1101記事目

備長炭×関西風直焼きで150年。津市うなぎ老舗「つたや」が守り続ける、変わらない味の正体

公開日:2026年04月15日

うなぎの老舗「つたや」のうなぎ丼

こんにちは、ケンチェラーラです。

三重県津市は「鰻のまち」として全国の食通に知られており、人口あたりの鰻専門店数が日本一を誇ったこともあるほど、うなぎ文化が深く根付いた土地です。

そのなかでも、明治8年創業という圧倒的な歴史を持つ老舗「つたや」は、津市を代表するうなぎ専門店として長年親しまれてきました。

一時は後継者不在による閉店の危機に直面しましたが、2024年4月の全面リニューアルを経て和モダンな空間へと生まれ変わり、「お気に入りの店が戻ってきた」と多くの地元客を喜ばせています。

この記事では、150年受け継がれてきた備長炭直焼きの技術やこだわりのメニュー、店内の雰囲気からアクセス方法まで、つたやの魅力をくわしくご紹介します。

津市へ訪れる際には、ぜひ一度足を運んでみてください。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業時間 11:00〜14:30(L.O. 14:00)/17:00〜20:00(L.O. 19:30)
※鰻が売り切れ次第終了の場合あり
定休日 水曜日
電話 059-228-3005
予算 昼:¥2,000〜¥3,999 / 夜:¥3,000〜¥5,999
場所 三重県津市東丸之内22-9
備考 カード可(VISA・Master等)・電子マネー不可・QRコード決済不可
・全席禁煙・個室あり・
駐車場あり(近隣提携コインパーキング利用で200円サービス券発行)
リンク 公式HP




明治8年創業の老舗うなぎ専門店「つたや」が、津市で選ばれ続ける理由

お店の入り口の様子

「つたや」がほかの鰻専門店と一線を画す理由は、単に創業年が古いということだけではありません。

150年の歴史を持ちながら2024年に大きなリニューアルを遂げた背景、備長炭で焼き上げる関西風直焼きという独自の調理技術、そして地元の接待や記念日に欠かせない存在としての役割

——これら三つが重なることで、津市における「唯一無二の老舗」という地位を確立しています。

それぞれの理由を、ここから詳しく見ていきましょう。

訪れるたびに、地元の方々がごく自然に「今日はつたやにしよう」と話す声が聞こえてきます。
その何気ない一言が、この老舗の信頼の深さをいちばん雄弁に物語っていると思います。

