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よこすか海軍カレー認定店・横須賀海軍カレー本舗の全メニューと歴史を徹底解説

神奈川県 B級グルメ 昼:¥1,000〜¥1,999 【1階 物産ショップ】月〜金 9:00〜18:00 / 土日祝 9:00〜19:30 【2階 レストラン】月〜金 11:00〜16:00(L.O. 15:30)/ 土日祝 11:00〜20:00(L.O. 19:30) 定休日1/1〜1/3(臨時休業あり/来店前に公式サイトで要確認)
長年愛される海軍カレー

こんにちは、ケンチェラーラです。

横須賀といえば海軍カレー
——そう知っていても、「どの店で食べればいいの?」「普通のカレーと何が違うの?」と迷う人は多いはずです。

実は「よこすか海軍カレー」には、明治時代から続く歴史と、地域が守り続ける厳格なブランドルールがあります。

知ってから食べるのと、知らずに食べるのとでは、同じ一皿でも味わいがまるで変わります。

この記事では、横須賀中央駅から徒歩2分の「横須賀海軍カレー本舗」を中心に、歴史・五原則・全メニュー・店内の雰囲気・アクセスまでまとめて紹介します。

横須賀観光の前にぜひ読んでおいてください。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 【1階 物産ショップ】月〜金 9:00〜18:00 / 土日祝 9:00〜19:30
【2階 レストラン】月〜金 11:00〜16:00(L.O. 15:30)/ 土日祝 11:00〜20:00(L.O. 19:30)
定休日 1/1〜1/3(臨時休業あり/来店前に公式サイトで要確認)
電話 046-829-1221
予算 昼:¥1,000〜¥1,999
場所 神奈川県横須賀市若松町1-11-8 YYポート横須賀
備考 京浜急行線「横須賀中央駅」より徒歩2分/店舗専用駐車場なし/カード可(VISA・Master・JCB・AMEX・Diners)・電子マネー可(Suica等・iD・QUICPay)・QRコード決済可(PayPay・d払い)/全席禁煙/予約不可
リンク 公式HP




よこすか海軍カレー五原則とは?普通のカレーとの違いを解説

お店の外観

「よこすか海軍カレーって、普通のカレーと何が違うの?」
——横須賀を訪れる観光客からよく聞かれる疑問です。

結論から言うと、この二つはまったくの別物。

明治時代の海軍レシピを法的に保護されたブランドとして現代に再現したものが「よこすか海軍カレー」であり、誰でも名乗れる名前ではありません。

なぜ牛乳とサラダが必ずセットなのか、なぜ横須賀市内でしか食べられないのか。

その背景を知ると、一杯のカレーの見え方がまるで変わります。

歴史を知ってから食べると、カレーの味だけでなく、横須賀という街そのものがもっと好きになりますよ。

明治41年のレシピが、100年以上守られ続けている理由

歴史あるよこすか海軍カレー

よこすか海軍カレーの原点は、1908年(明治41年)に旧日本海軍が発行した『海軍割烹術参考書』にあります。

軍艦内で兵士に提供されていた料理のレシピが記されたこの本に、現在のカレーライスの原型となる「カレイライス」の調理法が掲載されていました。

牛肉または鶏肉・にんじん・玉ねぎ・じゃがいもを「さいの目のごとく細かに切り」、牛脂(ヘット)で炒めた小麦粉とカレー粉でルーを作り、チャツネを添えて出す——このレシピが今も横須賀の認定店で再現されています。

市販のルーを使わず手間をかける理由は、「日本のカレーライスのルーツ」を後世に正確に伝えるためです。

この再現性を審査・管理しているのが、横須賀市・横須賀商工会議所・海上自衛隊横須賀地方総監部の三者が1999年に立ち上げた「カレーの街よこすか推進委員会」です。

よこすか海軍カレーが単なるご当地グルメを超えた食文化の継承活動として成り立っているのは、この三者の連携があってこそです。

認定店だけが名乗れる理由——商標登録と五原則の中身

お店に飾られる海軍カレー認定証

「よこすか海軍カレー」という名称は、2001年(平成13年)に特許庁への商標登録が完了した、法的に保護されたブランドです。

どれほど美味しい海軍風カレーでも、認定を受けていない店がこの名称を使うことは認められていません。現在、市内の認定店は40店舗を超えています。

認定店が守るべき基準が「よこすか海軍カレー五原則」です。

明治41年のレシピをもとに調理すること、原則として横須賀市内でのみ提供すること、カレーライス・サラダ・牛乳の三点セットで出すこと、ご当地グルメとして位置づけB級グルメとは一線を画すこと、そして認定店だけが名称を使えること——この五つがブランドの骨格です。

