【采女いしかわ】四日市の隠れ家料亭で味わう完全予約制の会席料理｜茶室付きの静かな空間

こんにちは、ケンチェラーラです。

三重県四日市市の住宅街にひっそりと佇む「采女いしかわ」は、完全予約制・全室個室という非日常を体感できる日本料理店。

接待や顔合わせ、法事など大切な場面で選ばれ続ける理由は、静かな空間と美しい日本庭園、そして店主の技と心のこもったもてなしにあります。

本記事では、采女いしかわの魅力を徹底解説。歴史や料理の特徴、おすすめメニューと予算感まで、訪れる前に知っておきたい情報を詳しくご紹介します。

最後には「ミシュラン店と比べても遜色ない理由」についても言及しているので、ぜひ最後までお読みください。

それでは、ペロペロしていきましょう！

おもてなしに息づく歴史と哲学：采女いしかわの成り立ちと店主の想い

「采女いしかわ」は、店主・石川勇雄氏が地元・四日市で長年料理人としての経験を積んだ後、自身の理想を形にした日本料理店です。

以前は市内別エリアで店を構えていましたが、より静かな環境で本物の和食と向き合える空間を目指して、采女町に移転。

現在は完全予約制・個室のみの営業スタイルで、一期一会のおもてなしを大切にしています。

石川氏の哲学は「四季を料理で感じてもらう」こと。

旬の食材を使い、その日その人のためだけに献立を組み立てる姿勢が、地元の食通から厚い信頼を得ています。

食後には自ら点てる抹茶で締めくくるなど、日本文化の精神を料理体験にまで昇華させているのが印象的でした！

四日市で完全個室の日本料理店を探している方へ

采女いしかわの最大の特徴は、完全予約制でありながらも堅苦しさのない温かなもてなしです。

個室はすべて趣が異なり、訪れるたびに新たな発見があります。格式のある和空間で食す料理は、その時季に応じた旬の素材を使ったオーダーメイドの会席仕立て。

三重・伊勢湾の幸や地元野菜を贅沢に使った品々が、器や盛り付けにまで店主のこだわりを感じさせます。

静かで落ち着いた雰囲気の中で、一品一品と向き合いながら過ごす食の時間はまさに格別です。

茶室付きの静かな空間で楽しむ懐石料理

食事の最後に振る舞われるお抹茶は、店主自らが点てる本格的な一服。

この茶室でのもてなしが、食事という体験に深みを与え、訪れる人に印象的な余韻を残します。

四日市でここまで本格的に茶の湯を取り入れた料亭は稀で、特別感のある懐石料理の締めくくりとして多くの利用者に喜ばれています。

店内から眺める景観までもがこの店の魅力を彩ります。四季折々の自然を切り取ったような日本庭園が、食事のひとときをより豊かなものにしてくれます。

メニューと予算：料理の魅力とおすすめポイント

采女いしかわの料理は、すべて予約時に決められるオーダーメイド形式。

定型のメニュー表は存在せず、予算や用途、好みに応じて献立が組み立てられます。

ランチは約4,000円台から、ディナーは10,000円前後〜が目安。

中にはビーフシチューなどの意外性ある料理が登場することもあり、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力です。

例えば春には「蛤の真丈」や「春野菜の白和え」といった繊細な和食が並び、締めには「あおさ茶漬け」、デザートには「黒蜜ゼリー」など季節感たっぷりの内容。

四日市で接待に最適な和食店：采女いしかわの魅力

落ち着いた雰囲気と柔軟な対応力が高く評価されている采女いしかわは、接待やビジネス会食にも最適な日本料理店として支持されています。

個室で静かに話せる環境が整っているため、相手に配慮した上質な時間を演出できます。

大切なビジネスシーンにふさわしい個室完備の料亭

重要な接待や会合で「間違いのないお店」を探しているなら、采女いしかわはその第一候補です。

事前に用途や予算を伝えることで、料理の内容からサービスまで細部にわたってカスタマイズ可能。

店主と女将のきめ細やかな対応が、ビジネス上の信頼関係をより一層深める場として高い支持を集めています。

法事や結納、顔合わせにも対応可能な会席料理

采女いしかわでは、法事や結納、両家の顔合わせといったフォーマルなシーンにも対応しています。

落ち着いた和空間、個室での静けさ、季節感を大切にした会席料理。

これらが揃っているからこそ、家族の節目を丁寧に過ごす場として選ばれているのです。

事前相談にもしっかり対応してもらえるため、初めての利用でも安心です。

四日市のミシュラン星付き日本料理店との比較

同じ四日市エリアには、ミシュラン二つ星の「西むら」や掲載店「呼月」などがありますが、采女いしかわは完全個室のゆとりある空間、そして茶室での抹茶提供といった独自のもてなしで差別化されています。

