こんにちは、ケンチェラーラです。
三重県松阪市といえば高級ブランド牛を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、地元の人々が本当に愛してやまないソウルフードは、実は「鶏焼き肉」です。
その代表格として知られるのが、昭和47年創業の老舗「前島食堂」。
濃厚な赤味噌ダレをまとった鶏肉を自分で焼き上げるスタイルは、半世紀以上にわたって地元客の胃袋をつかみ続けてきました。
この記事では、その誕生の背景から名物メニュー、アクセス情報まで、じっくりとご紹介していきます。
それでは、ペロペロしていきましょう!
| 営業 | 10:30〜18:00(LO17:30) ※平日14:00〜15:00はテイクアウトのみ対応 |
|---|---|
| 定休日 | 金曜日(木曜日は第2・第4のみ休業) |
| 電話 | 0598-36-0057 |
| 予算 | ¥1,000〜¥1,999(現金のみ) |
| 場所 | 三重県松阪市大河内町612-1(国道166号沿い) |
| 備考 | 現金のみ(カード・電子マネー・QRコード決済不可)、予約不可、テイクアウト可 |
| リンク | 食べログ /公式HP /Instagram(@ma.e.shi.ma) |
目次
鶏が主役の松阪グルメ⁉前島食堂に地元民が通い続ける理由

前島食堂の魅力を知るには、まずこの店がどのようにして生まれ、どんな流儀を守り続けてきたのかを知る必要があります。
昭和期の養鶏農家が編み出した知恵から始まった食文化は、やがて一軒の食堂として結実し、松阪の人々にとって欠かせない存在へと育っていきました。
ここでは創業の物語、二代目が守り続ける味と姿勢、そして看板メニューの数々を順番にご紹介します。
高級ブランド牛の陰に隠れがちですが、地元の人が本当に足しげく通うのはこちらなんです。
半世紀以上守られてきた味には、それだけの理由がしっかり詰まっています。
昭和47年創業、養鶏農家の知恵から生まれた一皿

前島食堂の始まりは1972年、松阪市大河内町に店を構えたことに遡ります。
もともと松阪のこの地域では、産卵を終えた雌鶏を無駄にせず、赤味噌で味付けして焼くという家庭の知恵が松阪鶏焼き肉のルーツになったと言われています。
前島食堂は、そうした素朴な食文化を早くから外食として提供してきた店の一つです。
今では県内外から人が訪れる名店へと成長しましたが、その原点は決して華やかなものではなく、あくまで地域の暮らしから生まれた一皿だったことがうかがえます。
二代目が守る秘伝タレと現金のみの昔ながらの流儀

現在お店を切り盛りするのは、二代目店主です。
創業当時の味を大切に受け継ぎながら、赤味噌をベースにニンニクの香りを効かせた秘伝のタレは、今も変わらぬレシピで仕込まれています。
注文時にはニンニクの有無を選べますが、本場の味を楽しみたいなら、ぜひニンニク入りを試してみてください。
支払いは今も現金のみというスタイルを貫いており、こうした昔ながらの流儀もまた、この店らしさのひとつと言えるでしょう。
お昼時には10組以上の行列ができることもありますが、手際の良いオペレーションにより、待ち時間はそれほど長くならないのも嬉しいポイントです。
若どり・親どり・きも…4種の焼肉と隠れた名脇役

