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津市のとんかつ名店・福とんが何十年も愛される、バリバリ衣の秘密

公開日:2026年05月02日

とんかつが名物のお店

こんにちは、ケンチェラーラです。

三重県津市に、地元の人たちが何十年も通い続けてきた、バリバリとんかつの名店があります。

近鉄津新町駅から徒歩3分の場所に構える「福とん」は、一般的なとんかつの常識を覆す独自の揚げ方と、他では絶対に出会えない豚汁で、世代を超えて多くのファンを虜にしてきたお店です。

この記事では、そのこだわりの調理技術から、メニューや価格、店内の雰囲気、アクセス情報まで余すことなくご紹介します。

津市でコスパ最強のランチを探している方にこそ、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 11:00〜14:00(L.O. 13:30)/16:30〜19:45(L.O. 19:30)
定休日 日曜日
電話 059-228-5950
予算 昼:¥1,000〜¥1,999/夜:¥1,000〜¥1,999
場所 三重県津市南丸之内10-16
備考 現金のみ・予約不可・
駐車場なし(近隣コインパーキング利用/駐車証明書で割引あり)
リンク 食べログ




津市の名店・福とんが愛され続ける、バリバリとんかつのこだわりとは

お店の看板

津市のとんかつ好きの間で「あの衣のバリバリ感はほかでは絶対に食べられない」と語り継がれてきた名店、それが福とんです。

低温調理や厚切り肉が注目を集めるとんかつ業界のトレンドに背を向けながらも、地元の人々に愛され続けてきました。

その秘密は、衣・肉・豚汁のそれぞれに宿る、妥協なき技術の積み重ねにあります。

何十年経っても変わらない味と空気感が、津市の人々にとっての「帰る場所」になっています。
一度訪れると、また来たくなる理由がきっと見つかるはずです。

パン粉に頼らないバッター液仕立てが生む、クリスピー食感の正体

バリバリ食感のとんかつ

一般的なとんかつというよりは、厚手の衣を纏ったフリッターや、揚げ焼きに近い独特のスタイルです。

この『福とん』ならではの唯一無二の食感を強調することで、期待値のズレを防げます。

高温の油でしっかりと揚げることで衣の全体にメイラード反応が均一に起き、噛んだ瞬間に「バリバリ」「ザクザク」という快音とともに香ばしさが口いっぱいに広がります。

駄菓子のように軽やかでありながら、揚げ物ならではのジャンキーな中毒性をあわせ持つ、一度経験したら忘れられない食感です。

外はバリバリ、中はしっとり——この絶妙なコントラストを一口で体感できるとんかつは、なかなか他では出会えません。
ひと噛みごとに、また来たくなる理由が積み重なっていきます。

赤味噌とキャベツと豚の脂が溶け合う、唯一無二の豚汁の味わい

とんかつと同じくらい愛される豚汁

東海地方の食文化を代表する赤味噌(赤だし)をベースにした豚汁は、具材の選び方からして他の店とは一線を画しています。

里芋や人参といった根菜類ではなく、キャベツ・油揚げ・ネギ・そして豚の脂身が主役を担っているのが特徴です。

キャベツの自然な甘みが赤味噌の力強い塩味をやわらかく受け止め、豚の脂身から溶け出した旨みがスープ全体に重厚なコクを与えています。

この深い味わいは、一口すすると箸を置けなくなるような引力があります。バリバリ食感のとんかつと、コク深い豚汁と、炊きたての白いご飯——この三位一体の組み合わせこそが、このお店の本質です。




大とんかつから串カツまで、メニューと価格一覧

シンプルなメニュー表

メニューはシンプルながら、的確な選択肢が揃っています。

看板の「大とんかつ」は630円、肉の厚みを楽しみたい方には「上とんかつ」が830円、脂を控えてさっぱりと味わいたい場合は「ヒレかつ」が980円です。

多くの常連客が愛用しているのは、大とんかつ(630円)・めし大(270円)・豚汁(270円)を自由に組み合わせたスタイルで、合計1,200円ほどでボリューム満点の食事が完成します。