津藩・藤堂家ゆかりの歴史と、2024年に果たした老舗の再出発

うなぎを持っているつたやのロゴが入ったベアブリック

「つたや」の歴史は、津の地を治めた津藩の藩主・藤堂家に仕えた初代にまで遡ります。

城下町として栄えた東丸之内の地に根を下ろし、明治から令和まで五つの時代をくぐり抜けながら、この街の食卓を支え続けてきました。

近年は後継者不在の問題に直面し、一時は閉店もやむなしという状況に追い込まれましたが、津市の美鈴急送が事業承継を行い、全面リニューアルのうえ営業を継続。

先代から受け継いだ秘伝のタレと焼きの技術はそのままに、2024年4月に鈴木利紀也オーナーのもとで全面リニューアルオープンを果たしました。

地域の食文化を次世代へ受け渡すという使命を込めて、つたやの暖簾は今日も東丸之内に掲げられています。

備長炭と関西風直焼きが生み出す、唯一の味とこだわりのタレ

こだわりのタレがかかった老舗のうなぎ丼

つたやの味を語るうえで欠かせないのが、創業以来守り続けてきた「関西風直焼き」という調理スタイルです。

関東では蒸してから焼くのが主流ですが、関西流では蒸す工程を挟まず、生の鰻をそのまま備長炭の火にのせます。

この直火焼きによって皮目はパリッと香ばしく焼き上がり、身はふっくらとした食感に仕上がります。

「外はサクッと、中はふわり」という表現がぴったりな一枚に仕上がるのは、備長炭の安定した高温が鰻の旨味を逃さず閉じ込めてくれるからです。

秘伝のタレは伊勢のたまり醤油をベースにした辛口仕上げで、甘さを抑えたすっきりとした後味が特徴です。

地元産の一志米や伊賀米と組み合わせることで、タレの旨味がご飯にじんわりと染みわたり、はじめて完成する一皿です。

皮目のパリパリとした食感と、ふわっとほどける身のギャップに、思わず手が止まりました。
こんな鰻の美味しさがあったのかと、津市の鰻文化を改めて実感できる一皿です。

接待・記念日・仕事納めに選ばれる、地元に根付いた理由

接待にも家族連れにも対応できる落ち着いた店内

津市には「仕事納めには鰻を食べる」という、他の地域ではあまり見られない独自の食習慣があります。

年の瀬になるとうなぎ専門店に人が集まるこの光景は、この街ならではの風物詩で、なかでも「つたや」はその象徴的な存在として長く親しまれています。

2〜3階に設けられた個室は、ビジネス接待や家族の誕生日・還暦祝いといったハレの日の会食にも最適な空間です。

落ち着いた雰囲気のなかで大切な人とゆっくり向き合える点が、リピーターからも高く評価されています。

約100席のキャパシティながら個室を複数備えているため、少人数の接待から家族連れのお祝いまで、幅広いシーンに対応できます。

特別な日だからこそ、地元で最も歴史ある老舗を選ぶ——その選択を、150年という歴史が静かに後押しします。





鰻をさまざまなスタイルで。充実のメニューラインナップ

メニューの主役は、鰻の枚数によって「並丼・中丼・上丼・特上丼」などから選べる鰻丼です。

日常使いしやすい価格帯から特別な日にふさわしい贅沢な一皿まで幅広く揃っており、シーンや予算に合わせて選ぶことができます。

なかでも注目したいのが「ひつまぶし」で、出汁と薬味を使った三通りの食べ方を一度に楽しめます。

一品料理には鰻の希少部位を使った「鰻巻き」「きも焼き」「からし和え」が揃っており、日本酒や焼酎との相性も抜群です。

幕の内弁当やうなぎ定食など、三重の食材を幅広く楽しめるセットメニューも充実しています。

価格は仕入れ状況により変動することがありますので、最新情報は訪問前に公式情報でご確認ください。

リニューアルされた和モダンな店内の様子

Slider Image
Slider Image
Slider Image
Slider Image
Slider Image

2024年のリニューアルで生まれ変わった店内は、「和モダン」という言葉がしっくりくる、落ち着きとあたたかみが共存する空間です。

静かに流れるジャズとほのかな炭の香りが漂う店内は、食事の前から気持ちをほぐしてくれるような心地よさです。

1階のカウンター席では職人の焼き加減を間近で感じながら食事ができ、2〜3階の個室はプライベートな時間を大切にしたい方に特に喜ばれています。

店内にはエレベーターが完備されており、車椅子やベビーカーをご利用の方、足腰が不安な方も安心して2〜3階の個室へ移動できます。




津駅・津ICからどちらも約10分。アクセスと駐車場情報

モダンなお店の外観

「つたや」は三重県津市東丸之内に位置しています。

JRと近鉄が乗り入れる津駅からは、車またはタクシーで約10分です。

近鉄の津新町駅からは約5分と、さらに便利にアクセスできます。

車でお越しの方は、伊勢自動車道の津ICから約10分ほどです。

伊勢湾を渡る高速船が発着する津なぎさまちからは、車でわずか約2分という近さです。

駐車場は店舗1階に「思いやり駐車場」を完備しており、近隣の提携コインパーキング(市営フェニックス通り駐車場など)をご利用の場合、会計時に駐車券提示でサービス券(200円分など)が発行されます。

土用の丑の日や年末の繁忙期は混み合いますので、お越しの際は事前のご予約をおすすめします。

つたや様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!