こんにちは、ケンチェラーラです。
松阪といえば誰もが思い浮かべるのは、あの艶やかな霜降りの松阪牛ですよね。
ですが今回ご紹介するのは、そんな肉文化の陰でひっそりと地元客に愛され続けてきた、離島の海鮮と韓国家庭料理という異色の組み合わせを楽しめる一軒です。
松阪市役所や松阪市民病院からもほど近い場所にありながら、なぜこの店だけがこれほど独自の道を歩んできたのか。
その理由を、お店の成り立ちから探っていきます。
| 営業 | 火・水・木・金・土・日 11:00〜14:00(L.O.13:30)/17:30〜20:30(L.O.20:00) |
|---|---|
| 定休日 | 月曜日(臨時休業あり、詳細は公式Instagramを確認) |
| 電話 | 0598-21-3919 |
| 予算 | 1,000円〜1,999円程度 |
| 場所 | 三重県松阪市内五曲町15-1(松阪市役所・松阪市民病院近く) |
| 備考 | 現金・PayPay利用可・カード対応(ブランドは要確認)、電子マネー不可 |
| リンク | Instagram(@kakanote) /Facebook |
目次
松阪牛の街で島の恵み⁉ここでしか出会えない理由

この店のいちばんの魅力は、なんといっても神島という離島から届く天然の海の幸を、韓国の家庭料理と一緒に味わえるという点にあります。
実はここに辿り着くまでには、ご夫婦それぞれの人生に大きな挫折と再出発があったのだそうです。
ここでは、その知られざる背景から、19年続く誠実な経営スタイル、そして食材へのこだわりまでを順番にご紹介していきます。
地域の方々が自分たちの手で守り続けているからこそ、ここには観光地にありがちな”よそ行き感”がまったくありません。
訪れるたびに、実家に帰ってきたような不思議な居心地の良さがあります。
廃業からの復活⁉夫婦が見つけた奇跡のお店

ご主人と、伊勢湾に浮かぶ離島・神島出身の奥さま。
二人はもともと飲食とは違う道を歩んでいましたが、津市内で営んでいたカフェを閉じることになり、大きな転機を迎えます。
その苦しい時期を経て2007年8月、松阪の地で新たに始めたのが「かかの掌」でした。
奥さまの実家は神島で50年以上続く老舗旅館。
生まれ育った島の記憶と、これまで受け継がれてきた韓国家庭料理という、まったく違う二つのルーツが一軒の食堂に重なっているのが、この店最大の面白さだと感じます。
緩やかな成長を貫く、誠実経営のスタイルとは

過去の失敗を教訓に、二人が出した答えは「中途半端では埋もれてしまう」という強い危機感でした。
そこで打ち出したのが、奥さまの故郷である神島の食材を前面に押し出すという、他にはない差別化の道です。
経営においても、急激な成長は必ず反動を伴うという考えのもと、あえて緩やかな右肩上がりを目指す姿勢を貫いてきました。
派手さよりも持続可能性を選んだこの姿勢こそが、19年という長い年月にわたり地元客との信頼関係を築いてこられた理由なのかもしれません。
神島の恵みだけを使う、決して嘘つかない仕入れ

