伊勢で味わう!松阪牛入りボロネーゼ|隠れ家イタリアン「ラクエン」の自家製生パスタがすごい

こんにちは、ケンチェラーラです。
観光と歴史の街・伊勢で、地元食材にこだわった本格生パスタが味わえる「ラクエン」。
夫婦が二人三脚で営むこの店は、温かい人柄と丁寧な仕事が光る、まさに“隠れ家”と呼ぶにふさわしい空間です。
松阪牛入りボロネーゼや伊勢海老パスタなど、素材の持ち味を活かした料理と、木の温もりを感じる店内の雰囲気が、特別なランチやデート、観光途中のひと休みにぴったり。
この記事では、「ラクエン」開業までの背景、料理へのこだわり、他店とは異なる魅力について詳しくご紹介します。
それでは、ペロペロしていきましょう!
| 営業 | 11:00 – 14:30(L.O.14:00) 17:30 – 20:30(L.O.20:00) | 
|---|---|
| 定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)・第2日曜日 | 
| 電話 | 0596-63-5373 | 
| 予算 | 昼:¥2,000~¥2,999 | 
| 場所 | 三重県伊勢市小俣町宮前749‑1 | 
| 備考 | カード不可、電子マネー(paypay可) | 
| リンク | 食べログページ | 
目次
伊勢で自家製生パスタ!夫婦二人三脚で築いた、“理想のレストラン”

「ラクエン」は、伊勢市に2018年4月にオープンした自家製生パスタ専門のレストランです。
店主の南端さんは、学生時代に飲食店でのアルバイトを経験し、そこで出会ったパスタの味に感動したことをきっかけに「いつか自分の店を持ちたい」という夢を抱くようになりました。
卒業後は地元に戻り一般企業に就職してからもその想いは消えることなく、飲食店を巡る食べ歩きなどを通じて、自分なりの理想の味や店づくりを少しずつ描き続けてきました。
その夢に現実味が帯びたのは、妻の子育てが一段落したタイミングです。「今なら挑戦できる」と夫婦で決意を固め、開業へと踏み出しました。出店場所は、通行量や立地環境も自らリサーチを行い、最適な環境を見極めたうえでの選定でした。
店名「ラクエン」には、“楽しい”と“ご縁”を掛け合わせた意味が込められており、「お客様と温かな関係を築ける場所でありたい」という想いが反映されています。店舗の内装やレイアウト、色づかいに至るまで、夫婦が協力し手作りで仕上げたそうです。
周辺には観光向けの大型飲食店や和食処も多くありますが、「ラクエン」はあくまで家庭的な温もりと手間のこもった料理で勝負している点が特徴です。客席数が少ない分、ひと皿ひと皿に手間を惜しまない姿勢や、お客様との会話を大切にする接客など、大型店では味わえない体験があります。
店づくりから内装まですべて手作り。夫婦の想いが詰まった空間
店内は約15席とコンパクトですが、木製の手作り家具や間接照明、優しい色調でまとめられた空間が温かさと落ち着きを演出しています。
壁には季節ごとの手描きメニューや、地元野菜の生産者紹介なども掲示されており、訪れるたびに新しい発見があります。小さな空間だからこそ、お客様との距離も近く、会話やサービスにも心が行き届くのが魅力です。
また、お洒落なインテリアと心地よいBGMが、日常の喧騒を忘れさせてくれます。
伊勢市内でも、静かな環境と質の高い料理を兼ね備えた店はそう多くありません。ちょっと特別なランチを楽しみたい人にとって、まさに理想的な隠れ家です。
自家製生麺にかける情熱——72時間熟成とイタリア製マシーンの秘密

ラクエンのパスタが他と一線を画すのは、まず麺自体のクオリティにあります。
店主が自らの手で仕込む生パスタは、本場イタリア製のパスタマシンで丁寧に製麺され、72時間以上じっくりと寝かせることで、独特のコシと小麦の香りが引き立ちます。
この熟成工程が、もちもち感と風味の奥行きをもたらしているのです。
地元三重の食材をふんだんに使用した、体にやさしい野菜パスタ