かつ丼や串カツといった一品料理も揃っており、昼食はもちろん、夜に一杯傾けながら楽しめる懐の深さもあります。

※訪問時の価格です。昨今の原材料高騰により変更となる場合があります

昭和の空気が今も息づく、懐かしい店内の様子

店内の様子

店内に足を踏み入れると、真っ先に感じるのは時間の流れが少し違うような、落ち着いた空気です。

カウンター13席と4人掛けテーブル3卓というこぢんまりとした空間には、昭和のころから変わらない大衆食堂の温かみが漂っています。

テレビからは相撲中継の音が聞こえることも多く、奥からはバリバリと揚がる音とともに香ばしい匂いが漂ってきます。

二代目の大将は物腰が柔らかく、丁寧な接客で常連客から厚い信頼を寄せられており、「先代の味と人柄を正しく受け継いでいる」と地元の人々に語り継がれています。

華やかさとは無縁ですが、だからこそ何度でも訪れたくなる、気取りのない居心地のよさがあります。




津新町駅から徒歩3分、知っておきたいアクセスと駐車場情報

お店の外観

近鉄津新町駅を降りて、徒歩わずか3分(約191m)の場所にあります。

住所は三重県津市南丸之内10-16で、三重県庁や津市役所のほど近く、津市の中心エリアに位置しています。

電話番号は059-228-5950で、遠方から訪れる際や材料切れが心配な場合は、事前に確認しておくと安心です。

自前の駐車場はありませんが、近隣の名鉄協商パーキングを利用した場合、精算機で発行した「駐車証明書」を会計時に提示すると100円から200円が返金されます。

この証明書は必ず入店時に提示しましょう。

精算後の提示では対応できない場合があるため、車を停めたらすぐに精算機で『駐車証明書』を発行するのが鉄則です。

なお、支払いは現金のみとなっているため、あらかじめ手元に用意してから出向くのがスマートです。

大とんかつ定食を注文して感じた、正直な感想

この日は、前職でご縁のあった方をお誘いして福とんへ伺いました。

席に着き、手渡されたメニューを開いた瞬間、思わず目を見張りました

品数こそ絞り込まれていますが、大とんかつ630円、上とんかつ830円——全品が1,000円の壁を超えていません。

原材料費の高騰が続くこの時代、慣れきった感覚が一瞬リセットされるような、静かな衝撃でした。

三重県庁や津市役所を擁する南丸之内のサラリーマンたちが、昼どきになるとこの暖簾をくぐり続ける理由が、この一枚のメニュー表だけで腑に落ちました。

迷わず大とんかつを選びました。

目の前に運ばれてきたとんかつに箸を入れると、衣がはじけるような乾いた音を立て、断面から立ち上る淡い湯気とともに豚脂の甘やかな香りがほんのりと鼻腔をくすぐります。

口に含んだ瞬間、衣の香ばしい苦みと脂の溶けるようなコクが重なり合い、噛み締めるほどに肉の旨みが舌の上でじわりと広がっていきます。

塩加減はあくまでも控えめで、素材の持ち味を素直に引き出す潔さがあります。

白いご飯との相性は言うまでもなく——一口食べるたびに箸が茶碗へ向かい、その往復が気づけば止まらなくなっていました。

何よりも印象深かったのは、豚汁でした。

器に顔を近づけると、赤味噌の発酵した深い香りがふわりと立ち上り、その奥に豚脂の甘みが静かに重なります。

一口すすると、赤味噌特有の奥行きある塩みがまず前に出て、続いて豚の脂身から溶け出した丸みのあるコクがゆっくりと押し寄せてきます。

やわらかく煮えたキャベツの自然な甘みがその合間に入り込み、力強いスープ全体を静かに橋渡ししていました。

とんかつの香ばしさと、豚汁の発酵の深み、そして炊きたてのご飯の甘み——この三つが口の中で溶け合ったとき、思わず「これは毎日通えるな」と声に出しそうになりました。

店内には昭和の大衆食堂が持つ、肩の力が抜けた温かみがあり、それもまた食事の満足度を底上げしてくれます。

630円という価格がただの「安さ」ではなく、長年にわたって磨かれた技術と地元への誠実さの表れであることが、一皿を通じてしみじみと伝わってきました。

福とん、最高の一食をありがとうございました。また必ずお邪魔します。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:津新町でトンカツと言えば

福とん様、最高の食事をありがとうございました。
本日も最高のペロペロでした!