こんにちは、ケンチェラーラです。
伊勢神宮への参拝を終えた後、せっかくなら地元で世代を超えて愛され続ける伝説のグルメも味わってみたいと思いませんか。
おかげ横丁の名物も魅力的ですが、伊勢には観光ガイドに載らない、市民が長年通い続けるソウルフードの世界があります。
その筆頭が、宇治山田駅近くの洋食店「キッチンクック」と看板メニューの「ドライカツカレー」です。
この記事では、創業からの誕生秘話や味の秘密から、実際に食べてわかった楽しみ方まで余すところなくお伝えします。
それでは、ペロペロしていきましょう!
| 営業 | 11:00〜15:00 / 17:00〜23:00※材料がなくなり次第終了 |
|---|---|
| 定休日 | 水曜日 |
| 電話 | 0596-24-5972 |
| 予算 | ¥1,000〜¥1,999 |
| 場所 | 三重県伊勢市岩渕2-7-29 |
| 備考 | 現金のみ(カード・電子マネー・QRコード決済不可)・ 予約不可・テイクアウト可(要電話) |
| リンク | ー |
目次
初めて食べて確信した——これが伊勢のソウルフードだ

地元の人に伊勢でのランチを尋ねると、必ずといっていいほど「キッチンクックに行ったことある?」という言葉が返ってきます。
宇治山田駅から徒歩2〜3分、住宅街に溶け込む昭和レトロな外観を前にして、「本当にここが伊勢ソウルフードの聖地なのか」と思ったのが正直なところでした。
扉を開けた瞬間、その疑念は消え去りました。スパイスの香り、満席のカウンター、誰もが当たり前のように注文する「ドライカツ」。
スパイスが香るドライカレーの上に揚げたてトンカツが鎮座し、さらに別添えの自家製ルーがカレーポットで供される「カレーonカレー」は、全国を探しても他では出会えない一皿です。
お客の約7割がこのメニューを選ぶという事実が、すべてを物語っています。
地元の方に「伊勢に来たらここだけは外せない」と何度も言われたお店で、実際に訪れてみてその理由がよくわかりました。
観光地らしい華やかさはないけれど、だからこそ本物の伊勢に触れられる場所だと思います。
裏メニューから伊勢のソウルフードへ——45年の歩みと味の秘密

1977年(昭和52年)に創業したこのお店は、マスターの坂口五次さんから息子の竜也さんへと受け継がれ、今は親子二代で厨房に立っています。
実は看板メニューの「ドライカツ」、正式なメニュー表には「カツドライカレー」と書かれています。
裏メニューをメニュー表に載せる際、坂口さんが「カツを書き忘れてはダメだ」と意識しすぎるあまりカツから書き始めてしまったからです。
そもそもこの料理はドライカレーに自家製ルーを別添えするサービスから生まれ、「止めるに止められなくなってしまった」と坂口さん自身が笑いながら語っています。

別添えのカレールーは3日間かけて仕込まれる完全な自家製で、厨房に山積みされたトマト缶がその情熱を物語っています。
ドライカレーには厳選された2種類のスパイスが使われており、炒り卵・豚肉・玉ねぎを合わせたパラパラの仕上がりは「ピラフとカレーの中間」とも表現される独自のスタイルです。
そこに生パン粉の揚げたてトンカツが乗り、自家製ルーをかけて食べる三層構造は、一口ごとに異なる味の表情を見せてくれます。
この価格帯でこれだけの手間と技術を味わえるコスパの高さが、学生からビジネスパーソンまで幅広い層を引き付ける理由のひとつです。
口に入れた瞬間はスパイシーなのに、食べ進めるうちにどんどんまろやかになっていく不思議な味わいは、3日間という仕込み時間があってこそだと実感しました。
一口食べれば、なぜ何十年も通う常連が絶えないのかすぐに納得できます。
全メニューと価格一覧——カツドライカレーだけじゃない充実のラインナップ
実はこのお店、「カレーの店」として語られることが多いですが、昭和の洋食文化を今に伝える総合洋食店です。
手書きのメニュー表には、カレー類のほかにスパゲッティ、ピラフ、14種類以上の定食が並び、それぞれに職人の技術が宿っています。
看板のカツドライカレーは1,000円前後(税込)〜。
※昨今の原材料高騰により価格が変動する場合があるため、最新の価格は店頭でご確認ください。
ドライカレー単体750円、カレーライス700円と、現代の物価水準を考えると驚くほどリーズナブルです。
伊勢地方伝統の「海老の背を開いて揚げる」スタイルのエビフライカレー(850円〜1,000円)も常連に人気の一品です。
定食はとんかつ・ハンバーグ・生姜焼きなどボリューム満点のラインナップで、日替わりランチは800円前後とさらにお手頃です。
鉄板ナポリタンやインディアンスパゲティといった昭和レトロな麺類メニューも隠れた人気を誇り、カレー以外でも十分に満足できる奥深さがあります。
昭和の空気がそのまま残る——店内の雰囲気レポート

