【伊勢市】「向井酒の店」ミシュラン掲載の超人気居酒屋!創業100年を超える老舗|食レポ・メニュー
こんにちは、ケンチェラーラです。
三重県伊勢市にある「向井酒の店」に行ってきました。
創業100年を超える伊勢を代表する老舗の居酒屋で、いつ行っても満席の人気店です。
直近ではミシュランにも掲載され、地元民だけでなく、県外からわざわざやってくる人も増えているとか。
食べログの評価は驚異の3.67となっており、市内でも5本の指に入る実力店。
伊勢市街の外れでひっそり営業しているのですが、伊勢の居酒屋を語るなら絶対に外せない名店だと思います。
それでは、ペロペロしていきましょう!
営業 | 16:00~22:00 |
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定休日 | 日曜日・第2月曜日 |
電話 | 0596-25-8335 |
予算 | 3000円~ |
場所 | 三重県伊勢市宮後2-5-26 |
備考 | カード不可・電子マネー不可 |
目次
ミシュラン掲載の超人気居酒屋!創業100年を超える「向井酒の店」とは?
伊勢市駅から徒歩5分ほどの道路沿いで静かに看板を掲げる「向井酒の店」。
この地で100年以上営業を続け、現在は4代目の店主を筆頭に予約必須の超人気店となっています。
実はこちらのお店は、ミシュランガイド2019東海版に掲載され、以前は地元民に酒場のようなお店だったのですが、県外からやってくる人が急増し、今となっては毎日のように満席状態。
また、2022年には食べログの居酒屋部門で百名店にも選ばれ、その人気に拍車をかけました。
「隣り合う人同士が一緒に楽しく過ごせる場所になってほしい」という想いをもとに、伊勢湾で穫れた季節の鮮魚やじっくり低温調理されたお肉と共に地酒が楽しめるお店となっています。
初代店主は、酒販店として創業したのですが、店内でお酒を提供する俗に言う「角打ち」での営業を開始。
その後は、家族代々お店を守りながら料理の腕を磨いてき、4代目については京都の老舗懐石料理店である「なだ万」で10年ほど修業されたとのこと。
地元の吞兵衛が集まるお店から始まったのですが、今となってはレジェンドのような居酒屋になっており、伊勢随一の人気を誇るお店です。
料理は酢の物、煮付け、揚げ物、煮物などなど魅力的なラインナップとなっており、素材にとにかくこだわった一品が揃っています。お値段は一般的な居酒屋よりも、やや高めですが”本当に美味しい食”を求める方は是非!
お店へのアクセスと駐車場について
お店は伊勢市宮後にあり、伊勢市駅近鉄側改札口から徒歩5分ほどで到着します。
すぐ近くには伊勢うどんの名店「まめや」があるので、目印にしてみてください。
駐車場はお店から国道23号線方面に直進して、右手に共同駐車場が確保されています。
事前の予約は必須で、人気店のため1週間くらい前から電話をかけることを推奨します。
特に、金曜日、土曜日についてはなかなか予約がとれないのでお早めに。
また、座席については基本的に2時間制となっています。
店内の様子は?
お店は2014年10月9日に改築したのですが、以前と変わらず木造建築となっています。
店の看板は基礎の板は新しくなりましたが、意匠は昔のまま使用するこだわり。
店内は杉などの木材をふんだんに使用した造りで、一部には以前の建物で使用していた一枚板を使用されていました。
100年以上の歴史を物語る雰囲気となっており、昔ながらの大衆酒場は健在。
座席は座敷24、カウンター9席、テーブル8席となっています。
厨房には店主、そしてお弟子さんが2名ほど常在しており、入店と退店時には丁寧に挨拶してくださりました。
常に満席状態が続いている印象で、店主やスタッフの方とは気軽にお話できませんでした。
向井酒の店のメニューを紹介
- さらら造り(1430円)
- かんぱち造り(1330円)
- めばちまぐろ造り(1430円)
- めばちまぐろ炙り造り(1690円)
- とんぼしび(1100円)
- あおりいか造り(1400円)
- 造り盛り合せ(2090円)
- かつお稲わらたたき(1250円)
- 酢だこ(650円)
- もずく(490円)
- たこぶつ(740円)
- 冷奴(330円)
- いかぬた(660円)
- トマト(490円)
- 小あじ南蛮漬(490円)
- いわし酢漬(490円)
- 小松菜の胡麻和え(440円)
- まぐろのユッケ風(1100円)
- 小だこの煮付け(770円)
- クレソンと鰹のニンニクオイル和え(930円)
- 焼なすのおひたし(520円)
- さわら炙りと水菜の和え物(1100円)
- 新連根の黒酢きんぴら(440円)
- おからのサラダ(490円)
- 生ハムのサラダ(710円)
- えびサラダ(550円)
- 燻りがつおのツナサラダ(660円)
- さわらの西京焼(1430円)
- 太刀魚塩焼(1400円)
- はも山椒オイル焼(1540円)
- あかあし海老塩焼(990円)
- うなぎ蒲焼(2970円)
- 鴨ロース炭火焼(1140円)
- もつ焼(1150円)
- ソーセージ(600円)
- アジフライ(790円)
- あかあし海老フライ(990円)
- イベリコ豚のカツレツ(990円)
- いか下足唐揚げ甘辛だれ(770円)
- 伊勢どりの唐揚げ(770円)
- コロッケ(490円)
- 松茸とびん蒸し(1430円)
- 焼鮭の菊菜あん(990円)
- 湯豆腐(490円)
- 伊勢どりのじぶ煮(820円)
- 牛すじときのこの煮物(930円)
- グリーンカレーの小鍋仕立て(770円)
- かんぱちあら炊き(880円)
メニューはお造り、酢物、焼物、揚げ物、煮物など和食が中心の一品料理が揃っています。
達筆な文字でかかれたメニュー表で、店主のオススメには印がつけられています。
常連さんに人気だというのは「いわし酢漬け」や「自家製カラスミ」、そしてケンチェ飯が太鼓判を押す「鴨ロース炭火焼」。
お造りは旬物が中心で、伊勢や志摩湾でとれるマグロやカツオが魅力的ですね。
予算は一人3000円~5000円程度で、一般的な居酒屋よりはやや高めとなっています。
一品あたりの分量はそこまで多くないので、お酒のつまみ感覚で何皿でも食べてしまうと思います…。全国各地の日本酒と一緒に最高の晩酌ですね。
- 伊勢を代表する居酒屋
- 予約必須の人気店
- 16時から営業
今回食べたものを紹介!