星付き店に比べて敷居が低く、予約も柔軟に相談できる点で、特別感と使いやすさの両立が実現されています。

地元の人々から高い評価を受け、リピーターも多い采女いしかわ。価格帯は1万円前後からと決して安くはありませんが、その内容と体験の質を考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。「県外から来たお客様をもてなすならここ」との声も多く、名実ともに四日市の名店といえる存在です。

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アクセスと駐車場情報：采女いしかわへの行き方と注意点

采女いしかわは、三重県四日市市采女町にひっそりと佇む一軒家の日本料理店です。

最寄り駅は近鉄内部線「内部駅」で、徒歩5〜8分ほど。住宅街の中に位置しており、大きな看板も出ていないため、初めて訪れる際はやや分かりにくいかもしれません。

訪問の際は、事前に地図を確認のうえ余裕を持って出発するのがおすすめです。

駐車場は店舗敷地内に専用スペースが設けられており、車での来店にも対応しています。

ただし入口は2箇所あり、いずれもやや狭めの構造となっています。特に車高の低い車は段差や傾斜に注意が必要です。

食の美学を堪能する：采女いしかわの春の会席コース体験レポート

ある春の日、私は四日市の隠れ家料亭「采女いしかわ」を訪れました。完全予約制で全室個室という静かな空間の中、旬の食材をふんだんに使った会席料理をいただく体験は、心に残るものでした。

最初の一品は「新玉ねぎのおとふう」。ふんわりとろけるような豆腐に、春らしい甘みをたたえた新玉ねぎがやさしく重なり、序章にふさわしい穏やかな味わいでした。添えられた筍とゼラチン状の出汁ジュレは、じゅわっと広がる旨味が印象的で、春の息吹を感じさせてくれます。

続いての小鉢は、まるで味の宝石箱のような構成でした。

酢加減が絶妙なアジのお寿司はほどよい酸味があり、脂の旨味がふわっと広がります。

ほうれん草の胡麻和えは、香ばしさとコクが調和し、口の中に優しく広がりました。

さらに、薄豆をミルフィーユ状に仕立てた品は、豆の風味が香り高く、技の冴えを感じる一皿でした。

南蛮漬けのひらまさは、酸味と甘味のバランスが絶妙で、数の子の塩味とプチプチとした食感がアクセントになっていました。

汁物は「薄豆のしんじょう」。

まずは出汁のみをひとくち。昆布と鰹節の合わせ出汁が、驚くほど澄んだ旨味を届けてくれます。

続いて、ふわりとしたしんじょうをいただくと、百合根の優しい風味が口いっぱいに広がり、和食の奥深さに改めて感動しました。

お造りは、真鯛・中トロ・マグロ・しまえびの四種盛り。

どれも繊維の細やかさが感じられる鮮度抜群のものでした。

特にしまえびの甘さは圧倒的で、口に入れた瞬間、春の海が思い浮かぶような印象を受けました。

メインには堂々たる伊勢海老が登場。

芳醇な香りが立ち、ぷりっとした身の歯ごたえと、とびこの弾ける食感の組み合わせが心を躍らせます。

添えられたサバの小鉢もまた、優しい味付けと丁寧な仕込みが感じられる一品でした。

焼き物のタイは、香ばしく焼かれた皮とふっくらした白身のバランスが見事で、中に仕込まれたおからのほのかな甘さが、じんわりと広がっていきました。

繊細な包丁使いや丁寧な下ごしらえが随所に見てとれ、職人技が光る一皿です。

タケノコに蟹餡をたっぷりとかけた椀物は、蟹の香りがふんわりと立ち、出汁を吸った茄子が奥行きのある味を引き出していました。

ひとくちごとに静かな感動があり、箸を置くのが惜しくなるほどでした。

御飯物には、桜の香りがふわりと漂う赤飯が登場。

中にはあさりが忍ばせてあり、口に含むたびに山の滋味と海の旨味が溶け合い、春の情景がよみがえりました。

お漬物は、京漬けと思われる控えめな味付けで、余韻を優しく整えてくれました。

デザートには、レモン水でマリネしたバナナを使った「バナナサンド」が登場。

バナナの自然な酸味と、小豆の甘さ、ムース状のバナナクリームが一体となり、和と洋の垣根を超えたような感動を与えてくれました。

食後は、茶室に移って店主自ら点ててくださる抹茶をいただきました。器や所作のすべてに心が込められており、食の締めくくりとしてこれ以上ない余韻を残してくれました。

一品一品に季節感、技、そして真心が詰まった采女いしかわの会席料理は、単なる食事という枠を超えた“体験”そのものでした。四日市で、これほど豊かな食と時間に出会えることに、心からの感謝と感動を覚えました。

いしかわ様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした！