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【伊勢・すし久】180年続く寿司屋の真髄。宇治橋の古材と共に味わう本物のてこね寿司

公開日:2026年01月12日

郷土料理手こね寿司の定食

こんにちは、ケンチェラーラです。

伊勢神宮の参拝帰りに立ち寄るべき寿司屋があるとしたら、それは「すし久」かもしれません。

180年以上の歴史を誇り、かつて天皇の使いである“勅使”をもてなした由緒ある老舗。

その魅力は、てこね寿しの美味しさだけではありません。

伊勢神宮との縁が刻まれた建築、静かに流れる五十鈴川の景色、そして職人のこだわりが息づく味と空間のすべてが、旅の記憶に深く残る体験を提供してくれます。

本記事では、そんな「すし久」の歴史、料理、空間、アクセス、そして実食レビューに至るまで徹底的にご紹介。

観光客が押さえておくべき“伊勢の本物”を、あなたも一緒に味わってみませんか?

それでは、ペロペロしていきましょう!

すし久(食べログ情報)
電話 0596-27-0229
住所 三重県伊勢市宇治中之切町20 おかげ横丁
営業時間 11:00 – 16:30(L.Oは季節により異なる)
定休日 無休(年中営業)
予算 昼:¥1,000〜¥1,999(口コミ平均)
¥1,000〜¥1,999 / ¥2,000〜¥2,999
支払い方法 カード可(VISA / Master / JCB / AMEX / Diners)
電子マネー可(Suica等)
QR決済可
公式サイト おかげ横丁 – すし久




180年以上の歴史が語る、伊勢「すし久」の唯一無二の魅力とは?

歴史を感じるお店の暖簾

伊勢神宮・おはらい町に佇む「すし久」は、天保年間創業の老舗寿司屋。

180年以上の歴史を持ち、伊勢の文化と深く結びついた一軒です。

明治4年築の店舗は、伊勢神宮・宇治橋の古材を用いた格式高い建築で、かつては天皇の使いである“勅使”の宿としても使われていました。

店内には、梁に施された猫と鼠の木彫りが隠れており、遊び心と職人技が感じられます。

こうした細部に宿る歴史や文化が、すし久の空間に奥行きを与えているのです。

五十鈴川沿いの2階席からは、運が良ければ桜や紅葉を望むこともでき、季節ごとの風情が楽しめます

ただ食事をするだけでなく、建物・歴史・自然のすべてが融合した“体験型のお店”。

それが、すし久の最大の魅力です。

訪れる人それぞれが、どこか懐かしさを覚え、思わず深呼吸したくなる——そんな空気が、すし久には流れています。
ただ料理を味わう場所ではなく、伊勢という土地の記憶に包まれながら、心を整える時間が過ごせる貴重な空間。
「本物志向の旅をしたい」「静かに五感で味わいたい」そんな方にこそ訪れてほしい、伊勢を代表する名店です。

歴史を守り続ける店主のこだわりが、すし久の味と信頼を支えている

歴史を感じる店内の様子

180年以上続く老舗の味は、一朝一夕で作られたものではありません。

すし久の料理には、歴代の当主が磨いてきた技術と精神が息づいています。

なかでも「てこね寿し」は、カツオという魚種へのこだわりと、地元産の酢飯によるバランス設計が光る一品。

現代的なアレンジに流されず、伝統を守るその姿勢が、地元民や観光客の信頼を集める理由です。

派手さはないものの、一口ごとに積み重ねてきた年月の重みが伝わってくる味わい。
流行に迎合せず、変えないことを選び続けてきたからこそ、すし久のてこね寿しは今もなお色あせません。
伊勢の土地に根を張り、世代を超えて愛されてきた理由が、自然と腑に落ちる一皿です。