個人的に伊勢の3代居酒屋は向井酒の店、いちげつや、美鈴だと考えています。
昔から地元のサラリーマンやお酒好きの方で賑わう店内ですが、ここ最近では有名になりすぎて、予約なしで一人でふらっと飲みに来るようなお店ではなくなった印象ですね。
やや格式が高くになりつつありますが、料理は不変の美味さ。
今回は呑んで、食べて、笑って、たっぷり2時間コース。
早速、ペロペロしていきましょう!
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フォロー鴨ロース炭火焼(1140円)
これが、個人的に激押ししたい「鴨ロース炭火焼」。
伊勢志摩備長炭でじっくり火入れした鴨肉は、何とも香ばしい炭の香りを纏い、滴る上質な肉汁。
下処理でしっかり塩で締めているのか、結構塩のエッジが効いているのですが、鴨肉特有の臭みなどは一切なし。
焦がし白葱、塩などと一緒にいただきました。
表面の美しい火入れ、そしてこの断面は、もはや国宝。
イベリコ豚のカツレツ(990円)
こちらも、トンカツ屋さんを凌駕する「イベリコ豚のカツレツ」。
イベリコ豚の美しい断面が光る逸品で、薄めに付けられたパン粉。
表面はカリッと香ばしく、中には柔らかくジューシーなお肉…、肉の旨みと脂の甘みが最大限堪能できるもの。
素晴らしい低温調理で、美しい加熱の仕事…。
これは、なかなか感動しました。
アジフライ(790円)
こちらは、定番料理の「アジフライ」。
アジの旨味と風味がしっかり味わうことができ、特製のタルタルソースと一緒に。
カツレツ同様に、衣は結構薄めで、素材のポテンシャルを引き出す感じ。
造り盛り合せ(2090円)
伊勢志摩の海の幸がたっぷり詰まった「造り盛合せ」。
10月中旬、この日はカンパチ、さわら、めばちマグロ、びんちょうまぐろ、卵黄を添えたアオリイカの5種。
直前に板前さんが、しっかり包丁仕事を施してくれるお造りで、一般的なお店よりも厚切り。
アオリイカはねっとりとした口当たりで、何とも贅沢な味わい。
分量的にはそこまで多くないですが、お値段はやはり高めの設定。
厨房に3人の板前さんがいる点でも、相当な人件費がかかっているので、仕方なし。
さわら炙りと水菜の和え物(1100円)
こちらは「さわら炙りと水菜の和え物」。
表面を軽めに炙ったさわらは、適度に脂がのったもの。
柑橘系の酸味を効かせて、水菜の清涼感、そしてゴマの風味が口当たりを整えた一品。
これ、本当に美味しいです。
いか下足唐揚げ甘辛だれ(770円)
店主のオススメということで注文した「いか下足唐揚げ甘辛だれ」。
よく甘辛唐揚げで口にする味そのものですが、鶏肉では味わえない烏賊特有のムチムチ感。
ピリッと刺激が効いており、いつも食べる甘辛唐揚げとはまた異なる旨さ。
素材が本当に良いためか、これだけ濃い味付けでも、しっかり食材の旨味が舌に伝わってきます。
まぐろ茶漬け(990円)
最後はもちろんお茶漬けで〆。
この日はマグロと胡麻、刻み葱が入ったものを注文し、熱々のお茶をかけていただきます。
高温のお茶なので、いい感じにマグロに熱が入り、これまた海鮮の味が際立ちます。
最後まで、満足いくクオリティと素晴らしい職人仕事。
お会計はお酒2杯含めて、9420円。
- 満足度:☆☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:流石のクオリティ
向井酒の店様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!
向井酒の店に行った感想
今回は三重県伊勢市にある「向井酒の店」に行ってきました。
ミシュラン掲載、食べログ百名店など、その人気ぶりは飛ぶ鳥を落とす勢い。
酒屋からその歴史が始まり、時代を超えて愛され続ける理由を、料理そのものが物語っていたように思います。
厨房で板前さんが汗水たらしながら、真剣に調理される様子は、どこか心を動かされるものがありました。
皆様も、伊勢に遊びに行く際は、ぜひお立ち寄りくださいね。
本日も最高のペロペロでした!