こんにちは、ケンチェラーラです。
岐阜県の名湯・下呂温泉を訪れたなら、温泉と合わせてぜひ体験してほしいことがあります。
それが、下呂温泉合掌村の中にひっそりと佇む食事処「市倉(いちくら)」での囲炉裏ランチです。
飛騨牛や鶏ちゃんが人気を集めるなか、ここでしか味わえない川魚の炭火焼きは、飛騨の食文化をまるごと体感できる、知る人ぞ知る穴場グルメスポットです。
この記事では、市倉の魅力から実際のメニュー・アクセス情報まで、旅の計画に役立つ情報をまるっとご紹介します。
下呂温泉観光の半日モデルコースとしても使える内容なので、ぜひ最後までお付き合いください。
それでは、ペロペロしていきましょう!
| 営業 | 8:30 – 16:30 |
|---|---|
| 定休日 | 12月30日・31日、2月第4水曜日・木曜日 |
| 電話 | 0576-25-2239 |
| 予約 | 予約不可(団体10〜20名のみ前日までに要電話予約) |
| 予算 | 昼:〜¥999 |
| 場所 | 岐阜県下呂市森2369 下呂温泉合掌村内 |
| 備考 | カード可(JCB・AMEX)・電子マネー可・QRコード決済可(PayPay等)・ 全席禁煙・駐車場あり |
| リンク | 公式HP |
目次
合掌村の囲炉裏で川魚を食べる、ここだけの体験

下呂温泉合掌村の中に足を踏み入れると、茅葺き屋根の合掌造りと木々の緑が静かに広がり、どこか時間の流れが緩やかになるような感覚を覚えます。
そんな非日常の空間のなかに、一軒の小さな食事処があります。
「合掌の里」エリアに佇む「食事処 市倉(いちくら)」です。
囲炉裏に炭を起こし、イワナ・アマゴ・アユを串に刺してじっくりと焼き上げる川魚の炭火焼きは、頭からまるごとかぶりつく飛騨郷土料理の原点そのものです。
派手さはないけれど、だからこそここには本物の体験があります。その魅力を、3つの視点から掘り下げていきます。
合掌村の中にある食事処なのに、入場料さえ払えば気軽にふらっと立ち寄れるのが嬉しいポイント。
観光のついでではなく、ここに食べに来るだけでも十分価値があります。
炭火焼きの「待ち時間」が本物の証拠

下呂温泉の温泉街を歩いても、川魚の炭火焼きをランチとして提供してくれる専門の食事処は、実は驚くほど少ないです。
旅館の夕食では登場することがあっても、観光の合間に気軽に立ち寄れるお店となると、選択肢はぐっと絞られます。
その意味で市倉は、下呂観光における「いわなやあまごが食べられる場所」として貴重な存在です。
日帰り客でも入りやすく、ふらりと立ち寄れる間口の広さも魅力のひとつです。
注文が通ると、スタッフが慣れた手つきで川魚を串に刺し、囲炉裏の炭火の上に据えます。
じっくりと火を通すため通常でも20〜30分ほど、休日の混雑時ともなると1時間を超える待ち時間が発生することもあります。
現代の外食では到底考えられないこの「待ち時間」こそが、本物の炭火焼きである何よりの証拠です。
合掌村の散策や民芸体験をひと通り楽しんだあとに注文すれば、待つ時間も旅の余韻として自然に溶け込んでいきます。
市倉ラーメンと笹寿司、名物二枚看板の実力

下呂温泉のグルメといえば、飛騨牛や鶏ちゃんが真っ先に名前が挙がります。
ただ、合掌村の囲炉裏食事処「市倉」には、そのどちらでもない独自の名物があります。
それが「市倉ラーメン」と「笹寿司」の二枚看板です。
市倉ラーメンは、古民家の囲炉裏の前で食べるからこそ、体の芯からじんわりと温まる一杯です。
笹寿司は飛騨地方に古くから伝わる郷土料理で、笹の葉に包まれた上品な香りと、素朴な甘みが特徴です。
どちらも予算1,000円以下で楽しめる、コスパ抜群の下呂グルメの穴場です。
飛騨牛のような豪快さはないですが、土地の記憶を感じられる素朴な旨みは、旅の思い出として長く残ります。
合掌村観光の昼ごはんに、ぜひ一度試してほしい名物コンビです。
市倉ラーメンは囲炉裏の温もりの中で食べると、いつもより何倍も沁みる一杯です。
笹寿司の上品な甘みと合わせると、飛騨の郷土料理の奥深さをしみじみと実感できますよ。
合掌村だからこそ成立する、囲炉裏ランチの価値

市倉の体験が他のグルメスポットと一線を画す最大の理由は、「どこで食べるか」にあります。
下呂温泉合掌村は1963年(昭和38年)、御母衣ダム建設による水没を免れた白川村の合掌造り家屋を移築し『飛騨郷土館』として開館。
1969年(昭和44年)に白川郷・五箇山から合掌造りを追加移築し『下呂温泉合掌村』と改称した、下呂市が直営する(独立採算制の)野外博物館です。
国指定重要文化財の「旧大戸家住宅」をはじめ、世界遺産の白川郷や富山県五箇山から移築された合掌造り家屋が10棟点在するその空間は、訪れるだけで日常から切り離されたような感覚をもたらしてくれます。
囲炉裏の火を前にしながら川魚の焼き上がりをただ静かに待つ。
パチパチと炭がはぜ、香ばしい煙がゆっくりと立ち上る。それだけで、胸の奥がじわりと落ち着いていく感覚があります。
江戸時代の儒学者・林羅山が「日本三大名泉」と称えたこの土地で、地元の食文化に触れることは、温泉に浸かることと同じくらい旅を深める行為です。
観光地の食事処という枠を超えて、飛騨の風土が積み上げてきたものを囲炉裏の前でそっと受け取る、そんな時間が市倉にはあります。
囲炉裏を囲む店内の様子

