【松阪市・食レポ】焼鳥 庄市で三重ブランド認定・熊野地鶏の希少部位を炭火で食べてきた

こんにちは、ケンチェラーラです。
「松阪に来たら松阪牛」——そんな思い込みを持ったまま、この街を素通りしていませんか?
実は松阪市には、地元の美食家たちが足しげく通う焼鳥の隠れ名店があります。
松阪駅から徒歩わずか2分の中町に構える「焼鳥 庄市」がその店で、三重ブランドに認定された高級地鶏「熊野地鶏」を炭火でひとつひとつ丁寧に焼き上げるスタイルは、一般的な焼鳥居酒屋とは一線を画しています。
伊勢志摩サミットでも食材として採用された熊野地鶏を、松阪の街でこれほど本格的に味わえる場所は、そう多くはありません。
この記事では、熊野地鶏という食材の魅力をわかりやすく解説したうえで、実際に訪問して食べた正直な感想、予約方法や予算の目安、アクセス情報まで、訪問前に知っておくべきすべてをまとめました。
「松阪牛以外のグルメを探している」「伊勢参りの帰りに立ち寄れる名店を知りたい」そんな方に、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。
それでは、ペロペロしていきましょう!
| 営業 | 17:00〜22:00(最新情報はお店へご確認ください) |
|---|---|
| 定休日 | 毎週月曜日・火曜日 |
| 電話 | 0598-23-7070 |
| 予算 | 夜:¥4,000〜¥4,999 |
| 場所 | 三重県松阪市中町(松阪駅より徒歩約1〜2分) |
| 備考 | カード可(AMEX)・電子マネー不可・QRコード決済不可・ 全席禁煙・予約推奨 |
| リンク | 公式Instagram |
目次
三重ブランド認定・熊野地鶏を炭火で焼く、松阪市「焼鳥 庄市」とはどんなお店?

松阪駅前の中町に2023年にオープンした「焼鳥 庄市」は、三重ブランド認定の高級地鶏「熊野地鶏」を主軸に据えた、松阪では珍しい串焼きスタイルの焼鳥専門店です。
松阪市には「鶏焼き肉」という独自のソウルフード文化が根付いており、味噌ダレの鶏肉をあみ焼きにする専門店が市内だけで数十軒を数えます。
そんな鶏文化の盛んな街の中で、あえて「串×炭火」という本格焼鳥の形式を選んだ背景には、素材本来の旨味を最大限に引き出したいという明確な哲学があります。
松阪牛以外のグルメを求めて訪れる観光客にとっても、地元の三重ブランド食材をこれほど専門的に味わえる場所は貴重な存在です。
ここでは、お店の成り立ちから訪問前に押さえておきたい実用情報まで、詳しくご紹介します。
松阪市でこれだけ熊野地鶏に特化した焼鳥専門店は、ほかにはなかなか見当たりません。
ネット上の情報がまだ少ないからこそ、知っている人だけが通い続けている——そんな「本物の隠れ名店」感が、この店の大きな魅力のひとつです。
軍鶏×名古屋コーチン×伊勢赤どりを100日以上平飼いで育てた、三重ブランド認定鶏「熊野地鶏」とは

焼鳥 庄市の看板食材である熊野地鶏は、三重県が誇るブランド食材のひとつです。
三重県原産の軍鶏「八木戸」と三重県の銘柄鶏「伊勢赤どり」を交配させたオスに、名古屋コーチンのメスを掛け合わせて誕生した品種で、いわば「三種の銘柄鶏のいいとこ取り」ともいえる存在です。
軍鶏特有の弾力ある肉質、伊勢赤どり由来の上質な脂の甘さ、名古屋コーチン由来の旨味とキメ細かな身——それぞれの長所が一羽の地鶏に凝縮されています。
飼育期間は一般的な地鶏のJAS規格(80日以上)を大きく超える100日以上で、JAS規格(1㎡あたり10羽以下)よりさらに厳しい1㎡あたり8羽以下という低密度の平飼い環境で手間暇をかけて育てられます。
抗生物質を一切含まない配合飼料に加え、熊野地域で収穫した飼料用米や香酸柑橘「新姫」の乾燥粉末まで与えるというこだわりは、他の地鶏にはなかなか見られないものです。
2016年の伊勢志摩サミットでも採用された実績を持ち、松阪牛・伊勢えびと並ぶ三重ブランド認定品として、国内外の一流料理人からも高い評価を受けています。
割烹「庄市」の息子さんが手がける——松阪の「鶏焼き肉」文化の中で、あえて「串焼き×炭火」にこだわる理由

