こんにちは、ケンチェラーラです。
三重県伊勢市の常磐、うらのはし商店街の一角に、明治創業の餅専門店「島地屋餅店」があります。
かつて伊勢街道・伊勢本街道・熊野街道という参宮三街道が合流した「筋向橋」のすぐそばに店を構え、今も昔ながらの対面販売でお客さんを迎えています。
看板商品の「さわ餅」は、香り高い伊勢の蓬を使ったよもぎ味や、粟と黒糖を組み合わせた独自の一品まで、他にはない味わいが揃うのが魅力です。
この記事では、その歴史的な背景から商品づくりのこだわり、店内の様子、アクセス方法まで詳しくご紹介します。
それでは、ペロペロしていきましょう!
| 営業 | 08:00 – 18:00 |
|---|---|
| 定休日 | 日曜日 |
| 電話 | 0596-28-0930 |
| 予算 | ~¥999 |
| 場所 | 三重県伊勢市常磐2-5-19 |
| 備考 | カード不可・電子マネー不可(現金のみ) |
| リンク | 食べログ |
筋向橋のたもとに佇む、島地屋餅店の明治創業ものがたり

島地屋餅店の魅力を語るうえで欠かせないのが、参宮街道の結節点である筋向橋の歴史と、そこに根を下ろした明治創業からの歩みです。
店構えは今も昔ながらの対面販売の形式を守り続けており、効率化とは一線を画す手仕事の温かみが感じられます。
そしてなにより、香り高い伊勢の蓬や、粟と黒糖を組み合わせたさわ餅など、素材への強いこだわりが随所に息づいています。
明治から変わらぬ対面販売と、手仕事へのこだわりがぎゅっと詰まったお店です。
一度足を運べば、その温かみにきっと惹き込まれるはずです。
参宮三街道が交わる筋向橋のほとりに息づく明治創業の歩み

江戸時代、東海道方面から伊勢街道、大和・奈良方面から伊勢本街道、紀伊・吉野方面から熊野街道と、三つの参宮街道はすべて筋向橋のたもとで合流していました。
宮川を渡った旅人たちが、山田の町へ入る前に最後にくぐる橋として、この場所は世俗と神域を隔てる結界のような役割を果たしていたといいます。
島地屋餅店が店を構える常磐は、まさにこの旧街道の結節点から外宮へと続く歴史ある通り沿いに位置しています。
明治時代に創業して以来、この店では国産のもち米や国産米にこだわり、もち米本来の食感を大切にした餅づくりを守り続けてきました。
参拝客や地元の人々が行き交ってきたこの場所で、100年以上にわたって餅一筋の商いを続けてきた歴史の重みを感じさせます。
昭和の面影を残す対面販売、杵つきひとすじの餅屋の店構え

店先に立つと、木製の番重とガラスショーケースが間口いっぱいに並び、昔ながらの町家型商店の趣を今に伝えています。
店内に踏み込むスペースはあえて設けられておらず、引き戸越しに店主や職人と言葉を交わしながら商品を選ぶという、対面販売のスタイルが守られています。
ショーケースには、しろ・よもぎ・あわの三種のさわ餅をはじめ、草大福や黒ういろ、鯛の形をした鯛菓子などが整然と並べられていました。
良質なもち米を蒸し、杵で搗き上げる古典的な製法によって生まれる餅は、時間の経過とともに硬くなる自然な物性を持っているのも特徴です。
効率よりも対話と手仕事を大切にするこの佇まいこそが、地域住民に長く親しまれてきた理由といえるでしょう。
しろ・よもぎ・あわ、三種のさわ餅と黒糖にこだわる菓子づくり

