こんにちは、ケンチェラーラです。
三重県津市に降り立ったとき、改札を出る前からうなぎの香りがただよってくる——そんな体験をしたことはあるでしょうか。
これは比喩ではなく、津駅のホームにまで炭火の香りが届くと言われるほどの老舗が、徒歩4分の場所に実在しています。その店が「大観亭支店 栄町本店」です。
三重県津市は、人口一人あたりのうなぎ消費金額が日本一を記録した歴史を持つ、知る人ぞ知るうなぎの街です。
そんな激戦区のなかで、四代にわたって関西風の「地焼き」を守り続けてきたこの老舗は、地元の常連客から県外の旅行者まで、幅広い人たちに愛されてきました。
この記事では、津市にうなぎ文化が根付いた理由から、地焼きという調理法が生む独自の味わい、935円から始まるわかりやすいメニューと値段、昭和レトロな店内の雰囲気、そしてアクセス・駐車場情報まで、知っておきたいことをひとまとめにお伝えします。
三重旅行での立ち寄り先を探している方にも、津市でのランチに迷っている方にも、きっと参考になる一記事です。
それでは、ペロペロしていきましょう!
| 営業 | 【お食事】11:00〜14:00 / 17:00〜19:00(L.O. 18:00) 【お持ち帰り】11:00〜19:00 ※売り切れ次第終了。昼の混雑により夜の営業を休止している場合あり |
|---|---|
| 定休日 | 土曜日(※臨時休業あり。訪問前に要確認) |
| 電話 | 059-225-3445 |
| 予算 | 昼:¥1,000〜¥4,999(うな丼小935円〜うな重特註4,290円) |
| 場所 | 三重県津市栄町2丁目472 |
| 備考 | 現金・PayPay可(カード不可)/個室・座敷あり |
| リンク | 公式HP |
目次
人口一人あたりのうなぎ消費量が日本一の津市で、四代にわたって地焼きの味を守り続けてきた老舗

三重県津市がうなぎの街として全国に知られる背景には、この地でしか生まれ得なかった歴史と自然の恵みがあります。
そしてその長い歴史の中で、関西風地焼きの技を四代にわたって受け継いできたのが大観亭支店 栄町本店です。
なぜ津市でうなぎ文化がここまで根付いたのか、そしてこの店が蒸しを使わない地焼きにこだわり続ける理由は何なのか、順を追って紹介していきます。
津市内には20軒以上のうなぎ専門店がひしめくなかで、「大観亭といえば栄町本店」と地元の方に言わしめるほどの存在感を持つ一軒です。
県外からわざわざ足を運ぶリピーターが後を絶たないのも、長年通い続けた人だけが知るこの店の実力があるからこそです。
伊勢湾と城下町の歴史が育んだ津市のうなぎ文化と、今も20軒以上の専門店が残り続ける理由

津市がうなぎと深く結びついてきた背景には、地理と歴史の両面があります。
伊勢湾に面し、志登茂川や岩田川が流れ込む汽水域は、脂の乗った良質なうなぎが育つのに最適な環境でした。
加えて、藤堂高虎公が治めた32万石余りの城下町であり、伊勢参宮街道の宿場町でもあったこの地では、長旅で疲れた旅人にうなぎを供する文化が自然と根付いていきました。
昭和初期には市内に多くの養鰻場が生まれ、安価で新鮮なうなぎを大量に確保できる体制が整ったことで、うなぎは「ハレの日の贅沢品」を超えて市民が日常的に楽しむ津の味として定着していきました。
昭和34年の伊勢湾台風で養鰻業が壊滅的な打撃を受けた後も、食文化は途絶えることなく受け継がれ、今も市内に20軒以上の専門店が存在していることがその証です。
蒸しを一切使わない関西風地焼きが生む、外はパリッと中はフワッとした食感の秘密

関東では「背開き」にして一度蒸してから焼くのが一般的ですが、大観亭支店 栄町本店が代々守ってきたのは、関西伝統の「腹開き・地焼き(じやき)」です。
蒸しを一切挟まず、生のうなぎをそのまま炭火で焼き上げるこの技法では、うなぎ自身の脂が炭に落ちて煙となり、その煙が身を燻しながら仕上げていきます。
炭火の遠赤外線が内部まで均一に熱を届け、外側ではタンパク質と糖が高温で反応することで香ばしい焼き色(メイラード反応)が生まれます。
これが「外はパリッと、中はふわっと」という地焼き独自のコントラストを作り出し、蒸しを使う調理法では再現できない食感となって現れます。
さらに濃いめ・甘めに仕上げた秘伝のタレが炭火の熱でキャラメル化し、うなぎの脂と溶け合うことで、奥行きのある重厚な旨みが完成します。
関西風の地焼きと関東の蒸しうなぎの違いは、実際に口にしてみるまで言葉では伝わりにくいところがあります。
一口目に感じる「あ、これは別物だ」という驚きが、何度でもここへ足を運びたくなる理由です。
津駅のホームにまで届く炭火の香りが語る、栄町本店50年以上の歴史

