ハワイ通が選ぶワイキキの名店「ハウツリー」|海辺で楽しむ極上ブランチと癒しの時間

こんにちは、ケンチェラーラです。
ワイキキの喧騒から少し離れたカイマナビーチ沿いに、ゆったりとした時間が流れるレストラン「ハウツリー(Hau Tree)」があります。
ハワイの青い海と風を感じながら、伝統と洗練が融合した料理を味わえる特別な場所です。
特に有名なのが、2019年にハワイで“ベスト・エッグベネディクト賞”を受賞した名物メニュー。
木漏れ日と潮風に包まれたテラスで味わうその一皿は、多くの旅行者が“ハワイで一番美味しい朝食”と称するほどです。
この記事では、ハウツリーの歴史やシェフのこだわり、人気メニュー、実際に訪れた際の雰囲気やアクセス情報までを、プロの視点で徹底解説します。
それでは、ペロペロしていきましょう!
| 営業 | Brunch 8:00〜13:30(土日 7:30〜13:30)/Dinner 17:00〜21:00 |
|---|---|
| 定休日 | 年中無休(7日営業) |
| 電話 | +1-808-921-7066 |
| 予算 | USD $31〜$50(約 ¥4,960〜¥8,000) |
| 場所 | 2863 Kalākaua Avenue, Honolulu, HI 96815(カイマナビーチホテル内) |
| 備考 | カード可(VISA / Master / AMEX / JCB 等)/バレーパーキングあり /電子マネー/QR決済非対応(明記なし) |
| リンク | 公式HP(Hau Tree) |
目次
ハワイ・ワイキキで愛され続けるハウツリーの歴史と魅力

ワイキキの数あるレストランの中でも、ハウツリー(Hau Tree)は特別な存在です。
静かなサンスーシビーチ沿いに位置し、古くから地元の人々と観光客に愛されてきました。
海風が吹き抜ける開放的なテラスと、文学的な背景を持つロケーションが、この店を唯一無二の場所にしています。
ここでは、ハウツリーの歴史とその象徴である「ハウの木」にまつわる魅力を紹介します。
ハワイの陽光に包まれ、木漏れ日の下でいただく朝食。
その心地よさは、どんな高級ホテルの食事にも勝る特別な体験です。
ハウツリー改装前後の変遷と元ハウツリーラナイの系譜

ハウツリーは、もともと「ハウツリーラナイ」として知られていました。
カイマナビーチホテル内の老舗レストランとして、長年地元の人々や旅行者に親しまれてきました。
海辺のテラス席で味わうエッグベネディクトは、ハワイの朝を象徴する名物です。
2020年代にホテル全体の改装が行われ、レストランも大きく生まれ変わりました。
淡いグリーンと木目を基調にした内装は、モダンで落ち着いた印象を与えます。
「ブティック・ラグジュアリー」を掲げるホテルの新たなコンセプトに合わせ、上質な朝食と海辺の癒しをテーマに、洗練されたダイニングとして再スタートを切りました。
樹齢200年のハウの木と文学が息づくロケーション

このレストランの中心には、樹齢200年を超えるハウの木がそびえ立っています。
枝葉はワイキキの強い日差しをやわらげ、訪れる人々に心地よい木陰をつくります。
朝は光が差し込み、夜はライトアップされて幻想的な雰囲気に包まれます。
19世紀末には、イギリスの詩人ロバート・ルイス・スティーブンソンがこの木の下で詩を綴ったと伝えられています。
彼が愛したこの場所は、今も“文学と自然が共存する聖地”として人々を惹きつけています。
時を超えて生き続けるハウの木は、ハワイの文化と心を象徴する存在です。
シェフ・クリス・カジオカが描く、ハワイの味とエッグベネディクトの進化

ハワイ・ワイキキの名店を率いるのは、ハワイ出身の実力派シェフ、クリス・カジオカ氏です。
彼の料理は、ハワイの自然と真摯に向き合う姿勢から生まれています。
ハワイ島の契約農家で育てられた卵、マウイ産の野菜、オアフ島で獲れた魚介など、地元の素材を最大限に生かすため、仕入れから調理まで一切の妥協を許しません。
カジオカ氏の目指す料理は、“食を通じてハワイの風土を感じてもらうこと”。
派手さよりも、素材が持つ本来の魅力を引き出すことに重点を置いています。
その哲学は、ハウツリーの看板メニューエッグベネディクトにも表れています。

