【行列必至】京都の超人気ラーメン「俺のラーメン あっぱれ屋」の魅力と待ち時間の攻略法|食レポ付き
こんにちは、ケンチェラーラです。
京都・城陽の郊外にある「俺のラーメン あっぱれ屋」。
アクセスの不便さをものともしない行列店でありながら、テレビにも出ない“秘境ラーメン”として語り継がれる存在です。
本記事では、店主の熱いラーメン哲学や開業秘話から、こだわり抜かれたスープと自家製麺の実力、限定メニューの魅力、待ち時間の攻略法まで、まるごと徹底紹介。
さらに、松阪の名店「ぴのきお」との関係や、話題の「こくまろ塩ラーメン」の実食レポートも掲載。
読者の「食べに行きたい!」を加速させる完全保存版です。
それでは、ペロペロしていきましょう!
営業 | 11:30~14:00(スープが無くなり次第終了) |
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定休日 | 日曜・祝日・第4土曜(臨時休業あり) |
電話 | 非公開(繁忙時の対応不可) |
予算 | 昼:¥1,000~¥1,999 |
場所 | 京都府城陽市奈島下小路11 |
備考 | カード不可・電子マネー不可・全席禁煙・駐車場30台 |
リンク | 公式ブログ /公式X(旧Twitter) /食べログ |
目次
京都・城陽の名店「俺のラーメン あっぱれ屋」とは?
京都府南部、城陽市の静かな山間にひっそりと構えるのが「俺のラーメン あっぱれ屋」です。
駅からは離れているものの、その立地を覆すほどの集客力を誇り、昼営業のみでスープが切れ次第閉店するスタイルで知られています。
2009年にオープンし、2014年には塩とんこつ魚介専門へとリニューアル。味と真剣に向き合う店主の姿勢が、今や全国のラーメン通を魅了する名店を築き上げています。
特筆すべきはそのスープの完成度です。
豚骨のまろやかさ、魚介の深み、そして塩ダレのキレが一体となったスープは、他のラーメン店とは一線を画す存在感を放っています。
中でも「こくまろ塩ラーメン」は、濃厚ながらも重たさを感じさせず、優しさと力強さを兼ね備えた味わいで、ラーメン初心者から食べ歩きの達人まで幅広くおすすめできます。
その人気は数々のランキングにも表れており、食べログでは京都エリアで常にトップクラスの評価を獲得。Googleレビューでも★4.5前後を維持しており、「京都で一番好きなラーメン」との口コミも少なくありません。
SNSでも“映えるラーメン”として注目されており、遠方からの訪問者も後を絶たない状況です。
店主の経歴と開業秘話
店主・仙度氏は公式ブログやファンサイト情報を見ていると奈良県出身である様子。
ホテルやフレンチレストランでの豊富な経験を経て、ラーメンの世界に転身。
「無鉄砲」の行列を目にしたことが転機となり、「場所ではなく、味が人を動かす」ことに気づき、郊外での開業を決意したそうです。
3年もの歳月をかけてスープを研究し、大和製作所のラーメン学校にも通いながら、今の塩豚骨魚介という独自のスタイルを確立しました。
塩ダレのキレと豚骨魚介のまろやかさを両立させたスープは、店主が狙いを定めた“ライト豚骨と無鉄砲の中間”という絶妙なバランス。
胃もたれせず、最後の一滴まで飲み干せる完成度は、他にはない魅力です。
「おいらのラーメン ぴのきお」との意外な関係とは?