看板商品の「さわ餅」は、しろ・よもぎ・あわの三種で展開されています。
しろは杵つき餅の甘みとこし餡の上品な調和、よもぎは香り高い伊勢の蓬とつぶあんの組み合わせが持ち味です。
もうひとつの看板商品が、もち米生地に黄色い粟を混ぜ込み、黒糖の餡を包んだ「あわ」のさわ餅です。
粟のプツプツとした食感と黒糖のコクが層になって広がる、この店ならではの味わい設計は、餡子文化が根強い伊勢の土産市場において独自の存在感を放っています。
さらに人気を集めているのが「黒ういろ」で、沖縄産の黒糖を使っているのが特徴です。
地元の蓬だけでなく、遠く沖縄の黒糖まで素材を選び抜く姿勢に、この店の菓子づくりへのこだわりがうかがえます。
口に含んだ瞬間、蓬の香りがふわりと広がります。
粟のプチプチとした食感と黒糖のコクは、一度食べたら忘れられない美味しさです。
さわ餅から焼きパン、老舗が誇る銘菓をひと通り味わう
- ショーケースに並ぶ和菓子①
- ショーケースに並ぶ和菓子②
- 焼きパン
島地屋餅店の看板商品は、しろ・よもぎ・あわの三種で展開される「さわ餅」で、店主が一番のおすすめに挙げる一品です。
しろは杵つき餅の甘みとこし餡の上品な調和、よもぎは香り高い伊勢の蓬と粒餡のコクが持ち味で、あわは粟の食感と黒糖餡の深いコクが層になっています。
もうひとつよく出るのが沖縄産黒糖を使った「黒ういろ」で、こちらも根強い人気を集めています。
焼きパンは小麦粉と上白糖を混ぜて焼き上げる、発酵させない堅パンのような素朴な味わいで、約40年前に廃業した近隣の職人から配合や焼印を正式に受け継いだという背景があります。
神宮や宇治橋をはじめとするいくつもの意匠が焼印で押され、パンとビスケットの中間のような軽い歯切れが魅力です。
米粉を固めた落雁のような「しおみ」や、うるち米を混ぜたやじろ餅、季節の草大福など、特定の商品に偏らず幅広く親しまれる品揃えが並んでいます。
番重とガラス戸が誘う、昭和レトロな和菓子屋の店内風景

引き戸を開けると、間口いっぱいに広がる木製の番重と年季の入ったガラスショーケースが出迎えてくれます。
白地に家紋をあしらったのれんと、緑色ののれんが軒先に揺れる光景は、昔ながらの商店街の情緒をそのまま今に伝えているようです。
ショーケースの中には、しろ・よもぎ・あわのさわ餅や草大福、鯛の形をかたどった鯛菓子などが手作りの温かみとともに整然と並べられています。
壁には八角形の掛け時計が静かに時を刻み、レジ横には手指消毒液も置かれ、訪れる人への細やかな気配りも感じられました。
国産のもち米や国産米を使用している旨を記した紙袋が下がる様子からも、素材への誠実な向き合い方がうかがえます。
せわしない観光地の喧騒とは一線を画す、どこか懐かしい時間が流れる空間です。
- 八角形の掛け時計と木の番重が、昭和の商店街らしい懐かしさを演出しています。
- 国産米使用の表記がされた紙袋から、素材への誠実な向き合い方が伝わってきます。
外宮から徒歩10分台、専用駐車場なしの参拝ルート案内

島地屋餅店があるのは、かつて参宮街道として賑わった歴史ある一帯、伊勢市常磐の「うらのはし商店街」沿いです。
鉄道を利用する場合、JR参宮線の山田上口駅から徒歩約6分、近鉄山田線の宮町駅からは徒歩約7分ほどの距離にあります。
伊勢神宮外宮からは表参道を通って徒歩10分台で、参拝の帰り道に立ち寄るのにちょうどよい立地といえるでしょう。
バスを利用する場合は三重交通バスの「筋向橋」停留所で降りると、徒歩約2分ほどで到着します。
なお、この店には専用駐車場が用意されていないため、自家用車で訪れる際は近隣のコインパーキングを利用するか、公共交通機関での来店がおすすめです。
営業時間は8時から18時までですが、人気のさわ餅や黒ういろは午前中に売り切れることも多いため、早めの時間帯の訪問か事前の電話予約が安心です。
島地屋餅店様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!
| 営業 | 08:00 – 18:00 |
|---|---|
| 定休日 | 日曜日 |
| 電話 | 0596-28-0930 |
| 予算 | ~¥999 |
| 場所 | 三重県伊勢市常磐2-5-19 |
| 備考 | カード不可・電子マネー不可(現金のみ) |
| リンク | 食べログ |
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