ふんわりと立ち上るバターの香り、ナイフを入れた瞬間にあふれる黄身、そして柑橘の酸味を効かせた特製ホランデーズソース。
その絶妙なバランスが、朝のひと皿を特別な時間に変えてくれます。
伝統的なレシピを受け継ぎながらも、地元食材とハワイらしい感性を融合させたその味は、まさにカジオカ氏が描く“モダン・ハワイ料理”の象徴といえるでしょう。
どの一口にも、シェフの情熱とハワイの自然が息づいています。
食べ終えたあと、もう一度この朝を迎えたくなる味わいでした。
海沿いのリゾートレストランへの行き方と駐車場ガイド

ハウツリーは、ワイキキ東端に位置するカイマナ・ビーチ・ホテル内にあります。
ワイキキ中心地からは徒歩約20分、車なら5分ほどで到着できます。
ホテルのバレーパーキングを利用できるほか、レストラン利用者向けの駐車場も完備されています。
バスを利用する場合は「カピオラニ公園前」停留所で下車し、徒歩約3分ほどで到着します。
朝食時間帯は混雑するため、午前8時前の来店がおすすめです。
特にサンセットディナーを狙う場合は、予約をしておくと安心です。
ハワイらしさと上品さが調和する洗練された空間
ハウツリーの魅力は、料理だけでなく空間そのものにもあります。
天を覆うように枝を広げるハウの木の下には、潮風が心地よく通り抜けるテラス席が並んでいます。
木漏れ日が降り注ぐ中で味わう朝食は、まさに“ハワイの朝”を象徴する体験です。
店内は白とミントグリーンを基調としたインテリアで統一され、穏やかで落ち着いた印象を与えます。
ビーチサイドのリゾートらしさと上品なデザインが融合した空間は、どの時間帯に訪れても心を癒してくれるでしょう。
- スタッフの笑顔とサービスが自然で、ハワイらしい温かさを感じました。
- テーブルごとの間隔が広く、ゆっくりと会話を楽しめる落ち着いた空間でした。
海と風を感じながら楽しむ極上のブランチメニュー
ハウツリーのメニューは、時間帯によって表情が変わります。
朝食では、看板のエッグベネディクトをはじめ、リコッタパンケーキやロコモコ、アサイーボウルが人気です。
ブランチタイムには、新鮮な地元野菜を使ったプレートやトロピカルフルーツのカクテルが提供されます。
ディナーでは、太平洋の海を望みながら味わう5コースのプリフィックスメニューが登場します。
どの料理も、地元食材の良さを最大限に生かした構成になっており、シェフのセンスが光る“ハワイの味覚体験”が楽しめます。
実食レポート:ブランチに味わったエッグベネディクトとパンケーキ
まず目を奪われたのは、皿の上に美しく盛り付けられたエッグベネディクトの姿。とろりと半熟の卵がナイフを入れた瞬間に流れ出し、濃厚なチーズと絶妙に絡み合います。ベーコンの香ばしさと塩味が加わることで、旨みの層が一気に深まり、まさに口の中で完成される一皿です。
横に添えられたバジル風味のポテトフライは、香り高く、サクサクの食感が楽しいアクセントに。塩気の中にハーブの清涼感があり、思わず手が止まらなくなります。
そして何より、目の前に広がる海をボートがゆっくりと横切る風景を眺めながらいただくこの料理は、味だけでなく“時間そのもの”が贅沢でした。言葉では言い尽くせない、五感すべてが満たされる朝のひとときでした。
見た目のかわいらしさに心が躍るリコッタパンケーキ。
ふんわりとした生地に、たっぷりのメープルシロップをかけると、芳醇な甘さが立ち上り、鼻腔をくすぐります。添えられた苺のほどよい酸味と、滑らかな生クリームのコクが見事に調和し、甘さの中に奥行きを感じさせてくれます。
生地自体は、日本で食べ慣れているものに近い印象でしたが、このロケーションと空気の中で食べるからこそ、すべてが特別に感じられます。単なる“味”を超えた、旅の記憶に刻まれる一皿でした。
- 満足度:☆☆☆☆
- 味:☆☆☆☆
- 一言:ハワイでスイーツバカンス
Hau Tree様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!