鰹への揺るぎない信念が味を支える

手ごね寿司

てこね寿しに使われる魚として、現在ではマグロを使用する店も多い中、すし久では創業当初からの「カツオ」に一貫してこだわっています。

カツオは独特の香りや鉄分のある味わいが特徴で、鮮度と処理の技術が求められる食材です。

すし久では、そのカツオを厚めに切り、濃厚な自家製ダレに漬け込むことで、旨味を最大限に引き出しています。

観光客からは「まるでマグロのような上品さ」と評されることもあり、これこそが伝統を守りながら現代人の舌にも合う技術の結晶といえるでしょう。

地元・御絲産コシヒカリを使用する理由とその美味しさ

大満足の手ごね寿司平膳

寿司において魚と同じくらい重要なのが「米」。

すし久では、伊勢市の御絲(みいと)地域で栽培されたコシヒカリを使用しています。

この土地は伊勢平野の肥沃な土壌と清らかな水に恵まれ、粘りと甘みのある米が育つことで知られています。

すし久では、このコシヒカリをやや甘めに仕上げた酢飯として提供しており、カツオの濃いタレとのコントラストが絶妙なバランスを生み出します。

単なる食材ではなく、地域の恵みそのものを味わう感覚。

ここにも、地産地消と食文化への誠実な姿勢が見て取れます。

口に入れた瞬間、ふわりと広がる米の甘みと、カツオの旨みが重なる絶妙なハーモニー。
噛むほどに酢飯の柔らかな酸味が立ち上がり、素材の良さと丁寧な仕事ぶりがじんわりと伝わってきます。
まさに、“伊勢の風土を味わう”という言葉がぴったりの一皿です。




伊勢神宮から徒歩圏内!アクセス方法と駐車場情報まとめ

お店の外観

観光のついでに立ち寄れる立地も、すし久の大きな魅力のひとつです。

場所は伊勢神宮・内宮から徒歩わずか数分。おかげ横丁の中心に位置しており、参拝の前後に気軽に訪れることができます。

公共交通機関を利用するなら、伊勢市駅からバスで約20分、または五十鈴川駅から徒歩圏内。

車で訪れる場合も、近隣にはコインパーキングが複数あるため安心です。

観光ルートに自然と組み込める「動線の良さ」は、初めて伊勢を訪れる人にとっても非常にありがたいポイントです。

店内の雰囲気が旅の思い出になる、空間デザインの魅力

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すし久の魅力は料理だけにとどまりません。

店内に一歩足を踏み入れた瞬間から、どこか懐かしく、そして厳かな空気に包まれます。

太い梁と柱が支える吹き抜けの空間、職人の手仕事が生きた細部の意匠、そして静かに流れる五十鈴川の音。

まるで江戸から明治へと時代を旅しているかのような錯覚に陥るほど、空間全体に「物語」が宿っています。

こうした非日常感こそが、旅先での食事において最も印象に残る体験となるのです。




リピーターが絶えない理由はこれ!おすすめメニュー紹介

すし久では、てこね寿しを中心に多彩なメニューが揃っており、どんな客層でも満足できる構成になっています。

たとえば「てこね寿し(梅)」は、シンプルに味を楽しみたい人向けの軽めのセット。

「竹」や「松」になると小鉢や天ぷら、季節の逸品が加わり、満足度がさらに高まります。

また「名物あわせ」では、伊勢うどんとてこね寿しを一緒に味わうことができ、「せっかく伊勢に来たのだから名物を両方食べたい」という欲張りな観光客のニーズにも応えてくれます。

一口で虜になる味、すし久のてこね寿しを実食レビュー!

 

今回は、名古屋から遊びに来た友人を連れて「すし久」さんへ。

注文したのは、人気メニュー「てこね寿し 平膳」です。

まず目を引いたのは、てこね寿しに使われたカツオの厚み。

一枚一枚がしっかりと存在感のある切り身で、噛みしめるたびに濃厚な旨味と香りが口いっぱいに広がります。

自家製の漬けダレはほんのり甘く、カツオ特有の鉄っぽさやクセを一切感じさせず、非常に上品な味わいに仕上がっていました。

酢飯には地元・御絲産のコシヒカリが使われており、米粒はふっくらと立ち、ほどよい粘りと甘みが感じられます。

カツオの旨味をしっかりと受け止めつつ、酸味が尖らない酢加減で、全体のバランスが非常に良いと感じました。

セットの天麩羅は、サクッとした衣の軽やかさが印象的。

油のキレがよく、素材の味を邪魔しない絶妙な揚げ加減で、特に海老のぷりぷり感が際立っていました。

また、小鉢には季節を感じる一品が添えられていて、口直しにもぴったりの優しい味付けです。

ボリューム感もちょうど良く、観光の合間に少し贅沢なランチを楽しみたい方にはぴったりの内容。

味だけでなく、盛り付けや器の使い方にも品格があり、「伊勢の歴史と文化を食で体験する」というコンセプトがしっかりと伝わってきました。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:伊勢を感じる大満足の御膳

すし久様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!