地元伊勢の恵みを大切にする姿勢は、麺だけにとどまりません。
店主は野菜ソムリエの資格を持ち、その知識を活かして、伊勢や三重県内の農家から仕入れた旬の野菜をふんだんに取り入れています。
季節によってはトマトが主役となる冷製パスタや、青汁を練り込んだ健康志向のパスタも登場。
地元野菜の旨味と栄養を活かした料理は、身体にも心にも優しい一皿として人気です。
メニュー展開と予算感のリアルレビュー——店主イチオシの組み合わせ
ラクエンでは、松阪牛入りパスタ以外にも、南伊勢産伊勢海老のパスタや、野菜たっぷりの創作パスタなど、価格に対する満足感が高いメニューが並びます。
料理は全体的にボリュームもあり、特に女性客にとっては満足度の高い内容です。
中でも人気が高いのは「伊勢海老の濃厚トマトクリームパスタ」(要予約)。
ぷりぷりの海老と旨味が凝縮されたソースが自家製生麺と絡み合い、口いっぱいに広がる贅沢な風味が魅力です。
そのほか、「季節野菜のペペロンチーノ」や「あおさとベーコンの和風パスタ」など、三重県ならではの食材を活かしたメニューも豊富です。
- 価格帯はランチセットで1,500円〜2,800円ほど。サラダや前菜、ドリンク付きのコース仕立てのセットもあり、観光地にしては比較的リーズナブルでコストパフォーマンスも抜群です。
- 迷ったらまずは「松阪牛入りボロネーゼ」か「伊勢海老のトマトクリームパスタ」を選べば間違いありません。
伊勢市駅から車で10分!アクセス・駐車場について

ラクエンは伊勢市駅から車で約10分という好立地に位置しています。
店舗前には十分な駐車スペースが完備されており、観光の合間やドライブ中でも立ち寄りやすい点が魅力です。
初めて訪れる方でも迷わず到着できるよう、店舗周辺には案内看板も設置されており、ナビ検索でもスムーズにたどり着けます。
営業時間はランチとディナーの二部制となっており、特にランチタイムは平日でも満席になるほどの人気ぶり。
地元マダムやファミリー層、観光で訪れるカップルなど、幅広い世代から支持を集めています。店舗周辺には伊勢神宮や内宮周辺の観光名所も点在しており、食事の前後に散策を楽しむのもおすすめです。
人気No.1の松阪牛入りボロネーゼを実食!五感に響く「ラクエン」の一皿

食事の始まりを彩る前菜4種は、どれも手間ひまかけて仕上げられた逸品です。
サラダには新鮮な旬の地元野菜がふんだんに使用され、野菜本来の味がしっかり感じられます。
スープは日によって変わるのも楽しみのひとつで、この日は南瓜のスープ。
滑らかな舌触りと自然な甘みが印象的で、ひと口飲めばほっと心が和みます。
そしてもう一品、カポナータが食欲をそそります。野菜をじっくりとトマトで煮込んだこの一皿は、口に運んだ瞬間にトマトのコクが広がり、野菜の旨味が幾重にも重なる複雑な味わいです。
イタリアのボローニャ地域のハムについても、個人的にワインが欲しくなりました…。

メインの「松阪牛入りボロネーゼ」は、見た瞬間に香りの立ち上がりに心を奪われます。
芳醇な肉の香ばしさとともに広がるトマトソースの酸味と甘味のバランスが絶妙で、ひと口ごとに深みを増していく味わいです。
そして、何より驚かされるのは麺の存在感。自家製生麺のもっちりとした弾力と小麦の風味が、ソースに負けることなく主張し、全体の調和を高めています。

さらに、このボロネーゼを仕上げる最後の演出として、店主が目の前でチーズをたっぷりと削って仕上げてくれます。
削りたてのチーズが湯気を立てるソースの上でとろけ、芳醇な香りとコクが立ちのぼるその瞬間は、まさに食のエンターテインメント。視覚・嗅覚・味覚が一体となった、忘れがたい体験です。
まさに「麺で感動する」体験です。

締めのデザートには、店主がコロナ禍で研究を重ねたというお茶のシフォンケーキが登場。
ふわふわの食感と、ほんのりと香る茶葉の風味が上品な甘さと見事に調和し、食後にも重たさを感じさせません。
素材の個性を生かしながらも、全体を優しくまとめる技術が光る一品です。
料理そのものが語りかけてくるような体験に、気がつけば心まで満たされている。そんな、五感に響く一皿一皿が「ラクエン」の魅力を物語っています。
- 満足度:☆☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:生麵の楽園がここにあり
ラクエン様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!
 
				 
            

 
                     
                     
                     
                     
						