横須賀海軍カレー本舗のメニュー表に「よこすか海軍カレー基準外商品」と明記された一品があるのも、五原則を満たさないメニューを正直に区別している誠実さの表れです。

カレーに牛乳とサラダがセットな理由——明治の栄養管理が今に続く

カレーの原点カレーシチューとセットのサラダと牛乳

はじめてよこすか海軍カレーを注文した人が驚くのが、必ずついてくる牛乳とサラダです。

この組み合わせには、明治時代の海軍が直面していた深刻な問題が関わっています。

白米偏重の食事でビタミンB1が不足し、脚気(かっけ)が猛威を振るっていた当時、1878年(明治11年)だけでも総兵員4,528名のうち約33%にあたる1,485名が発症し、32名が命を落としていました。

この危機を背景に、後の1884年(明治17年)より兵食改革を推進したのが、後に海軍軍医総監となる高木兼寛です。

イギリス海軍の食事を手本に改革を行い、肉や野菜を豊富に使ったカレーの導入で脚気患者を劇的に減らしました。

牛乳とサラダのセットはその栄養哲学を現代に伝えるものであり、単なる付け合わせではなく海軍カレーの哲学そのものです。

海上自衛隊が今も毎週金曜日にカレーを食べる伝統を守り続けているのも、こうした歴史の積み重ねがあるからです。

牛乳とサラダがセットの理由を知ってから食べると、あの組み合わせが妙にしっくりくるから不思議です。
歴史が一皿に詰まっていると思うと、最後の一口まで大切に食べたくなります。





艦名メニューから超大盛りまで——個性豊かな全メニュー紹介

メニューは常時10種類以上。

明治の海軍レシピを忠実に再現した正統派から、実在した軍艦の名前や武装をモチーフにした個性派まで揃っています。

認定メニューとオリジナルメニューはメニュー表上で明確に区別されているので、「本物の海軍カレーを食べたい」という方も安心して選べます。

看板メニューの「よこすか海軍カレースペシャル」(1,650円)は、地元産野菜とフルーツの甘みだけでとろみをつけたフルーティーな中辛です。

和牛スジ肉を長時間煮込んだ出汁が旨味を支えており、一口食べると「これがルーツか」と納得する奥行きがあります。

ビーフとチキンから選べ、カレーライス・サラダ・牛乳・チャツネ・福神漬け・海軍珈琲のセットで提供されます。

話題性抜群なのが「横須賀海軍チキンカツビッグカレー砲 Featuring戦艦三笠」(3,900円)です。

戦艦三笠の主砲口径「30.5cm」にちなんだ巨大チキンカツに、ライス1kg・カレー600gが加わり総重量約2kg。

テーブルに届く瞬間に「軍艦マーチ」が流れる演出もあり、店内の視線が一斉に集まります。

艦名を冠したメニューも充実しています。

コーヒーを隠し味にした「艦長の黒カレー」(1,380円)はリピーターが多く、締めには米海軍横須賀基地が公式レシピを提供した「YOKOSUKAチェリーチーズケーキ」(1,000円)もおすすめです。

戦艦三笠の士官室にタイムスリップ——非日常が広がる店内の様子

店内の様子

店舗は1階が物産・お土産ショップ、2階がレストランという2層構造です。

1階には1,000種類を超える商品が並び、レトルトカレーからミリタリーグッズ、地元の海産物やワイン・ビールまで揃っています。

週末は2階への待ち時間が1時間を超えることもありますが、その間に1階でお土産をゆっくり選べるのも、この店ならではの楽しみ方です。

2階に上がると、空気ががらりと変わります。

1902年に就役した戦艦三笠の士官室をイメージした内装は、シャンデリアと重厚なカーテン、明治時代に軍艦内で奏でられていた音楽が流れる本格的な空間です。

艦これ(艦隊これくしょん)やハイスクール・フリートなどの人気アニメとのコラボポップが飾られることも多く、歴史ファンからアニメファンまで、それぞれの楽しみ方ができます。




