松阪市飯南町の秘境カフェ「深緑茶房」へ|天皇杯・香肌峡・伊勢茶が織りなす究極のティータイム
こんにちは、ケンチェラーラです。
三重・松阪の山あいに佇む「深緑茶房 飯南本店」。
ここは、単なる日本茶カフェにとどまらず、天皇杯を受賞した銘茶を育てる茶農家が自ら運営する、全国屈指の“本気の日本茶空間”です。
本記事では、お店の歴史や理念、伊勢志摩サミットでも話題になった名品茶の背景、選ぶべきメニューやスイーツ情報、そして筆者ケンチェラーラによるあんみつ&お茶摘みソフトの実食レポまで、魅力を余すことなくお届けします。
「香肌峡の自然と、日本茶の真髄に出会える場所」として、地元民はもちろん、県外からの観光客にも深く刺さる理由をたっぷりとご紹介。
それでは、ペロペロしていきましょう!
営業 | 販売:9:00~17:30 喫茶:10:00~16:00 |
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定休日 | 毎週水曜日、年末年始(12/31~1/3) |
電話 | 0598-32-5588 |
予算 | 昼:~¥999 |
場所 | 三重県松阪市飯南町粥見4209-2 |
備考 | カード可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX) 電子マネー可(PayPay、d払い) |
リンク | 公式HP |
目次
【松阪市】深緑茶房 飯南本店とは?|天皇杯受賞の伊勢茶を味わえる名店
三重県の松阪市、香肌峡の豊かな自然に抱かれた飯南町に、全国でも指折りの日本茶カフェ「深緑茶房 飯南本店」があります。
ここは単なるカフェではなく、天皇杯を受賞した伊勢茶を生産する茶農家直営の専門店。
自家茶園の茶葉を使い、伊勢志摩サミットでも提供された深蒸し煎茶「千寿」など、味・香りともに格別なお茶を体験できます。
お店の核となるのは、自社で育てた伊勢茶の質の高さです。
清らかな櫛田川と朝霧に包まれる香肌峡の気候が、旨味の詰まった茶葉を育てます。
深緑茶房の代表格となる「千寿」は、伊勢志摩サミットで各国の首脳に供され話題を集めました。店内では資格を持つ日本茶インストラクターが常駐し、お茶の淹れ方まで丁寧に教えてくれるので、日本茶の奥深さに初めて触れる人でも安心です。
深緑茶房の歴史と店主の想い|松阪から全国へ、日本茶の未来を育てる茶農家
深緑茶房の始まりは1999年。三重県飯南町の3軒の茶農家が「このままでは地域のお茶文化が衰退してしまう」という危機感から立ち上がり、農業法人として創業しました。
創業メンバーのひとりであり、現在も代表を務める松倉大輔さんは三代目茶農家。
彼は「松阪の味が消えてしまってはいけない」との信念で、自社茶園での無農薬栽培・丁寧な手摘み・独自ブレンドを重視し、品質へのこだわりを貫いています。
松倉さんが掲げる理念は、「安心・安全・美味しい」日本茶を届けること。
土づくりから加工・焙煎・販売まで一貫して手がける六次産業のモデルとして、全国からも注目を集めています。その努力は2006年の天皇杯受賞や、伊勢志摩サミット提供茶への選出という実績にも表れています。
- 三重県松阪市の飯南町・飯高町エリアは、昼夜の寒暖差が激しく、茶の生育に適した土地。中でも深緑茶房の深蒸し煎茶は、こうした自然の恵みを余すことなく取り入れて作られています。
- 蒸し時間を長くすることで渋みが抑えられ、旨味と甘みが際立つ味わいに仕上がるのが特徴です。深蒸し茶の魅力は、まさにその濃厚さとまろやかさのバランス。特に「千寿」や「香小町」などの銘柄は、被覆栽培やブレンド技術が組み合わさることで、複層的な香味が楽しめます。また、香肌峡の自然環境によるミネラル豊富な土壌も、味の奥行きを支えています。