焼鳥 庄市には、食材のクオリティと同じくらい語るべき「物語」があります。
この店は、南町で数十年にわたって地元の食通たちに愛され続けてきた老舗「割烹 庄市」の息子さんが手がけているのです。
金目鯛の煮付けや旬の刺身で知られる割烹の家に育ち、職人の技と食材への真摯なこだわりを肌で感じてきたからこそ、新しい店でも「素材を活かす」という姿勢は揺るぎません。
松阪市には鶏焼き肉という強いソウルフード文化があり、多くの店が大衆的なあみ焼きスタイルで親しまれています。
しかしこの店があえて「串に刺した焼き鳥×備長炭の炭火」というスタイルを選んだのは、より繊細に部位の個性を引き出し、地鶏本来の旨味を最高の状態でお客さんに届けたいという、親子二代にわたる職人魂の表れではないかと感じました。
備長炭で焼かれた熊野地鶏は、外はパリッと香ばしく、中はしっとりと旨味が凝縮されています。部位によって異なる食感と風味の違いをここまで繊細に感じられるのは、炭火という調理法と、100日以上育てた地鶏の賜物です。割烹の技が焼き鳥に乗り移った、そんな一口でした。
予約はほぼ必須・定休日は月曜と火曜——訪問前に知っておきたい営業情報と予算目安

訪問を検討されているなら、予約は必ず早めに入れることをおすすめします。
複数の口コミに「予約で全席が埋まり、当日来店した方が断られていた」という記述が残っているほどで、週末はほぼ確実に満席になります。
電話での予約が確実ですが、直前だと席が取れないケースも多いため、少なくとも3〜4日前には連絡しておきたいところです。
定休日は毎週月曜日と火曜日なので、旅行や出張のスケジュールを組む際には特にご注意ください。
予算の目安は一人あたり3,000〜5,000円ほどで、熊野地鶏の五種盛り(2,400円)を頼みながらドリンクも楽しむなら4,000円前後を見ておくと余裕を持って食事を楽しめます。
居酒屋感覚の価格帯でありながら食材のグレードは高級割烹に近く、コストパフォーマンスの高さもこの店が幅広い層に支持される理由のひとつです。
熊野地鶏の希少部位から国産つくねまで——メニュー全体像まとめ
焼鳥 庄市の主役は、なんといっても三重ブランド認定鶏の熊野地鶏です。
看板メニューである「熊野地鶏 五種盛り」は、希少部位を一皿で食べ比べできる贅沢な構成で、初来店であれば迷わず注文していただきたい一品です。
「三重県産もも肉 炭火焼」は宮崎風の炭火スタイルで提供され、ハーフサイズにも対応しているため、複数のメニューを楽しみたいときにも便利です。
もうひとつの名物が「国産食材で作ったつくね」で、大分県産のブランド卵「龍のたまご」の濃厚な卵黄が添えられており、視覚的にも味わいの面でも印象に残る一皿です。
カウンター席限定で楽しめる「炙りカチョカバロ」(国産高級チーズ)は、ワインや日本酒との相性が抜群で、和の空間に洋のエッセンスをさりげなく添える特別な一品です。
伊勢赤どりを使った各種串焼きや野菜スティックなど、三重県産食材へのこだわりが随所に感じられるラインアップになっています。
単品は200円前後から揃っており、気軽にさまざまな部位を注文できる価格設定も、この店の魅力のひとつです。
炭火の前に座れば、それだけで非日常。店内雰囲気と席タイプを徹底解説
店内は新築ならではの清潔感とモダンな雰囲気に包まれており、一歩入ると「ここは居酒屋ではなく、焼鳥専門店だ」という空気が伝わってきます。
カウンター席では職人の手元を間近に見ることができ、炭火の香ばしい煙と串を焼く音が食欲を刺激する、ライブキッチンならではの臨場感を味わえます。
8人まで座れる個室が3つ完備されているため、少人数のグループや接待、誕生日など特別なシーンにも対応できる柔軟さがあります。
接客面でも細部へのこだわりは際立っており、入店直後に女性スタッフが上着を預かってくれる姿勢は、居酒屋というより割烹に近いホスピタリティだと感じました。
清潔感の行き届いたビールサーバーや、料理の提供スピードの速さも、複数の口コミで高く評価されているポイントです。
デートにも一人飲みにも、出張の夜にも自然に馴染む、懐の広い空間です。
- 女性一人でも入りやすい洗練された雰囲気で、カウンター席でも浮かない落ち着いた空間づくりがされています。
- 程よい音量のBGMで会話が弾みやすく、接待やデートでも声のトーンを気にせず話せる環境です
松阪駅から徒歩2分、伊勢からも近鉄で約15分——アクセスと駐車場情報

