こんにちは、ケンチェラーラです。
宮城県仙台市の中心部、「仙台の台所」として親しまれる仙台朝市。
その一角で、開店前から長い行列を作り出す小さな揚げ物専門店があります。
看板商品は1個100円のコロッケでありながら、1日に1,000個以上が飛ぶように売れていくというから驚きです。
この記事では、その人気の理由から3代続く歴史、そして知る人ぞ知る朝市グルメの回遊ルートまで、たっぷりとご紹介していきます。
それでは、ペロペロしていきましょう!
| 営業 | 月〜土曜10:00〜17:00(惣菜が無くなり次第終了) |
|---|---|
| 定休日 | 日曜日・祝日 |
| 電話 | 022-267-1569 |
| 予算 | 100円〜250円程度(現金のみ) |
| 場所 | 宮城県仙台市青葉区中央4-3-27(仙台朝市商店街内) |
| 備考 | 現金のみ(クレジットカード・電子マネー・QRコード決済不可) |
| リンク | 公式サイト /Facebook |
目次
仙台朝市で60年超⁉ころっけや行列の正体に迫る

仙台朝市の中でもひときわ目を引く行列を作っているのが、揚げ物惣菜専門店「齋藤惣菜店ころっけや」です。
対面式のライブキッチンから漂う香ばしい匂いと、威勢のいい接客が通行人の足を思わず止めさせます。
支払いは現金のみというスタイルを今も貫きながら、地域住民の日常の夕食おかずとして、そして観光客の食べ歩きグルメとして、幅広い層に愛され続けています。
ここでは、その人気を支える歴史と看板商品の秘密に迫ります。
現金のみ、イートインもほぼ無しという昔ながらのスタイルを貫いているからこそ、ここには市場ならではのリアルな熱気が今も残っています。
横浜から仙台へ。3代続く齋藤惣菜店の歩み

この店の歴史は、戦後間もない時代にまでさかのぼります。
初代の祖父はもともと神奈川県横浜市でコロッケ専門店を営んでいましたが、1960年6月に宮城県へ移転し、仙台銀座商店街に店を構えました。
その後、親交のあった八百屋の紹介で現在の仙台朝市エリアへと拠点を移し、以来半世紀以上にわたってこの場所で商いを続けています。
現在は3代目の齋藤達也氏が暖簾を守っており、2008年から店に入り、2014年に父である2代目から事業を受け継ぎました。
伝統を守りながらも、インターネット販売の構想を語るなど、時代に合わせた挑戦にも前向きな姿勢を見せています。
1日1,500個完売⁉じゃがじゃがころっけ誕生秘話

看板商品「じゃがじゃがころっけ」は、1日に1,000個から1,500個という驚異的な数が売れる、まさにこの店の顔とも言える存在です。
値上げ前は60〜80円台という驚きの価格で提供されていましたが、原材料費の高騰を受けて現在は100円に改定されました。
それでも手作り・揚げたてでこの価格を維持していることが、絶えない行列の最大の理由と言えるでしょう。
おやつ感覚で1個だけ買っていく人もいれば、家族の夕食用にまとめ買いする常連客の姿も見られます。
世代を超えて愛される味は、価格改定を経てもなお、多くの人の胃袋と心をつかんで離しません。
揚げたてを頬張った瞬間、皮ごと蒸した男爵いもの甘みがふわっと広がる感覚は、ぜひ現地で味わってみてほしい一品です。
北海道産男爵いもとザラメが生む奇跡の甘み

この味の秘密は、原材料への強いこだわりにあります。
使用するじゃがいもは、北海道・道南エリア産の男爵いもに限定されており、皮ごと大きなセイロで蒸し上げることで、水分と栄養を逃さず甘みを最大限に引き出しています。
蒸し上がった後は丁寧にマッシュされ、炒めた牛ひき肉と玉ねぎを合わせて成形されますが、味付けの決め手となっているのが隠し味の「ザラメ」です。
この甘めの調味が、おやつにも主食のおかずにもなじむ絶妙なバランスを生み出しています。
さらに揚げる際にはラードを配合した特製油を使うことで、朝の時間帯でも胃もたれしにくい軽やかな仕上がりを実現しています。
100円コロッケだけじゃない!全20種の揚げ物図鑑

