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暖簾をくぐると、昭和がある。津市・お食事処つるやで味わう定食の温もり

公開日:2026年03月24日

半世紀以上愛される定食

こんにちは、ケンチェラーラです。

津市で昭和の雰囲気を残す食堂を探しているなら、ぜひ「お食事処つるや」に立ち寄ってみてください。

津球場公園のすぐそば、近鉄道路沿いの一角に、半世紀以上にわたって地域の人々に愛され続けてきた老舗の定食屋があります。

看板メニューのミルフィーユかつ丼は、一口食べれば必ず驚く、独自の構造が生み出す逸品です。

和風出汁ベースの本格カレーラーメン、日替わりで楽しめるおきまり定食と、どのメニューをとっても職人の誠実な仕事が伝わってきます。

この記事では、つるやが長年愛される理由から全メニューの詳細、アクセス情報、実食レポートまでを余すことなくご紹介します。

最後まで読めば、きっと「今すぐ行きたい」という気持ちになっていただけるはずです。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 11:00〜14:00 / 17:00〜売り切れ次第終了
定休日 日曜日
電話 059-226-9908
予算 昼:¥800〜¥1,200
場所 三重県津市船頭町津興3380
備考 現金のみ・予約可・駐車場あり
リンク 公式Instagram




お食事処つるやが半世紀愛される、3つの理由

夜でもわかりやすいお店の看板

どんな食堂にも、長く続くための理由があります。

お食事処つるやには、「安くて美味しい」という言葉だけでは表現しきれない、確かな奥行きがあります。

うどん屋としての歴史から育まれた出汁へのこだわり、食材の鮮度を守る潔い営業スタイル、そして津球場のそばで地域を支えてきた存在感。

この3つが重なり合うことで、つるやは津市の人々にとってかけがえのない場所であり続けています。

一度訪れると、気づけば常連になっている——そんな不思議な引力を持つ食堂です。
誠実な仕事ぶりと、ほっとする居心地の良さが、人をまた引き戻します。

すべての料理の土台は、うどん屋が育てた出汁へのこだわり

出汁が染み込んだだし巻き卵

お食事処つるやのメニューをひと口食べたとき、「この出汁、ちゃんとしているな」と感じる方が多いのではないでしょうか。

この店はうどん屋としてのルーツを持っており、うどんの命とも言われる出汁の引き方を長年磨いてきました。

卵焼きひとつをとっても、素材の旨味を引き出す丁寧な仕事が伝わってきます。

豚の生姜焼きも、醤油ベースの甘辛いタレが豚肉と玉ねぎにしっかり絡み、生姜の香りが食欲をそそる一皿です。

シンプルな料理だからこそ誤魔化しが利かない——そこにこそ、つるやの料理に通じる誠実さがあります。

素材の力を信じ、ひとつひとつの仕込みに手を抜かない。その姿勢こそが、一度来た方が「また食べたい」と思い続ける本当の理由だと感じています。

ふっくらとした卵焼きのやさしい甘さに、うどん屋仕込みの丁寧な仕事が感じられます。
シンプルな一品にこそ、この店の実力が宿っていると実感しました。

「売り切れ次第終了」が語る、食材への職人の姿勢

売り切れることもあるつるやの定食

夜の営業は17時から、売り切れ次第終了。

このスタイルを初めて聞くと、少し驚くかもしれません。

でも、毎日仕入れた食材をその日のうちに使い切り、余った素材を翌日に回さないという選択は、「今日いちばん良い状態で料理を出したい」という職人の一貫したこだわりの表れです。

大量提供を前提とするチェーン店とは対極にある、この潔い姿勢が長年の常連客からの信頼を生んでいます。

「今日もまだあるかな」と期待しながら、少し早めに足を運びたくなるのも、つるやならではの楽しみ方です。




清潔感と温かみが同居する、店内の様子

Slider Image
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重い引き戸を開けると、磨き上げられた昭和の空間が静かに迎えてくれます。