焼鳥 庄市は、JR紀勢本線・近鉄山田線「松阪駅」の出口から徒歩約2分という、非常にアクセスしやすい立地にあります。
松阪駅は名古屋から近鉄で約1時間10〜15分、伊勢神宮の最寄り駅である近鉄伊勢市駅からは近鉄特急で約12〜15分の距離なので、伊勢参りの帰りに気軽に立ち寄るプランとも相性抜群です。
お店専用の駐車場は設けられていませんが、松阪駅周辺にはコインパーキングが複数ありますので、車での来店も問題ありません。
駅からの近さを活かして電車でのアクセスがもっともスムーズで、荷物が多い旅行者の方にもおすすめです。
伊勢志摩観光の帰りに松阪駅で途中下車し、三重ブランドの熊野地鶏と地酒で旅の夜を締めくくる——そんなプランを、ぜひ一度試してみてください。
【食レポ】熊野地鶏 五種盛—実際に食べてわかった「焼鳥 庄市」の実力と正直な感想

この日は松阪駅前でのハシゴ酒の途中、ふらりと立ち寄ったのが「焼鳥 庄市」でした。
基本は予約推奨のお店ですが、この日は奇跡的に予約なしで入店できるという幸運に恵まれました。
店内は常連客と思しき顔なじみの客層が多く、程よい活気と落ち着きが絶妙なバランスで共存しており、一見客でもすんなりと馴染めるような温かみのある雰囲気です。

まず最初に手をつけたのは、看板メニューの「熊野地鶏 五種盛り」。
串が並んだ瞬間から、備長炭の遠赤外線がじっくりと閉じ込めた脂の甘い香りがふわりと漂い、食欲を一気に引き上げます。口に入れた瞬間は外皮のパリッとした歯応えが心地よく、続いて地鶏特有のしっかりとした弾力が舌に伝わります。
脂はくどさがなく、むしろ上品な甘みとコクを帯びており、噛むたびに旨味が層を成してあふれ出てくるような奥行きがありました。
100日以上かけて平飼いで育てられた地鶏ならではの、密度の高い旨味と申し上げて差し支えないでしょう。
続いてボンジリ、ハラミ、リンパといった希少部位もいただきました。このお店の個性が最も色濃く出るのが、まさにこのラインナップです。
一般的な焼鳥店では定番部位が主役を張ることが多い中、こちらは食感に豊かな個性を持つ希少部位を積極的に揃えており、串を一本食べるごとに異なる表情を楽しめます。
タレはしっかりとした甘辛のコクがありながらも素材の風味を塗りつぶすことなく、あくまでも地鶏の旨味を引き立てる黒子に徹しているのが印象的でした。
定番の手羽は安定した美味しさで、コラーゲンたっぷりのゼラチン質と香ばしさのバランスが際立っていました。

そして最大の目玉となったのが「国産食材で作ったつくね」です。
注文から提供まで最大15分ほどかかりますが、その待ち時間を忘れさせるほどの存在感がありました。
大分県産ブランド卵「龍のたまご」の濃厚な卵黄がトッピングされたつくねは、これまで食べてきた串つくねの中でも群を抜く堂々たるサイズ感で、一串でしっかりとした満足感が得られます。

さらに気になって「龍のたまご」の卵かけご飯のたれも追加でいただいたのですが、これが予想を超えた一品でした。
卵白をメレンゲ状に泡立てたふわふわのムース仕立てで、口の中でとろけるような軽やかな食感の中に、卵本来の濃厚なコクと甘みが凝縮されており、なんとも贅沢な余韻を残してくれます。

締めにいただいた熊野地鶏のガラスープは、長時間煮出したことで生まれる深いコクと、地鶏の骨髄から溶け出したうまみ成分が折り重なった、滋味豊かな一杯でした。
食後の胃に染み渡る温かみは格別でしたが、スープ自体にほどよい油分があるため、食事の最初か中盤にいただく方が、より爽やかに楽しめるかもしれません。
- 満足度:☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:店主も優しく、しっかりとこだわりを感じる味。
焼鳥 庄市様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!