県道沿いに現れる外観は、初めて訪れる人なら通り過ぎてしまいそうなほど飾り気がありません。
しかしその「飾らなさ」こそが最大の個性です。
カウンター8席、テーブル3卓の店内には、昭和50年代の空気がそのまま閉じ込められているような雰囲気があります。
オープンキッチンのカウンター越しには、フライパンを勢いよく振る大将と息子さんの背中が見えます。
山積みのトマト缶、香り立つスパイス、カツを揚げる油の音——五感を刺激するこの環境が、食事を記憶に刻まれる体験へと変えてくれます。
食べ終えた食器をカウンターに戻して帰る「この店ならではのマナー」も、長年の信頼関係が育んだ文化のひとつです。
ランチタイムは開店から10分で満席になることも珍しくありません。
現金のみ・予約不可というスタイルが「並んででも食べたい店」としての価値をさらに高めています。
昼(11:00〜15:00)と夜(17:00〜23:00)の2部制で、夜間営業も貴重なスポットですが、遅い時間帯に訪問する際は、事前に営業状況を電話で確認するのが確実です。
- カウンター席に座ると親子が料理を仕上げる一部始終が目の前で見られるため、料理が運ばれてくる前からテンションが上がります。
- 夜は17時から23時まで営業しているため、伊勢神宮参拝後にゆっくり時間をかけて訪れられるのも大きな魅力です。
アクセスと駐車場——来店前に知っておきたい基本情報

近鉄宇治山田駅の西口を出て左折し、2つ目の信号を左折した左手のビル1階がお店です。
住所は三重県伊勢市岩渕2-7-29、電話番号は0596-24-5972、駅から徒歩約2〜3分と非常に近く、伊勢神宮外宮からの流れで立ち寄ることも可能です。
車でアクセスする場合、店舗正面(県道側)からは駐車場に入れません。
店舗のある角を西側に曲がり、建物裏手にある専用駐車場(7台分)をご利用ください。
道幅がやや狭いため、入出庫の際はご注意を。
満車時は近隣の「駅前横丁専用駐車場」を、営業時間は11:00〜15:00・17:00〜23:00、定休日は水曜日、支払いは現金のみです。
「ドライカツ」の正しい楽しみ方——三層の味を最大限に引き出す食べ方

高校生のころからかれこれ何度お邪魔したか数えきれないほど通い続けていますが、訪れるたびに「やはりここは別格だ」と再確認させられます。
注文はもちろん「ドライカツカレー」。

揚げたてのトンカツがテーブルに到着した瞬間、生パン粉の粗い衣がまとう黄金色の輝きに、まず食欲が一気に覚醒します。
まずはカツだけをひと口。衣は軽やかにサクッと砕けながら、豚肉本来の甘みとジューシーな旨みが口中に広がります。
このカツ単体でも、十分に主役を張れる完成度の高さです。続いて別添えのカレールーをひとさじ。複数のスパイスが重なり合いながら鼻腔を刺激し、その奥からトマトの凝縮した酸味と甘みがゆっくりと追いかけてきます。
辛みはしっかりと存在しているものの、けっして一本調子ではなく、3日間かけて仕込まれたコクとまろやかさが全体をやさしく包み込んでいます。

日本の食卓に根ざした親しみやすさと、本格スパイスの奥行きが見事に共存した、唯一無二のルーです。
ドライカレー・トンカツ・自家製ルーの三層を組み合わせて食べ進めるうちに、味がどこまでも豊かに変化していく——高校時代からずっと私を引き寄せてやまない理由が、この日も改めてよくわかりました。
- 満足度:☆☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:安定の美味しさ
キッチン クック様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!
| 営業 | 11:00〜15:00 / 17:00〜23:00※材料がなくなり次第終了 |
|---|---|
| 定休日 | 水曜日 |
| 電話 | 0596-24-5972 |
| 予算 | ¥1,000〜¥1,999 |
| 場所 | 三重県伊勢市岩渕2-7-29 |
| 備考 | 現金のみ(カード・電子マネー・QRコード決済不可)・ 予約不可・テイクアウト可(要電話) |
| リンク | ー |