カウンターに7席、テーブルが2卓、奥には小上がりのお座敷が2卓あり、一人でふらりと来た方も、家族連れの方も、それぞれに居場所が見つかるレイアウトです。

まず印象的なのはその清潔感です。年月を重ねた風合いはありますが、テーブルの表面も麦茶のコップも、毎日丁寧に磨かれていることが伝わってきます。

冬に窓際の席に座ると、ガラス越しに微かな冷気を感じることもありますが、それさえもこの建物が刻んできた時間の一部として自然に受け入れられます。

厨房で黙々と調理を続ける店主と、テーブルへ料理を運ぶ奥様の二人三脚が、店全体に家庭的な温かさをもたらしています。

外食でありながら、どこか日常に近い安心感があるのが、つるやの居心地の正体かもしれません。

看板メニューから日替わり定食まで一挙紹介

お食事処つるやのメニューは、大きく3つの柱で成り立っています。

看板メニューのミルフィーユかつ丼、うどん屋の歴史が光る和風カレーラーメン、そして毎日内容が変わるおきまり定食です。

和風カレーラーメンは、丁寧に引いた出汁にカレーのスパイスを加えてとろみをつけた、あんかけスタイルの一杯です。

豚肉・かまぼこ・海苔・キャベツ・水菜などの具材が中太縮れ麺と絡み、食べ終わりまで熱々の状態が続きます。

おきまり定食は毎日内容が変わる日替わり定食で、訪問時の価格は770円でした。
なお、支払いは現金のみとなっていますので、来店前に手元の現金をご確認ください。



津球場そばへのアクセスと駐車場情報まとめ

お店の外観

お食事処つるやの住所の最寄り駅はJR東海紀勢本線の阿漕駅で、駅から徒歩15分ほどですが、津駅東口から三重交通バス(米津行きなど)に乗り「津球場前」バス停で下車すれば、徒歩数分でアクセス可能です。

近鉄道路沿いという立地は車移動が中心の三重県においても便利で、津球場公園からも目と鼻の先です。

営業時間はランチが11:00〜14:00、夜は17:00から営業していますが、「売り切れ次第終了」のため、早い時間帯(18時前後)に暖簾が下りることも珍しくありません。
遠方から訪問する際は、事前の電話確認をおすすめします。

定休日は日曜日です。

団体での来店や事前に確認したい場合は、電話(059-226-9908)で予約・問い合わせが可能です。

支払いは現金のみとなっていますので、来店前に必ずご準備ください。

駐車場は店舗前に3台分、さらに店舗裏手(北側)にも専用スペースが確保されています。
近鉄道路は交通量が多いため、路上駐車は避け、必ず指定の駐車場を利用するようにしましょう。

実食レポート:つるやで味わった昭和の定食

津市での仕事帰り、夜の帳が下りる頃、ふらりとお食事処つるやの暖簾をくぐりました。

少し疲れた体に、昭和の食堂ならではの温かみが静かに染み渡るようで、席に腰を落ち着けるだけでもうほっとするものがありました。

まず注文したのは豚の生姜焼き定食です。

お皿から漂う醤油と生姜の香ばしい香りが、一瞬にして食欲を呼び起こします。

口に運ぶと、甘辛いタレが豚肉にしっかりと絡みつき、生姜の爽やかな辛みと香りが鼻腔をすっと抜けていきます。

薄切り肉の食感は柔らかくも程よい歯ごたえがあり、炒めた玉ねぎの自然な甘みがタレと絶妙に調和しています。こ

れは白いご飯が止まらなくなる一皿です。ご飯の量もしっかりとしており、小鉢の豆腐、漬物、味噌汁と組み合わせると、昭和の定食の王道とも言える豊かな食卓が目の前に広がります。

続いてだし巻き卵をいただきました。口に運んだ瞬間、ふわっとした繊細な食感とともに、丁寧に引いた和風出汁の旨味がやさしくほどけるように広がります。

卵本来のまろやかな甘みを損なわず、出汁の深いコクが後味にじんわりと残るこの塩梅が実に秀逸です。

思わず「これは日本酒が欲しくなる」とつぶやいてしまったほどで、シンプルに見えて職人の仕事が随所に宿った一品でした。

さらにお造り4種盛も堪能しました。

プリプリとした弾力が心地よいエビ、適度な脂が乗って旨味の奥行きを感じさせるカンパチ、しっかりとした赤身の力強い風味が印象的なマグロなど、どれも鮮度の良さが際立っており、素材そのものの持ち味が素直に伝わってきます。

余計な細工を施さず、素材を誠実に扱うこのお店の姿勢が、お造りにもはっきりと表れていました。

昭和の食堂としての色気を残しながら、一皿一皿に丁寧な仕事が宿るお食事処つるや。また津市で仕事があった際には、迷わずこちらへ足を向けたいと思います。

 

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:懐かしの味、歴史を感じるお店。

つるや様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!