和スイーツと日本茶の絶妙なペアリング
深緑茶房では、上質な日本茶とともに楽しめるお茶スイーツも充実しています。
例えば、濃厚な抹茶ソフトや香ばしい茶まんじゅうなどが人気で、見た目の美しさと味の完成度が高く、Instagramでも話題です。
このように、地域食材とのマリアージュに力を入れているのも深緑茶房の魅力。
香肌峡の観光とあわせて楽しむことで、より豊かな体験が広がります。
贈り物に最適な伊勢茶のセレクション
三重県の特産品として注目される伊勢茶を、ギフトや贈答品として全国に届けているのが深緑茶房の通販事業です。
公式オンラインショップでは、天皇杯受賞茶のギフトセットや、可愛らしいパッケージに包まれた抹茶スイーツも人気を集めています。
贈り物のシーンに合わせて、用途や予算別に選べるよう工夫されており、法事や内祝いにも対応可能。
注文金額に応じて送料の割引や、深蒸し茶のプレゼントなどの特典もあるため、リピーターも多いようです。
自宅用はもちろん、遠方の親戚やお世話になった方への感謝を込めた一品としても喜ばれています。
製品を見る➜深緑茶房 飯南本店のメニュー紹介
深緑茶房のカフェでは、煎茶・焙じ茶・和紅茶を中心としたバリエーション豊かなドリンクメニューに加え、抹茶ソフトや茶プリンなどの甘味メニューも楽しめます。
すべての飲み物には急須が付き、自分でお茶を淹れるスタイル。
スタッフが淹れ方を教えてくれるので、自宅では味わえない香りや温度の違いに気づけるでしょう。
予算としては、ドリンクは500円前後、スイーツ付きのセットでも1,000円台前半とリーズナブル。
観光ついでのひと休みにも、特別なティータイムにもぴったりな価格帯です。
深緑茶房 飯南本店の店内の様子
店内に足を踏み入れると、まず耳に届くのは店内に流れる滝の水音。
そして茶香炉から漂うお茶の香ばしい香りが、五感を包み込みます。
木の温もりに満ちたインテリアと日本庭園を望む窓からの景色が、ゆったりとした時間を演出してくれます。
観光のついでに立ち寄るのはもちろん、わざわざ足を運ぶ価値のある癒しの空間です。
アクセス方法と駐車場情報
お店は松阪市飯南町粥見に位置し、国道166号線沿いにあります。
伊勢自動車道「松阪IC」から車で約25分とアクセスも良好。
30台分の無料駐車場を完備しているため、遠方からの来訪にも便利です。
周辺には「道の駅 茶倉駅」や「香肌峡」などの観光スポットも点在しており、ドライブがてら立ち寄るのに最適なロケーションです。
【実食レポ】深緑茶房の名物スイーツ「あんみつ」と「お茶摘みソフト」を味わってみた
まず実食したのは、名物のあんみつ。
濃厚でコクのある特製のお茶蜜をとろりとかける瞬間、ふわっと立ち上る香りに、思わず深呼吸してしまうほど。
ほんのり苦味の効いた蜜が寒天の清涼感と絶妙に絡み合い、後味はすっきり。
それでいて、豆や白玉の優しい甘さがバランスをとっており、上品な大人の和スイーツといった印象です。
続いて、お茶摘みソフト。
ひと口食べた瞬間に、抹茶とは異なる深い緑茶の風味が口いっぱいに広がりました。
渋さと甘さのコントラストが心地よく、まるでお茶そのものを凍らせたかのような濃密さ。
後を引く余韻がしっかりあり、正直、もう一個いけそうなほどクセになります。
どちらも素材の個性を活かしながら、茶屋ならではの工夫が随所に感じられる逸品でした。
- 満足度:☆☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:至福のお茶タイム
深緑茶房様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!