看板コロッケの陰に隠れがちですが、この店には常時約20種類もの揚げ物惣菜がショーケースにずらりと並びます。
蟹の風味とベシャメルソースが際立つかにくりーむころっけ、衣のサクサク感とお肉のジューシーさが人気のめんちかつ、見た目もユニークなうずらの卵串「うずら4兄弟」など、飽きさせないラインナップが魅力です。
お昼前後には惣菜パンも登場し、11時半頃から数量限定で並ぶコロッケパンは争奪戦必至。
定番のじゃがじゃがころっけとめんちかつを組み合わせた人気商品ミックスは、単品購入よりもお得に設定されており、お土産としても重宝されています。
どれも数百円台というリーズナブルな価格設定が、日々の行列を支える理由の一つです。
対面ライブキッチンが生む仙台朝市の熱気と活気

店頭に立つと、まず目に飛び込んでくるのが対面式のライブキッチンです。
揚げたての惣菜が次々と並べられていく様子と、威勢のいい掛け声が飛び交う接客が、朝市らしい活気を肌で感じさせてくれます。
イートイン用の広いスペースはなく、簡易的なベンチが少数あるのみですが、これがかえって朝市全体を回遊するきっかけにもなっています。
すぐ近くには老舗の和菓子店やコーヒースタンドがあり、揚げたての一品を手に、朝市の空気そのものを味わいながら歩き回るのがこの場所ならではの楽しみ方です。
写真映えを狙った洗練された空間とは異なる、飾らない市場の日常がここには広がっています。
- ベンチが少なく座席が限られているため、近隣の「110COFFEE」でドリンクを注文すれば、購入した惣菜を持ち込んで座って楽しむこともできます。
- 行列に並んでいる間も対面キッチンの調理風景が見られるので、揚げたてが並ぶタイミングを見極めながら待つのがおすすめ。
仙台駅から徒歩5分!行列店へのアクセス完全ガイド

所在地は仙台市青葉区中央4丁目、仙台朝市商店街の中に位置しています。
JR仙台駅西口からは徒歩約5〜10分、JR仙石線あおば通駅からは徒歩約5分と、電車利用でも非常にアクセスしやすい立地です。
専用駐車場は設けられていないものの、近隣には提携・有料のコインパーキングがあるため、車での訪問も可能です。
営業時間は月曜から土曜が10時から17時までですが、惣菜がなくなり次第終了となるため、人気商品を狙うなら午前中の早い時間帯の訪問がおすすめです。
定休日は日曜・祝日となっているので、訪問前に必ず確認しておきましょう。
噂の看板コロッケは本物か⁉実際に食べてみた正直レポ

仙台と言えばやっぱり朝市だよなあ、ということで、今回は下調べもそこそこにふらっとお邪魔しました。
店頭にたどり着くと、噂通りの行列。
ただ、この列がとにかく早い。
対面カウンターの向こうでは次々と揚げたてが上がってきて、注文から受け渡しまでが小気味よいテンポで進んでいきます。
気づけばあっという間に私の番。
紙袋越しにじんわりと熱が伝わってきて、この時点でもう期待が膨らみます。
早速いただきます。

かじるとサクッと軽い音が鳴り、その奥からほくほくの男爵いもが顔を出しました。
広がるのは、ほんのり甘い、なんとも昔懐かしい味わい。
派手さはないのに、気づけばもう一口、もう一個と手が伸びてしまう素朴なおいしさです。
ラードを配合した油のおかげか、立ったまま揚げたてを頬張っても不思議と重たさはありません。
これで1個100円というのは、正直ずるいとしか言いようがない。
行列ができる理由に、食べて数秒で納得してしまいました。
- 満足度:☆☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:一言:100円で、行列の意味がわかる
斎藤惣菜店 ころっけや様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!