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【南伊勢グルメ】国道260号線沿い「やんがや」で味わう、黄金スープの中華そばとカツ丼の真髄|レトロ食堂

公開日:2025年05月09日

こんにちは、ケンチェラーラです。

南伊勢町の漁村に、60年以上地元民に愛され続けている食堂「やんがや」があります。

国道260号線を走りながらたどり着くその一軒家風の店は、ただの食事処ではありません。

中華そばと寿司、カツ丼のセットというユニークな組み合わせが名物で、観光客からツーリング客、地元常連まで幅広い人々がその味を求めて訪れます。

本記事では、創業の歴史、名物料理のこだわり、店主の想い、さらには実際の食レポまでを詳細にお届けします。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 昼の部:11:00~14:00
夜の部:16:30~20:30(L.O.20:00)
※スープがなくなり次第終了
定休日 日曜日、第4月曜日(臨時休業あり)
電話 0596-72-0076
予算 昼・夜:¥1,000~¥1,999
場所 三重県度会郡南伊勢町東宮102-34
備考 カード不可・電子マネー不可・PayPay可



国道260号線沿い、南伊勢町のレトロ食堂「やんがや」で味わう中華そばとカツ丼

三重県・南伊勢町を走る国道260号線沿いに、地元の人々から長年愛されてきた食堂「やんがや」があります。

創業は昭和31年。地元漁港・奈屋浦のすぐそばにあるこの店は、昔懐かしい味を今に伝える希少な存在です。

今回はそんなやんがやの魅力を、食堂としての歴史や立地、地域との関わりから深掘りしていきます。

昭和31年創業、地元に愛され続ける老舗食堂

創業当初は「善兵衛屋」としてスタートし、地域の人々から「やんがこき」=ユーモラスで親しみやすい人、という方言にちなんで「やんがや」と名付けられました。

初代店主は利益度外視で提供した中華そばを看板に掲げ、今なお変わらぬ味で提供し続けています。

店の歴史は、そのまま南伊勢町の食文化の変遷でもあります。

やんがやの味は、初代から三代に渡って受け継がれてきた家族の想いが詰まっています。

初代は「地元の漁師に温かくて安い中華そばを食べさせたい」と日夜スープの改良を重ねたといいます。その情熱は、現代の店主にも受け継がれており、仕入れから仕込み、接客にいたるまで徹底して地域密着型の姿勢を守り続けています。

奈屋浦漁港近く、釣り帰りやドライブ途中のランチスポット

やんがやは釣り客やツーリングの途中に立ち寄る人々にも人気があります。

店舗は奈屋浦漁港のすぐ近くに位置しており、新鮮な魚介が揚がる環境に恵まれています。

地元漁師に親しまれてきた背景からも、素材へのこだわりがうかがえます。釣り帰りにほっと一息つきたい時や、志摩から紀北方面へのドライブ途中のランチにもぴったりな立地です。

特にツーリング途中に立ち寄るには理想的な環境が整っており、駐車スペースや対応力も抜群。南伊勢町の魅力を五感で味わえる場所として、ライダーからも厚く支持されています。

店内の様子と雰囲気

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やんがやの店内は、昭和の趣きを残したどこか懐かしさ漂う空間です。

木目調のテーブルやお座敷、カウンター席が並び、ファミリー層からおひとり様まで心地よく過ごせる作りになっています。

座敷席・カウンター席・個室など50席以上が用意されており、家族連れや団体客にも対応可能です。全席禁煙、駐車場完備と安心の設備も魅力です。

壁にはレトロなメニュー札や昭和のポスターも飾られ、地元の歴史を感じながら食事を楽しめるのも魅力の一つです。


やんがやのメニューと予算目安

やんがやのメニューはどれもボリュームたっぷりで、価格も観光地価格ではなく良心的。

人気の「寿しハーフセット」は税込1,500円前後、ラーメンとカツ丼のセットは約1,750円と、満足度の高い内容で提供されています。

その他にもエビフライ定食や巻き寿司などバラエティ豊富な定食が並び、1,000~2,000円の予算でしっかり食べられる構成です。

やんがやの店舗情報とアクセス方法(ツーリングの休憩に最適)

店には普通車10台分ほどの駐車スペースがあり、バイク専用スペースも確保。

国道260号線からのアクセスも良好で、南伊勢を巡るツーリングルートの中継地点としても重宝されています。

開放感ある店構えと山海の絶景に囲まれたロケーションは、長旅の疲れを癒すにはぴったりです。

やんがやは、バイクライダーたちの“聖地”としても知られています

アクセスは車が便利で、国道260号線沿いを進むと奈屋浦漁港近くにやんがやの看板が見えてきます。

混雑時には向かいの空き地も臨時駐車場として利用可能。周辺には観光地も点在しており、食事と一緒に南伊勢の自然を満喫できます。

実食レポート:やんがやの名物「中華そば」と「カツ丼」

料理そのものを味わってこそ、やんがやの魅力は語り尽くせません。ここからは実際に私が訪れて感じた“やんがや”の味を紹介させていただきます。

まずは、黄金色のスープが特徴のノスタルジックな中華そば。

見た目からして美しい黄金色のスープは、一口含んだ瞬間に本枯節の深みある香りが鼻を抜け、まるで出汁の芸術に触れたかのような衝撃を受けます。

醤油ベースながら角のないまろやかさがあり、身体にじんわりと染み込む味わいです。

中細のちぢれ麺はしっかりとスープを抱え込み、食べるほどに懐かしさがこみ上げてくる一杯でした。

次に、ゲン担ぎにもぴったりなボリューム満点のカツ丼。

運ばれてきた瞬間、その大きさと照りに驚かされるトンカツは、サクッと揚げた衣にふわっとした卵が優しく絡み合います。

一口目には香ばしさと卵の甘み、続く噛み応えのある肉の旨味が広がり、出汁の旨みが後を引きます。

甘さ控えめでご飯とのバランスも抜群。

ゲン担ぎの「勝つ丼」としてだけでなく、純粋に“また食べたくなる味”として、記憶に残る一品でした。

私も「やんがこき」を目指して、グルメ旅を続けたいと思います。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:登山前の最後の腹ごしらえにて。

やんがや様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!