三重県松阪市の人気店「おいらのラーメン ぴのきお」は、実はあっぱれ屋と深い縁を持つ姉妹店的な存在。
店主同士が親交があり、ぴのきおの店主も仙度氏に影響を受けて塩豚骨魚介系を研究。
現在はそれぞれ独自の方向性を打ち出していますが、盛り付けや麺づかいに共通点が見られます。
尚、私が確認したところでは器や調理工程もそっくりでした。
関西〜東海にかけての“泡系塩豚骨”の系譜を語る上で、両者の関係性は見逃せません。
アクセスと駐車場情報
最寄り駅はJR「山城青谷」駅ですが、徒歩ではやや遠いため車での来店が基本。
国道307号線沿いにあり、専用駐車場を30台分完備。
バリアフリー設計も施されており、すべての人に優しい店づくりがされています。
メニュー紹介:あっぱれ屋の魅力的な一杯
昼営業のみ・高回転でスープ切れ終了という営業スタイルながら、豊富な満足感を得られるメニュー構成も大きな魅力。
どのメニューも手間を惜しまず、店主が一杯ずつ魂を込めて仕上げています。
「こくまろ塩ラーメン」は初心者にもおすすめの一杯で、塩味のシャープさと豚骨のコク、そして魚介の余韻が調和した逸品。「濁とろ塩ラーメン」はよりヘビーで濃厚な設計となっており、スープ表面には泡立つような乳化膜が浮かびます。
11:30開店と同時に狙われる「スーパーつけ麺」は、極太麺とクリーミーな塩魚介ダレが織りなす贅沢なハーモニー。
チャーシューや煮玉子などの具材も豪華で、写真映えするビジュアルはSNSでも話題に。
- 初めてなら「こくまろ塩ラーメン(1000円)」がベストな選択。塩豚骨魚介の実力をストレートに味わえます。
- 濃厚好きには「濁とろ塩ラーメン(1200円)」、麺好きなら「スーパーつけ麺(1200円)」がおすすめ。チャーシュー増量のラーメンは+250円で、満足感も抜群。3玉まで同料金のつけ麺は、食べ盛りにも嬉しい設計です。
行列必至!あっぱれ屋の待ち時間と並び方
地元のみならず全国からラーメンファンが集まるあっぱれ屋。混雑を避けるには、訪問時間や並び方のコツを押さえるのが重要です。
開店1時間前に到着すれば先頭グループに入れることが多く、つけ麺狙いなら朝9時台には並んでおきたいところ。
開店と同時に18席が埋まり、その後は店内・屋外に順番待ちが形成されます。
並ぶ前に食券を買う必要はなく、着席後に口頭で注文、食後に会計するスタイル。
寒い季節には店内の待合スペースがありがたく、スタッフの対応も丁寧です。
実食レポート:あっぱれ屋の味を徹底レビュー
三重県津市からロードバイクで往復約180km、山道を越えてようやくたどり着いたのが、京都・城陽にある「俺のラーメン あっぱれ屋」でした。
以前から評判を耳にしていたものの、そのアクセスの難しさに尻込みしていましたが、今回ようやく念願叶っての訪問です。
そして提供された「こくまろ塩ラーメン」を見た瞬間、旅の疲れが一気に吹き飛びました。
見た目は食べ慣れた「おいらのラーメン ピノキオ」にそっくりですが、こちらが本家です。
丼の中央に花びらのように広がるレアチャーシューの美しさに心を奪われつつ、まずはスープをひと口すすってみました。
まろやかな豚骨の旨味が舌に優しく広がったあと、魚介の奥深い風味がじんわりと追いかけてきて、最後に塩のシャープなキレが全体をきれいにまとめてくれます。
コクがあるのにくどさはまったくなく、重層的で完成度の高いスープだと感じました。温度管理も見事で、湯気とともに立ち上る香りが食欲を刺激します。
続いていただいたのは、自家製の極太平打ち麺です。
もちもちとした食感に加え、噛むたびに小麦の香りがふわりと広がり、まるで上質な生パスタを食べているような感覚になりました。
スープとの絡みも抜群で、一体感のある食べ心地が印象的です。
ピノキオと比較しても、ややツルっとした口当たりが強く私好みのものでした。
トッピングも秀逸でした。
火入れを抑えたレアチャーシューは、しっとり柔らかく、肉の旨味がじわっと広がります。
隠し包丁が入った厚切りのメンマはコリッとした歯ごたえに加え、香りが心地よく、濃厚なスープの合間に食べることで絶妙なリズムを生んでいました。
味玉は中心がとろりと半熟で、まさに計算された火入れ。全体のバランスを一層引き立ててくれます。
一杯のラーメンにこれほどの情熱と技術が詰め込まれていることに、心から感動しました。単なるラーメンではなく、一皿の料理として完成された作品。
距離や手間をかけてでも食べに行く価値があると、自信を持っておすすめできる一杯です。
まさに、天晴れです。
- 満足度:☆☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:松阪から遥々、本家へ行った甲斐があった。
あっぱれ屋様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!