看板となる焼肉メニューは、若どり・親どり・きも・せせりの4種類で、いずれも税込580円という均一価格で提供されています。
柔らかな若どりはもちろん人気ですが、通好みの親どりや、鮮度が命のきも、脂の乗ったせせりは数量限定のため、午前中に売り切れてしまうことも珍しくありません。
全種類を味わいたいなら、開店直後の来店がおすすめです。そして意外な隠れた名物が、鶏出汁ベースのみそ汁。
表面を覆う鶏の脂が保温の役割を果たすため、冷めにくいという実用的な魅力もあります。
数量限定の部位は本当に売り切れが早いので、狙っているならとにかく早めの来店が鉄則です。
特にきもは鮮度の良さが段違いで、初めて食べる方ほど驚くはずです。
580円均一の焼肉4種ととり野菜、みそ汁の実力
- お料理はメニュー
- お飲み物メニュー
看板の焼肉4種に加えて、もうひとつの主役といえるのが白味噌仕立てのとり野菜です。
白菜や人参、鶏肉の旨味がぎゅっと詰まったこのスープは、熱々の金属容器で運ばれてくるため、配膳の際にはテーブルの上を少し片付けておくと安心です。
ご飯やキャベツ、キムチといったサイドメニューも手頃な価格で揃っており、焼肉との相性も抜群です。
以前は味噌ダレ単体の販売もありましたが、現在は肉とセットでのみテイクアウトが可能となっています。
平日の中休みの時間帯でも受け渡しには対応してもらえるため、ドライブ途中に立ち寄る観光客にとっても心強い存在です。
ロースター完備、約60席が語る昭和食堂の空気感
店内に足を踏み入れると、まず目に入るのが小上がり座敷やテーブル、カウンターを含めた約60席という広々とした空間です。
各テーブルにはロースターと排気ダクトが備え付けられており、煙や匂いを気にせずセルフスタイルの網焼きを楽しめるよう配慮されています。
長年地域に根ざしてきた建物には、どこか懐かしい昭和の空気が漂っており、観光客だけでなく地元の常連客が肩を並べる光景も自然に馴染んでいます。
飾らない雰囲気の中にこそ、この店ならではの温かさが息づいているのかもしれません。
- 無煙ロースターのおかげで、焼肉初心者や女性一人でも気兼ねなく網焼きを楽しめます。
- 約60席という広さから団体利用もしやすく、家族や友人同士でのドライブ休憩にもぴったり。
国道166号沿い、約50台駐車可能な立地を完全ガイド

前島食堂は松阪市大河内町、国道166号沿いに位置しており、車でのアクセスが便利な立地です。
駐車場は約50台分が確保されており、団体での訪問にも対応しやすくなっています。
営業日は月〜木と土日で、第2・第4木曜日と金曜日は定休日となるため訪問前の確認をおすすめします。
松阪駅からもそれほど遠くないため、周辺の観光スポットと組み合わせたドライブプランにも組み込みやすい場所にあります。
噂の鶏焼き肉は本物か⁉実際に食べてみた正直レポ

小さいころから家族に連れられて何度も通い、気づけば自分が子どもを連れて暖簾をくぐる側になっていました。
この日も特別な予定があったわけではなく、ふらっとお邪魔しただけ。それでも席に着いてタレの染みた鶏肉が運ばれてくると、やっぱり気持ちが上がってしまいます。

まずは看板の若どりから網へ。
焼き上がりは表現するならまさに「ぷりぷり」で、噛んだ瞬間に弾き返してくるような弾力があります。
赤味噌の香ばしさをまとった若どりは、鶏焼き肉が初めてという方でも間違いなく好きになる一皿です。

続いて親どり。こちらは若どりとはまったくの別物で、やや癖を感じさせながらも、しっかりとした歯ごたえが楽しめます。噛むほどに鶏の旨味がじわりと出てくるので、通の方が親どりを指名する理由がよくわかります。

そして個人的にこの日いちばん白米が減ったのがせせり。旨味がぎゅっと凝縮されていて、脂の甘さとタレの塩気が重なると、もうご飯が無限に進んでしまいます。

さらに名物のとり野菜。白菜をはじめとした野菜が鶏の旨味をしっかりと吸い込んでいて、なんともたまらない味わいです。あの「孤独のグルメ」でも紹介された実力は伊達ではありません。

焼肉で口が濃くなったところにこの一杯を挟むと、また次の一枚に手が伸びてしまう。この往復が本当に危険です。
そしてもうひとつ書いておきたいのが、子ども連れへの優しさ。慌ただしい時間帯でも自然に気を配ってくださるので、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して食事を楽しめます。
店内はしっかりとした賑わいで、地元の常連さんも家族連れも観光の方も入り混じった、いい意味で騒がしい空気。まさに大衆食堂の鏡のような存在だと思います。
ここでしか楽しめないこの味を、また食べに来たい。そう思わせてくれる一軒でした。
- 満足度:☆☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:白米が無限に進む、大衆食堂の鏡
前島食堂様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!
| 営業 | 10:30〜18:00(LO17:30) ※平日14:00〜15:00はテイクアウトのみ対応 |
|---|---|
| 定休日 | 金曜日(木曜日は第2・第4のみ休業) |
| 電話 | 0598-36-0057 |
| 予算 | ¥1,000〜¥1,999(現金のみ) |
| 場所 | 三重県松阪市大河内町612-1(国道166号沿い) |
| 備考 | 現金のみ(カード・電子マネー・QRコード決済不可)、予約不可、テイクアウト可 |
| リンク | 食べログ /公式HP /Instagram(@ma.e.shi.ma) |