横須賀中央駅から徒歩2分——アクセスと駐車場情報まとめ

店内からも見られる記念艦みかさ

店舗は神奈川県横須賀市若松町1-11-8「YYポート横須賀」内にあります。

京浜急行線「横須賀中央駅」の東口改札を出てデッキを直進し、突き当たりの階段を降りるとオレンジ色の外観が目に入ります。

三笠公園や観光船の乗り場へも移動しやすく、横須賀観光の起点として最適な立地です。

営業時間は1階(物産ショップ)が月〜金9:00〜18:00(土日祝は19:30まで)、2階(レストラン)が月〜金11:00〜16:00(L.O.15:30)、土日祝は20:00まで(L.O.19:30)です。

定休日は1月1日〜1月3日(※お店情報の表に合わせる場合)ですが、臨時休業の場合もあるため来店前に公式サイトで確認しておくと安心です。

店舗専用の駐車場はありません。車の場合は横浜横須賀道路「馬堀海岸IC」または「衣笠IC」を利用し、周辺のコインパーキングへ。

ただし週末や連休は混雑するため、電車でのアクセスをおすすめします。

【実食レポ】よこすか海軍カレースペシャルを実際に食べてみた

 

この日は、ケンチェ飯の東京支社のメンバーと一緒にお邪魔しました。

メニュー表を眺めると、軍艦や潜水艦の名を冠したカレーがずらりと並んでいて、選ぶ前からすっかり心を掴まれます

どれにしようかと迷う時間そのものが、この店ならではの楽しみだと感じました。

注文したのは、看板メニューの「よこすか海軍カレースペシャル」です。

運ばれてきた瞬間、スパイスのまろやかな香りがふわりと立ちのぼり、食欲を一気に引き上げてくれます。

一口運ぶと、まず広がるのは角の取れた優しい甘み。フルーツの甘みがしっかりと前面に立ちながらも、決して子どもっぽい甘さではありません。

その甘みを追いかけるようにスパイスがじんわりと立ち上がり、最後に和牛スジ肉から溶け出した出汁の旨味が舌の奥へ長く尾を引いていきます。

フルーティーでありながら奥行きのある中辛——「これが日本のカレーのルーツか」と、思わず納得してしまう一皿でした。

そして忘れてはいけないのが、セットの牛乳とサラダです。

カレーの余韻を牛乳がすっと洗い流してくれる感覚は、どこか懐かしく、無性に美味しく感じられます。歴史を知ったうえで味わうと、ひと匙ごとの重みがまるで違って感じられました。

あまりに美味しかったので、食後には1階の物産ショップでお土産まで買い込んでしまいました。味も、空間も、そして物語も——丸ごと持ち帰りたくなる、そんなお店です。

同席したメンバーが注文していた「艦長の黒カレー」も、少し分けてもらいました。

ひと匙口に運ぶと、その名のとおり深い色合いから想像する以上に、コーヒーの香ばしいビター感がふわりと鼻に抜けていきます。先ほどのスペシャルが甘みから入る一皿だとすれば、こちらは苦みとコクが先に立つ、いわば大人のための海軍カレーです。

ローストの効いた香りが余韻に長く残り、同じ店の同じ系譜でありながら、まるで別の表情を見せてくれました。

そして驚いたのが、福神漬との相性です。

カレーのビターな深みに、福神漬の甘酸っぱさとシャキッとした歯ざわりが小気味よく差し込まれ、ひと口ごとに味が立体的に切り替わっていきます。脇役だと思っていた福神漬が、ここでは確かな名脇役として一皿をまとめ上げていました。スプーンが進むほどに、その妙味にうなずかされます。

ひとつの店で、甘みのスペシャルと苦みの黒カレー、対照的な二つの味を食べ比べられたのは贅沢なひとときでした。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:海軍大将になった気分。

横須賀海軍カレー本舗様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!




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