この店が守り続けているのが、神島産の天然食材が手に入らないときは、無理に代替品を使って営業しないという徹底したポリシーです。
妥協して安易な食材に頼るのではなく、正直に「今日はない」と伝える姿勢が、かえって多くの常連客からの信頼を集めているのだそうです。
この誠実さの背景には、奥さまの実家である神島の老舗旅館が50年以上守り続けてきた「嘘をつかない」というおもてなしの精神が受け継がれています。
天然モノにこだわるからこそ味わえる、その日限りの美味しさを求めて、足繁く通うファンが後を絶ちません。
その日獲れた神島の魚だけで作られるからこそ、一皿ごとに鮮度も味わいも違う特別感があります。
妥協のない仕入れが、そのまま皿の上の美味しさに直結しているのを感じられます。
定食から韓国家庭料理まで、迷うほど贅沢なメニュー
- 黒板に書かれた本日のメニュー
- 定食メニュー
- フードメニュー
- フード・ドリンクメニュー
看板となるのは、神島から直接届く天然の魚介をふんだんに使った神島定食で、旬の刺身や煮魚、だし巻き卵に小鉢と味噌汁がつく満足感の高い一皿です。
天然食材を使う都合上、1日限定食数が設けられている日もあるため、確実に食べたい場合は早めの来店や事前確認がおすすめです。
ご飯を鮮やかなピンク色に染める、生ダコから炊き上げるたこめしも人気が高く、シンプルながら濃厚な旨味が楽しめます。
冷凍の輸入魚を一切使わないエビ・魚フライ定食は、衣のサクサク感と身のふっくら感が対照的で、天然モノならではの贅沢さを実感できるメニューです。
もう一つの柱である韓流定食は、辛さを前面に出すのではなく出汁を活かした優しい味わいが特徴で、春から夏にかけては爽やかな韓国冷麺も登場します。
さらに水曜と土曜限定で、季節の果物を使った自家製マフィンなどのスイーツも販売されており、和食・韓国料理・お菓子までカバーする懐の深さもこの店ならではの魅力です。
※営業時間や定休日、メニュー内容は変更される場合がありますので、最新情報は必ず公式Instagram(@kakanote)でご確認ください。
実家に帰ってきたような、あたたかい座敷とカウンター
一歩足を踏み入れると、まず目に入るのはカウンター3席と、テーブル席・座敷席がバランスよく配置された、どこか懐かしい空間です。
全17席というこぢんまりとした規模だからこそ、一人客からファミリーまで居心地よく過ごせるちょうどよい距離感が生まれています。
座敷席には子供向けの絵本や児童書も置かれており、乳児連れでも気兼ねなく利用できる配慮が感じられます。
派手な内装とは無縁ながら、実家に帰ってきたようなリラックス感が漂うこの空間こそ、19年にわたり地元客に愛され続けてきた理由のひとつなのかもしれません。
- 座敷席には絵本や児童書が完備されており、乳児連れでも安心して長居できます
- カウンター・テーブル・座敷とバリエーション豊かな席構成で、一人客からファミリーまで対応可能です
松阪駅から車で5分⁉駐車場完備で安心アクセス

車を利用する場合、松阪駅からはわずか5分ほどで到着でき、松阪市役所や松阪市民病院を目印にすればスムーズに辿り着けます。
駐車場は店舗裏手に用意されているため、グループで訪れる際は乗り合わせがおすすめです。
決済は現金・PayPayに加えクレジットカードにも対応していますが(対応ブランドは要確認)、電子マネーは利用できないため事前の準備をしておくと安心です。
定休日は月曜日に加えて不定休の日もあるため、訪れる前には公式Instagramで最新の営業情報をチェックしておくのが確実です。
気になるあの一皿を実際に食べてみた本音レポート

この日は子どもを連れてお邪魔しました。
まず注文したのは、神島産の白身魚を使った魚フライ定食です。

揚げたての魚フライには特製のタルタルソースがたっぷりと添えられ、シャキシャキのサラダと一緒にいただきます。
衣はサクッと軽やかで、中の身はふっくら。天然の白身ならではの上品な旨味が、噛むほどにじんわりと広がっていきました。
韓国料理も出されているお店ということで、小鉢にはチヂミが。
これが思わず追加で頼んでしまうほどの美味しさで、外はカリッ、中はもっちりとした食感がクセになります。
味噌汁もまた、魚の出汁をしっかりと吸ったコクのある一杯で、体の芯まで沁みわたるようでした。
付け合わせのポテトサラダも手作りで、コロコロとした食感が口の中で楽しく、細部まで手を抜かない丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。

そしてもう一品、本日のメニューとしていただいたのがグレの煮付け定食。
日替わりで登場する、その日ならではの一皿です。

砂糖・醤油・みりんをベースにした煮付けは、甘みと旨味が幾重にも重なる奥深い味わいで、白米が無限に進む美味しさ。

お造りでいただいたグレもまた絶品で、天然モノならではの締まった身とほのかな甘みに、思わず唸ってしまいました。
追加でお願いしただし巻き玉子や甘唐揚げも、どれも文句なしの美味しさ。お腹も心もすっかり満たされました。
松阪城のすぐ近くという立地なので、観光の合間にフラッと立ち寄っても間違いのない一軒です。これはもう、必ずリピートしたいお店に決定です。
- 満足度:☆☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:お気に入りのお店です
かかの掌様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!
| 営業 | 火・水・木・金・土・日 11:00〜14:00(L.O.13:30)/17:30〜20:30(L.O.20:00) |
|---|---|
| 定休日 | 月曜日(臨時休業あり、詳細は公式Instagramを確認) |
| 電話 | 0598-21-3919 |
| 予算 | 1,000円〜1,999円程度 |
| 場所 | 三重県松阪市内五曲町15-1(松阪市役所・松阪市民病院近く) |
| 備考 | 現金・PayPay利用可・カード対応(ブランドは要確認)、電子マネー不可 |
| リンク | Instagram(@kakanote) /Facebook |