大観亭支店 栄町本店の歴史は、昭和初期に「大観亭」という料亭が鰻専門の支店を構えたことに始まります。
後に料亭から独立し、現在は4代目がその味と技を守り続けています。
「支店なのに本店」という一見ユニークな名称は、津市内に複数ある大観亭グループの中で、規模・歴史・サービスの面において栄町の店が中心的な位置を担っていることを示しています。
この店の存在感を最もわかりやすく物語るのが、津駅のホームにまで届くとされる炭火の香りです。
JR・近鉄・伊勢鉄道が乗り入れる津駅東口から徒歩4分ほどの場所にあるにもかかわらず、風向き次第では改札を出たばかりの人にまでその香りが届くと言われています。
地元の方にとっては懐かしい街の記憶であり、旅行者にとっては「今日のランチはここに決まり」と背中を押してくれる、見えない道案内のような存在です。
うな丼935円から大一尾の特註4,290円まで、切れ数で選べるメニューと値段
- 丼メニュー
- 単品・飲み物メニュー
メニューは、うなぎの切れ数によって段階的に価格が設けられており、食欲や予算に応じて選びやすい構成になっています。
最も軽く楽しめるうな丼(小)は一切れで935円(税込)。テイクアウトの場合は918円(税込)と、いずれも1,000円を切る驚きの価格設定です。
標準的なランチにはうな丼(並)二切れ1,650円が目安です。
しっかり食べたい日はうな丼(中)三切れ2,255円、贅沢な気分の日にはうな重(上)四切れ2,860円と続きます。
さらに特上(中一尾・3,575円)や特註(大一尾・4,290円)になると、重箱の蓋が浮くほどのボリュームが堪能できます。
一切れあたりの単価はおよそ700〜900円ほどで、都市部の高級専門店では同等の内容が6,000円を超えることも珍しくないことを考えると、そのコストパフォーマンスの高さが際立ちます。
ひつまぶしのラインナップも充実しており、量を控えた「ひつまぶし(小)」(2,420円)から標準サイズの「ひつまぶし(中)」(2,915円)、「ひつまぶし(大)」(3,630円)まで3段階が用意されています。
そのまま食べる・薬味(葱・山葵)と合わせる・出汁茶漬けにするという三段階の食べ方が楽しめるひつまぶしは、濃いめのタレが特徴のこの店において最後まで飽きずに完食できる人気メニューです。
昭和の情緒が残るお座敷と個室で、ゆっくりうなぎを楽しめる空間
3階建てのビル一棟まるごとがお店として使われており、1階はテーブル席中心で一人でのランチや仕事の合間の立ち寄りに向いています。
2階・3階にはゆったりとしたお座敷が広がり、個室も完備されているため、家族の記念日や接待といった少し改まったシーンにも対応できます。
昭和初期から受け継がれてきた内装は落ち着いたレトロな趣があり、蓋付きの重箱をそっと開ける瞬間には、現代のカジュアルなレストランでは味わいにくい独特の高揚感があります。
スタッフの数が手厚く、混み合うランチタイムでも案内や料理の提供がスムーズなため、限られた時間の中でも食事に集中できる環境が整っています。
- 2・3階のお座敷には個室も完備されているため、接待や記念日のお祝いには事前予約がおすすめです。
- 昼はランチ、夜は一品料理やお酒とともにじっくり楽しめるなど、シーンを選ばず使い方の幅が広いのも栄町本店ならではの魅力です。
津駅東口から徒歩4分、駐車場情報と訪問前に知っておきたいこと

JR・近鉄・伊勢鉄道が乗り入れる津駅東口から徒歩約4分(約314〜400m)と、電車でのアクセスが便利な立地です。
店舗専用の駐車場(13台)は無料で利用できますが、満車時の周辺コインパーキング利用は自己負担となります。
ランチタイムを中心に満車になりやすいため、最初から周辺のコインパーキングを利用する想定で訪れると安心です。
駅東口周辺には「名鉄協商津駅東」(24台・日中最大500円)や「パラカ 津市栄町第1」(9台・20分100円)など、徒歩1〜2分圏内のパーキングが複数あります。
訪問前に必ず確認しておきたいのが定休日です。大観亭支店 栄町本店は土曜日が定休日のため、週末に訪れる際は日曜日に日程を調整してください。
また、土用の丑の日などの繁忙期にはテイクアウトのみの対応となる場合もあるため、事前に電話で確認しておくことをおすすめします。
大観亭支店 栄本店様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!
| 営業 | 【お食事】11:00〜14:00 / 17:00〜19:00(L.O. 18:00) 【お持ち帰り】11:00〜19:00 ※売り切れ次第終了。昼の混雑により夜の営業を休止している場合あり |
|---|---|
| 定休日 | 土曜日(※臨時休業あり。訪問前に要確認) |
| 電話 | 059-225-3445 |
| 予算 | 昼:¥1,000〜¥4,999(うな丼小935円〜うな重特註4,290円) |
| 場所 | 三重県津市栄町2丁目472 |
| 備考 | 現金・PayPay可(カード不可)/個室・座敷あり |
| リンク | 公式HP |

