていきます。

揚げた大豆がアクセントとして効果的に働いており、香ばしさと食感のリズムを添えます。

天秤の麺

麺は店オリジナルのたまご麺で、弾力のある中太ストレートタイプ。

スープとの絡みが良く、食べ進めるごとに辣油と山椒の刺激、そして動物系の旨みが絶妙に重なっていく様子が楽しめます。

締めのご飯

締めには追い飯を投入し、残ったスープの余韻を最後まで堪能。

新担々麺 ごま味

続いていただいたのは「新担々麺 ごま味」。

こちらは一転して、香り高い胡麻の香ばしさが主役。

すりごまの粒感がスープに厚みと豊かさを加え、ごま油のコクとあいまって、クリーミーかつ丸みのある味わいに仕上がっています。

辛さは控えめながら、じんわりと広がる香辛料の余韻が心地よく、上品ささえ感じさせるバランスです。

具材には揚げ大豆やナッツ、ミックスされた挽肉(モモ肉とバラ肉)が使用され、食感の多様さと旨味の層を構成。

こちらもまた、担担麺の新たな表情を教えてくれる完成度の高い一杯でした。まさに「担担麺はごま味」という方にはたまらない一杯です。

杏仁豆腐

ふわとろの自家製杏仁豆腐が食後の口の中をリセットしてくれ、完璧な締め括りでした。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:三重県担々麺界隈の革命

天秤様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!