引き戸を開けると、飴色に焼けた太い柱と年季の入った木の梁が目に飛び込んできます。
天井は高く、古民家特有のおおらかな空間が広がっていて、思わず深呼吸したくなるような清々しさがあります。
中央に据えられた囲炉裏を囲むようにカウンター席が配置されており、隣り合う旅人と同じ火を見つめながら食事をするという設計が、自然と場の空気を和ませてくれます。
全席禁煙で個室はありませんが、囲炉裏から上がる炭の香りと温もりが空間全体を包み込み、それ自体がひとつの演出になっています。
個人・少人数での利用は予約不可ですが、団体(10〜20名)の場合は前日までの電話予約が必要です。
営業時間は8時30分〜16時30分。
観光の後半に訪れる場合は時間に余裕を持って動くのがおすすめです。
- 囲炉裏を囲むカウンター席は相席になることもあるので、一人旅でも旅先での会話が生まれやすい雰囲気です。
- クレジットカードやPayPayにも対応しているので、現金を持ち合わせていなくても安心して利用できます。
気になるメニューと料金
- 囲炉裏で焼く炭火焼きメニュー
- 定食メニュー①
- 定食メニュー②
- 市倉名物メニュー
メニューの中心は、イワナ・アマゴ・アユの炭火焼きです。
塩のみで味付けされた川魚は、炭火でじっくり焼かれることで皮がパリッと香ばしくなり、身はしっとりとした旨みをたたえています。
単品での軽食なら999円以下、定食形式では1,400〜1,500円が目安で、体験の価値を考えればリーズナブルに感じるはずです。
川魚に並んで外せないのが「五平餅」で、甘辛い味噌ダレを塗って囲炉裏で焼いたこの郷土おやつは、香ばしさと濃厚な甘みが絶妙です。
意外なことに「市倉ラーメン」もメニューに載っており、川魚が苦手な同行者がいる場合や子ども連れのシーンでも選択肢が広がります。
支払いはクレジットカード(JCB・AMEX)、電子マネー、PayPayなどのQRコード決済に対応しており、現金がなくても安心して利用できます。
アクセスと駐車場、入場料について

所在地は岐阜県下呂市森2369、下呂温泉合掌村の敷地内です。
最寄り駅はJR高山本線の下呂駅で、徒歩約20分(約1.2km、直線距離で約898m)の距離にあります。
温泉街を抜けて合掌村へ向かう道のりは、飛騨川沿いの景色を楽しみながら歩けるルートで、旅の気分を自然と高めてくれます。
車でのアクセスには合掌村に駐車場が完備されているので、ドライブ旅行の途中に立ち寄ることも可能です。
ひとつだけ事前に知っておいてほしいのが入場料の存在で、市倉は合掌村の有料エリア内にあるため、食事のみが目的の場合でも入場料が別途必要になります。
定休日は毎年12月30〜31日と2月第4水曜日・木曜日に設定されているため、訪問前に念のか確認しておくと安心です。
実際に食べてみた!囲炉裏ランチの食レポ

この日は下呂観光。
バスで丘の上へと少し上がり、合掌村の茅葺き屋根を眺めながら周辺をのんびり散策したあと、お目当ての市倉さんへ立ち寄りました。
歩き回って程よく小腹が空いたタイミング、というのがまた効いてきます。注文したのは、市倉ラーメンと笹寿司2個のセットです。
まずは笹寿司から。笹の葉をそっとほどくと、ふわりと上品な香りが立ちのぼります。
味わいはとてもシンプルで、飾り気のない素朴さ。
ひと口食べると、この土地に古くから受け継がれてきた歴史をなんとなく感じさせてくれる、そんなしみじみとした一貫です。

そして市倉ラーメン。
醤油ベースのスープに縮れ麺という、いかにも飛騨の素朴な一杯で、お土産のラーメンでよく味わうあの懐かしい雰囲気そのものです。

侮るなかれ、出汁はしっかりと効いていて、縮れ麺がその旨味をきゅっと抱え込んで持ち上げてくれます。
派手さはないけれど、歩き疲れた身体にじんわり沁みていく——囲炉裏の温もりの中で味わうからこそ、この沁み方は何倍にもなるのだと実感しました。

豪華絢爛な飛騨牛グルメとはまた違った、土地の記憶を感じる素朴な味わい。
散策で火照った身体をゆっくり休めながらいただく一杯とひと皿は、旅の思い出として長く残りそうです。また下呂を訪れたら、この囲炉裏の前に戻ってきたいと思います。
- 満足度:☆☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:最高の味わい
食事処 市倉様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!
| 営業 | 8:30 – 16:30 |
|---|---|
| 定休日 | 12月30日・31日、2月第4水曜日・木曜日 |
| 電話 | 0576-25-2239 |
| 予約 | 予約不可(団体10〜20名のみ前日までに要電話予約) |
| 予算 | 昼:〜¥999 |
| 場所 | 岐阜県下呂市森2369 下呂温泉合掌村内 |
| 備考 | カード可(JCB・AMEX)・電子マネー可・QRコード決済可(PayPay等)・ 全席禁煙・駐車場あり |
| リンク | 公式HP |





